2008年6月23日 (月)

JIM JIDHED/FULL CIRCLE・・・86点

Jim
Musicフル・サークル

  アーティスト:ジム・ジッドヘッド
  販売元:キング
  発売日:2003/04/02
  Amazon.co.jpで詳細を確認する

北欧HR/HMシーン
で忘れてはならぬこのお方。スウェーデンの伝説のロック・バンド、『ALIEN』の初代Voであるジム・ジッドヘッドである。

ALIEN脱退後の1stソロ『Jim』(90)で魅せた彼の作品は煌びやかなハード・ポップ・サウンドと美声を生かしたもので良かったが、幾分地味な作風であった為にすっかり忘れていたアルバムでした。ごそごそと棚からひっぱり出しては今聴いてみると・・やっぱり地味ですね。ジミ・ジッドヘッドなんてシャレをよく言っていたもんだ~・・。

昨年には4枚目のソロ『Reflektioner』を発表していて話題だった。これ、未聴なんですけど、気になります。

さて今回ご紹介の『フル・サークル』は03年発表の3rdソロ・アルバム。

最近にして目覚しい活躍をするトミー・デナンダーのプロデュース作であり、安定感抜群の一枚だ。トミーはギターとキーボードも兼任している。

円熟味を増したジムのヴォーカルはマイルドでとても伸びが良く、そのサウンドは時にジャーニーを想起させる。①のイントロを聴いた瞬間、「あ、きた!!」と歓喜するだろう。

ほとんど捨て曲なしのメロディアスなナンバーが14曲ギッシリ詰まっています。

③なんか、最高です。⑨のバラードもエモーショナルで素晴らしい。

このアルバムで見事にシーンに復帰した彼、優れたサポート・ミュージシャンと美声が融合したメロハーの傑作です。

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2008年6月17日 (火)

HEART/BRIGADE・・・93点

Brigade Music Brigade

アーティスト:Heart
販売元:Capitol
発売日:1990/03/16
Amazon.co.jpで詳細を確認する

一般的にHEARTを語るアルバムなら80年代に人気沸騰した作品『HEART』(85)となるのかもしれないが、私が一番好きなアルバムはこの『ブリゲイド』(90)

前2作よりもサウンド・プロダクションが向上、よりハード・ロックのタフさとダイナミックなスケール感が押し出された珠玉の名盤だ。全米3位を記録。今回、リッチー・ズィトーがプロデュースしている。

素晴らしいヴォーカル・メロディはここでも堪能でき、ポップで入りやすい。②は全米2位まで上昇した美しくも軽快なバラード・ナンバーです。

ピアノ&アコギから徐々に盛り上がるドラマティックな③、ダイアン・ウォーレン作の⑤も強力なパワー・バラードだ。

ヘヴィながら哀愁のサビがいい⑥からアルバム中一層輝くアップ・ナンバー⑦へ。壮麗なコーラスとキーボードの導入が完璧な楽曲です。アコギで語る⑧はメロディが冴えるアン&ナンシー姉妹によるペンの爽快な曲。気持ちのいい青空が広がるイメージ・ソング

後半の⑩⑫⑬にも素晴らしいバラードが用意されている。これだけラブ・バラードが充実した作品もそうそうないだろう。ヴォーカル・ワークもとても充実している。

タイトなドラムにハード・エッジなギター、巧いヴォーカル。ずば抜けたサウンドは今になっても輝き続けております。

尚、私がかつて購入した限定BOX仕様には3曲のボーナス・トラック入り8cmCDが付いています。ここにも名曲と呼べるダイナミックなサウンドのバラードが収められています。 “ネヴァー・ストップ・ラヴィング・ユー”、アルバムの中に入っていたらさらに強力な作品になっていたでしょう。点数、3点上乗せします。

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2008年6月15日 (日)

HEART/BAD ANIMALS・・・84点

Bad Animals Music Bad Animals

アーティスト:Heart
販売元:Toshiba EMI
発売日:1990/10/25
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87年に発表された“HEART産業ロック3部作”第2弾。続く『ブリゲイド』(90)を語るに、やはりこのアルバムは外せない。

大成功した前作『HEART』の流れをそのまま移したかのような楽曲は、ロン・ネヴィソンの力と外部ライターによる美しき旋律に他ならない。

この作品には全米No.1になった名バラード②が収録されていて、これがまたとても良い曲。マドンナなどにも曲提供をしていたビリー・スタインバーグ&トム・ケリーの才気溢れる名曲である。最近ではセリーヌ・ディオンがカバー曲として歌っていて話題だった。

全体的にソフトになり落ち着いた印象のアルバムですが、軽快なハード・ポップ①やKey主体の壮麗な③、ポップながらも力強いサビがグーな⑦、シティ・ポップな感じのバラード⑧など良い曲が当然の如く揃っている美品。

地味なジャケが惜しいが、洗練されたサウンド、粒の揃った楽曲の数々にハートが和む。

そしてHEARTの魂は『ブリゲイド』で爆発する。

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2008年6月14日 (土)

HEART/HEART・・・86点

Heart Music Heart

アーティスト:Heart
販売元:Capitol Records
発売日:1990/10/25
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地味な存在だったバンドが一気にスターダムへと伸し上がるとき。キャピトル・レコードへと移籍したバンドはプロデューサーであるロン・ネヴィソンと外部ライターの起用により新しい次元へと到達した。全米No.1に輝いた、アン&ナンシー・ウィルソン姉妹率いるハード・ロック・バンドの85年作。

後に発表される『バッド・アニマルズ』(87)『ブリゲイド』(90)と合わせて“産業ロック3部作”と勝手に呼んでおります。

ハード・ロックというにはあまりにポップ、しかしここにあるメロディ・ラインやアレンジは実に煌びやかで良い。

MTVのヘヴィ・ローテーションにより②がTOP10入り、続いて③が4位に上昇、さらに④が1位になりアルバムはロング・セールスを記録。

個人的に最高傑作だと思っている『ブリゲイド』よりかはかなりポップなアルバムですが、この『HEART』の位置付けは大変重要なものであり、ジャケのセンスも大したものであります。いかにも80年代!

強力なバラード群の中、メロディ展開が絶妙な①やノリが良くサビが気持ちいい⑥なども印象的。

潤いと情熱、パワー溢れる名ヴォーカリストが一層輝いた名作です。
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2008年6月 6日 (金)

GREAT WHITE/SHOT IN THE DARK・・・88点

ショット・イン・ザ・ダーク Music ショット・イン・ザ・ダーク

アーティスト:グレイト・ホワイト
販売元:EMIミュージック・ジャパン
発売日:2005/10/26
Amazon.co.jpで詳細を確認する

『LAメタル』の功績・財産として残しておきたいグレイト・ホワイトの86年傑作2ndアルバム。05年にデジタル・リマスターで再発された。

これ以外の彼らの作品は、正直あまり興味が無いと言うか、印象に残っていないのでなんとも言えないのですが、この2ndだけは素晴らしく記憶に残っております。(3rd『ワンス・ビトゥン』も名作・・といわれるが、個人的にはまぁまぁな作品だった)

さて、何がいいかというと、とてつもなく強力なバラードがラストに入っているから。そう、 ⑧『ウェイティング・フォー・ラヴ』があまりに凄みのある曲で強烈。北欧メタル風の煌くキーボードから悲壮感漂うヴォーカル、徐々に盛り上がりを魅せ、ソロで爆発するギター・ワーク、どれをとっても一級品。ちょっと情けない感じのVoが独特でいい。

楽しげな前半の曲から後半でKeyが目立つ楽曲で進む構成が意外なアルバム。タイトル曲⑤以降、北欧のバンドかと思ってしまうほどのアレンジ、メロディが秀逸でした。

LAメタル・バンドとしては『ドッケン』あたりと同じ匂いがある作品だ。⑦を聴くとBON JOVIさえ思い出す。

"ウェイティング・フォー・ラヴ”、ジャケの美しさとともにそそられる劇的な名曲です。80年代、あの頃のアメリカのバンドは美しかった。
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2008年6月 3日 (火)

燃える家『ファイアーハウス』

これね、このあいだB OFFで250円で売ってました。
もう、笑っちゃいましたよ、ひとりで。こんなのあったんだ・・・


Firehouse_2





















はい、FIREHOUSEの1stアルバムUS版です。


最低ですね、これ(苦笑)。おねぇさん、何してんの?(爆)

これでホントに販売していたとは、信じられん。燃えてるよ、家が!!


まさしくFIREHOUSE!現在Amazonでも手に入る。


アルバム・レビューはこちら

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2008年6月 2日 (月)

DREAMTALE/PHOENIX・・・86点

Img010

Music フェニックス

アーティスト:ドリームテイル
販売元:マーキー・インコーポレイティド
発売日:2008/05/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

待ってましたの『DREAMTALE』、4thアルバムです。いや、正直前作がイマイチでしたので期待はあんまりしてませんでした。それでも彼らを応援したい気持ちは変わりません。

で、中身はどっこい、名盤1stの勢いが戻ったかのごとく、再び疾走してくれてます。それもまたクサクサに(笑)①②を聴いて思わず唸った方もおられるのでは!?

今回、バンド・メンバーがゴツイ写真で登場してますが、1st当初のメンバーはラミ・ケラネン(G)唯1人となり、ヴォーカルも替わってます。

ジャケのイメージからはジャーマン臭が漂い、ゴリゴリのパワー・メタルを想起させますが、出てくるメロディは「これぞ!」と呼べる『DREAMTALE節』

ペロペロピロピロキラキラとキーボードはSTRATOVARIUSSONATA ARCTICAの如く輝いております。北欧パワー・メタル、ここにアリ。

キャッチーな王道メトゥ④もグー!踊るようなメロの曲⑥や⑨⑪⑫には女性コーラスが入る。

そして、まるでSONATA ARCTICAな泣きメロ疾走曲⑦。これがいい曲なんだね~。歓喜歓喜。

DREAMTALEは男女デュエットがひとつのウリになっていると思うのだが、ドラマティックな⑩でも大きく取り上げられています。

ためらってるクサメロ・ファンの人は買いましょうね。エエから。
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2008年5月22日 (木)

DREAMTIDE/DREAM AND DELIVER・・・83点

Photo

Music ドリーム・アンド・デリヴァー

アーティスト:ドリームタイド
販売元:キングレコード
発売日:2008/05/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

FAIR WARNING復活から2年、今度はヘルゲ・エンゲルケ(G)が自らのバンドの3rdアルバムを発表。ドラマーにはC.C.ベーレンズが再び参加している。

伸びやかで気持ちのいい歌唱力を披露するのはオラフ・ゼンクバイル。FAIR WARNINGと比較されるサウンドでありながらも巧いヴォーカルに、どこか“アメリカ先住民族”を想起させるメロディ展開が心地良い。

2ndはいまいち印象に残らぬ作品(良い作品ではあるのだけれど)でしたが、それは1stアルバム収録の『What You Believe In』のインパクトが強かったから。あの曲を超える感動が欲しかったのでしょう。

今回の3rd、作品の流れとしては順当な、“らしい”アルバムだと思いました。①を聴くとはずした感がありますが、②がキャッチーで「おおっ!」となります。

結構穏やかなアルバムですね。ヘルゲらしいメロディとホットなアンサンブルが楽しめます。

政治家を“人間のクズの王”と歌う⑥やネット・ダウンロードについて問う⑦など歌詞も面白い。ちゃんとメロディも機能している。踊るようなサビが印象的な⑪もGOOD。

ラブ・ソングが少ないせいか、全体的にあっさりしています。

1stほどのインパクトはないですが、余裕のある時にゆっくりと聞いてみたい作品。②がとりあえずはオススメのチューンです。
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2008年5月18日 (日)

EVA/BLUE・・・84点

Blue_eva
IconmusicBLUE

  アーティスト:エヴァ
  販売元:ハート・オブ・スティール
  発売日:2007(08)
  →公式サイト

AOR HEAVENからリリースされていた1st「THE ONE」(01)も話題だった、イタリア出身メロディアス・ハード/AOR・バンドによる2ndアルバム。

これ、Amazonで探しても出てこないですね。リンクは公式サイトへ勝手に貼っときました。『Audioコーナー』で見れる曲順と私が手元に持っているアルバムとは曲順が違います。

『BEFORE I SAY GOODBYE』から始まりますが、適度なKey&Gの装飾にキャッチーなヴォーカル・メロディがなかなかに良い。ハスキーでやや暑苦しいVoの感触はオランダの1ST AVENUEをふと思い出す。

イントロから泣きが入った②『WHY DON’T YOU CALL ME』、煌くKeyに哀愁Voが漂う③『DO YOU KNOW、ハード・ポッピーな④『ONE DAY WITHOUT YOU』、軽快・壮麗な⑥『MY HOME』などオススメです。

TOTO,JOURNEY,SURVIVORあたりを想起させる楽曲はまさしく“産業ロック”といった感じで、特別 目新しいものがあるわけではないが、心地よいサウンドに身を委ねられる。

「ああ・・やっぱりこういうの、好きだわ~」と納得の、安定感ある美品だ。

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2008年5月17日 (土)

DOKKEN/LIGHTNING STRIKES AGAIN・・・84点

Don_dokken

Music ライトニング・ストライクス・アゲイン

アーティスト:ドッケン
販売元:キングレコード
発売日:2008/05/09
Amazon.co.jpで詳細を確認する

このタイトルにこのジャケ。泣かせます。嬉しいです。80年代黄金期のサウンドが新たなギタリスト、ジョン・レヴィンの手腕により見事なまでに味付けされている模様。

いや、ホントはね、ジョージ・リンチのギターが聴きたかったです。しかしながら、ジョン・レヴィンという男、只者ではないんだな。

あ、余談ですが、最初はEUROPEのメンバーかと思っちゃいました。まさかギターを手にするとは思いませんでしたけど、、。そういえば、ジョン・ノーラムもDOKKENの作品で弾いてましたね。うっかり忘れていたことをいろいろと今になり思い出してきた。

さて、本作の内容、哀愁のドッケン節とともに繰り広げられる①②の“いかにも”なリフレインがアルバム全体への期待を醸し出し、それは③で確信へと変わる。

モダンな④はおやっ?と思うが、続くバラード⑤で穏やかな風景を描き出しいい感じ。硬質な⑥では王道メタル・サウンドが堪能できる。流麗なアップ・ナンバー⑦もいい。

哀メロ・バラード⑧はサビが絶品である。円熟味を増したドンのヴォーカルが冴え渡る。

⑫のギター・リフも面白いですね。さりげないようでいてしっかりと印象付ける。

「これぞ!」と呼べるキラーチューンは無いかもしれないが、ドッケン節はたっぷり聴ける素晴らしき一品だ。

もう一度、初期の過去作を聴いてみたくなるような味わい深い作品です。

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2008年5月 8日 (木)

TED POLEY/Smile・・・85点

Smile Music Smile

アーティスト:Ted Poley
販売元:Locomotive
発売日:2008/03/04
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叙情派ハード・ロック・バンド『PROPHET』のドラマーから、『DANGER DANGER』のヴォーカルとして活躍していたテッド・ポーリーの復活ソロ・アルバム。

今年『DANGER DANGER』の新作が待機中である。

初期BON JOVIを彷彿とさせた『DANGER DANGER』の煌びやかなハード・ポッピー・サウンドは当時なかなかの衝撃でしたが、ハスキーなヴォーカル・メロディもかなりのインパクトがありました。そのヴォーカルが再びメロディックになり返ってきた。

ギター、ベース、プロデュースを手掛けるのは元KING KOBRAのJKノースラップ。とてもエモーショナルにメロディックに、じっくりと楽曲を盛り上げています。

キーボードには『TAKARA』の3rdに参加していたエリック・ラグノのクレジットが。

注目の楽曲は全編に渡り盛り込まれているが、特筆すべきは『KHYMERA』THE GREATEST WONDERでも活躍しているソングライターのマーティン兄弟による曲①②⑦⑩⑫。

良質な哀愁メロディが堪能できてテッド・ポーリーのヴォーカルとなかなかにうまくマッチしている。

叙情派路線が適度に似合うヴォーカリストのメロハー・アルバムです。

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2008年4月27日 (日)

KHYMERA/THE GREATEST WONDER・・・91点

ザ・グレイテスト・ワンダー Music ザ・グレイテスト・ワンダー

アーティスト:キメラ
販売元:キングレコード
発売日:2008/04/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「捨て曲が無い!」メロディアス・ハード・ロックの傑作がここに届けられた。

イタリアン・ロック・シーンを代表するマルチ・プレイヤー、ダニエル・リヴェラーニ(Key,b)によるメロハー・プロジェクトの3rdアルバム。

ヴォーカルは前作からの続投で、PINK CREAM69のベーシストであり数々のプロデュース作でお馴染みのデニス・ワードが担当。マイルド且つハスキーな美声で作品を盛り上げる。

かつて栄華を誇った“産業ロック”を想起させる哀愁メロディック・ナンバーのオン・パレードに嬉しくなりました。前作よりも一貫したメロディ展開を、全編に渡り効かせるのはトム&ジェームズというマーティン兄弟のペンによるもの。彼らがこのバンドのブレインと言ってもいいだろう。

都会的な夜景が浮かぶ、洗練されたサウンドのバラード⑥を聴くとアメリカン・ポップな印象さえ受けます。極上のAOR ⑧やハード・ポップ⑨もまた然り。

サビが絶品な哀メロ・ナンバー⑦や躍動感のある⑬はひとつのハイライトになっている。鳥肌立ちますわ~

最後の最後まで美旋律が途切れない。ジャケとサウンドのイメージにかなりの隔たりを感じるが、この透明感溢れ、ハートに染みる美世界はシティ・ポップな大人の魅力で溢れています。最高!!

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2008年4月25日 (金)

STEELHEART/STEELHEART・・・86点

Steelheart Music Steelheart

アーティスト:Steelheart
販売元:MCA
発売日:1990/05/10
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マイク・マティアヴィッチ超絶・強力ハイトーン・ヴォーカルとヨーロッパ的なメロディが美しく響く鋼鉄の心臓、『スティールハート』のデビュー・アルバム。

なにはともあれこのアルバムには⑨『She’s Gone』という名バラードが収録されている。当時高校生の私の心に深く刻み込まれた衝撃の泣き泣きバラードである。

ピアノの切ない旋律から泣きのギターが入り、徐々に盛り上がりを魅せサビで一気に爆発するこの上ない名曲。

LAメタルちっくなカッコイイ②やファンキーな⑦、軽快なアップ・ナンバーのロックンロール⑧など明るい楽曲を織り交ぜ、美麗ながらもキャッチーな④、バラード⑨といった日本人好みともとれる印象的な楽曲を配置。

パーティチューン⑩で爽快にアルバムを締め括ってくれるのがまた好印象だ。

尚、私が現在所有している国内盤仕様には6曲目に『She’s Gone』のライヴ・バージョンが入っています。後半の曲順がずれています。

とかく幸せいっぱいの人には似合わないかもしれないバラード⑨。
男泣きの真髄がここに炸裂しています。

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2008年4月23日 (水)

ASIA/PHOENIX・・・84点

フェニックス Music フェニックス

アーティスト:エイジア
販売元:KINGRECORDS.CO.,LTD(K)(M)
発売日:2008/04/23
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『WETTON|DOWNES/IconⅡ-Rubicon』で既に王道ASIAサウンドを復活させていたジョン・ウェットン(Vo,B)ジェフ・ダウンズ(Key)スティーヴ・ハウ(G)カール・パーマー(Ds)を引き連れ、ここにオリジナル・メンバーによるニュー・アルバムを完成させた!!まさに奇跡の復活劇。

産業ロックと言うと語弊があるかもしれないが、難解であるはずのプログレを極上のポップ・サウンドへと昇華した美しく聴きやすい1stアルバム『ASIA』(82)全米NO.1を9週連続キープ、全世界で1500万枚のセールスを記録した。そしてそのサウンドは2nd『ALPHA』、3rd『ASTRA』へと受け継がれる。

待ちに待ったこの瞬間。ジョン・ウェットンの透明感のある伸びやかなヴォーカル・スタイルが大好きで、ジェフ・ダウンズのドラマティックでキラキラしたサウンドとよく似合っている。

オリジナルのラインナップは実に25年振り。しかし①を聴けば、あの頃のサウンドが戻ってきたと実感します。衰えることの無い煌きがこの上なく感動的。

名曲『The Smile Has Left Your Eyes 』を一瞬想起させ、優しくも泣かせる③や美しいメロディが胸を打つバラード⑥がまた良い。

地味ながらもドラマを魅せるプログレ大作④、軽快なポップ・ナンバー⑤、雄大な⑦⑫。

個人的にはかつての派手な展開をもっと欲しかった気がするが、円熟味を増した珠玉のメロディに心和む一枚です。

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2008年4月18日 (金)

FIREHOUSE/FIREHOUSE・・・83点

ファイアーハウス Music ファイアーハウス

アーティスト:ファイアーハウス
販売元:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
発売日:2008/04/16
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9年ぶりの来日で話題の中、リマスター盤が発売された。アメリカン・ハード・ロックの王道を地でいくFIREHOUSE、90年発表の1stアルバム。

これ聴いたの、高校ぐらいでしたかね、また懐かしのサウンドです。実にキャッチーで気持ちのいいコーラス・ワークが冴え渡る作品。

②なんて爽やかなまでにサビが印象的で、思わず一緒に歌いたくなるような快活な仕上がり。⑦も健康的に響いてくる良い曲だ。

⑨のアコギに続く⑩はなかなかに当時、衝撃的なカッコイイ曲でした。今聴くと「ああ・・やっぱり名曲だよな~」なんて、感慨深く思えたり。こんなストレートにカッコイイ曲はそうは無い。まさしくセンセーション。

そして全米3位を記録した美しきバラード⑪へと流れていく。しんみり流れる王道バラード。間奏のわずかなギターソロも泣かせる。

BON JOVIも関連しているだけにさすがの一品だ。2ndも良かったよな~。

新作は出ないのだろうか。ノスタルジーで終わらせたくないバンドです。

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2008年4月12日 (土)

WHITE LION/RETURN OF THE PRIDE・・・79点

リターン・オブ・ザ・プライド Music リターン・オブ・ザ・プライド

アーティスト:ホワイト・ライオン
販売元:キングレコード
発売日:2008/04/09
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BON JOVINIGHT RANGERと並びに80年代メロディアス・ハード・ロックの全盛期を代表するバンド、WHITE LIONが戻ってきた。

かの名盤2ndアルバム『PRIDE』(87)〈全米11位)を産み落とした奇跡のメロハーバンド。

もう、すっかり忘れていました。しかし『PRIDE』はむちゃくちゃ感動した作品だったのですね。シングルも大ヒットを記録していて、『Wait』〈全米8位〉、『 When the Children Cry 』〈全米3位〉、『Tell Me 』〈全米58位〉など名曲多数。懐かしいな~。

今回はヴォーカルのマイク・トランプ以外は新メンバーということで不安はあるものの、17年振りの『WHITE LION』名義のアルバムだし、なんせタイトルがタイトルですからスルーするわけにもいきません。じっくり聴いてみました。

もう、マイクが歌えば“WHITE LION”っていう感じになりますね。甘いハスキー・ボイスが郷愁そそり、叙情的な②やピアノ・バラード⑦なんか、実に感動的だ。明快な⑤も良い。

1曲目からドラマティックなナンバーが登場したけれど、全体的になんか籠ったサウンドが惜しかった。弱冠のずば抜けないサウンドが気になります。

ヴィト・ブラッタの泣きのギターはここで聴けませんけど、とりあえずは往年の名曲も聴けるかもしれない新メンバーのライヴに期待しましょう。

4月16日発売のライヴDVD
『CONCERT ANTHOLOGY 1987-1991』で昔を堪能するのも良しです。買いますね、間違いなく(笑)
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2008年4月 1日 (火)

WORK OF ART/Artwork ・・・87点

アート・ワーク Music アート・ワーク

アーティスト:ワーク・オブ・アート
販売元:キングレコード
発売日:2008/03/26
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うわわ~っ、こんな爽快なメロディック・ハードポップは久しぶりに聴いたって感じ。爽やかな大空と風に吹かれて、突き抜けた感覚が気持ちいい。

まさにこのサウンドはアメリカ産業ロック系、TOTOJOURNEYを想起させる。Voの声質からしてマイク・スラマー率いる『STEELHOUSE LANE』なんかも思い出した。スウェーデンのバンドにしては、80年代にあったアメリカ寄りのサウンドを絶妙なアンサンブルで効かせる。

くすぐったくなる程に気の利いたキーボードの活躍が目覚しく、マイルドなヴォーカル・メロディと適度に鳴り響くギター・ワークに胸躍る。

①から絶好調!バラード⑥⑦を挟んで⑧に来ると北欧らしいハードポッピーなサウンドにも出会います。⑪もまた然り、コレ、サビが最高!!

シャレた展開の⑨⑩などは幅広い音楽性を期待させる。

北欧のロック・バンドはまだまだ優れた音楽性を発揮する偉材で溢れているのではなかろうか。懐古趣味に囚われるのではなく、新しい風に吹かれながらもワーク・オブ・アートの伝統美を楽しんじゃいましょう。

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2008年3月28日 (金)

JOURNEY/FRONTIERS・・・84点

フロンティアーズ Music フロンティアーズ

アーティスト:ジャーニー
販売元:Sony Music Direct
発売日:2004/05/19
Amazon.co.jpで詳細を確認する

驚異の売り上げを記録したジャーニー・サウンドの頂点である『ESCAPE』(81)に続き発表された大飛躍作。83年作。

ジャーニーといえば『ESCAPE』を連想する方が多いかもしれませんが、私はこの『FRONTIERS』の方がどちらかといえば好きな作品です。

それもそのはず、強力なハード・ロック・ナンバー①『SEPARATE WAYS(WORLDS APART)』が収録されていて、もう、この一曲だけでノックアウトされたのでした。永遠不滅の名曲です。

スペーシーな空間美を演出したアルバムの全体像が素晴らしく、とても奥深いサウンドで構成された作品。

スティーヴ・ペリーのヴォーカル・メロディにウットリさせられるバラード②の美しさはジョナサン・ケイン(Key)ニール・ショーン(G)のコンビネーションにおける構築美でより一層際立つ。

骨太な③から雄大な④へ。そして感動のピアノ・バラード⑤。⑥も①と並びに大好きな一曲です。ハード・ロックたる魅力に溢れたアップ・ナンバーだ。

プログレッシヴ・メタルの先駆け的⑧⑨の妙技も印象に残る。

『ESCAPE』はちょっとソフトすぎて個人的にはまるで印象に残らなかったのですが、この『FRONTIERS』を経てジャーニーへの見方が変わり、過去作を聴きなおした経緯があります。

幾多のメンバー・チェンジもなんのその、各々のメンバーの才覚は計り知れません。また『ESCAPE』、聴きなおそうかな。

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2008年3月27日 (木)

KANE ROBERTS/SAINTS&SINNERS・・・91点

Kane_roberts_2

Iconmusic_2セインツ&シナーズ

   アーティスト:ケイン・ロバーツ
   販売元:ビクター
   発売日:1991/02/21

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アリス・クーパー・バンドの一員として一躍注目を集めた火を吹くマッチョ・ギタリストケイン・ロバーツによる2ndソロ・アルバム。

錚々たるソングライター陣による楽曲は捨て曲も無く愉快・痛快。デスモンド・チャイルド前面バック・アップによりパワー・ポップなメロディアスHRとなっています。

ジョン・ボン・ジョヴィ/リッチー・サンボラ/ダイアン・ウォーレンが関わる絶唱パワー・バラード③からキャッチーなナンバーのオンパレード!

ビッグ・コーラスを多用した思わず一緒に口ずさみたくなるような内容。

④「スィーリル・シスターァ・ダァーアンス♪」

⑤「アイ・ガタ・レベル・ハーァァァ♪」

中盤からも強力なナンバーが続く。

泣きのメロディがGOODなハイライトのひとつ⑦やサビで飛翔するKeyの効いた⑨、夕日を横目にひとり佇みしてしまいそうな男泣きバラード⑩。

野暮ったくも力のある歌唱力はギタリストといえども只者ではないです。無論ギターも巧い。

火を吹く姿も観てみたいけど、こういう時代を反映した正統派路線のポップなハード・ロックが似合う素敵な男でした。

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2008年3月23日 (日)

ROBIN BECK/TROUBLE OR NOTHIN’・・・90点

Robin_2
Iconmusic トラブル・オア・ナッシング

   アーティスト:ロビン・べック
   販売元:マーキュリー
   発売日:1990/02/05
 Amazon.co.jpで詳細を確認する

昨年にはアルバム『LIVIN' ON A DREAM』が発売され、再び話題だったメロディアス・ハードロッカーロビン・べックの1stアルバム。

その昔、とある中古盤店で発見して、帯タタキに「デスモンド・チャイルドに認められたその力量・・」とあったので何気に購入して聴いてみて、驚きを隠せなかった激レアの名盤です。

そのアッパー&ハイパー・サウンドはさすがに素晴らしく、デスモンド/ポール・スタンレー/ホリー・ナイトの共作である①『HIDE YOUR HEART』から全編捨て曲も無く突き進む快作。

パワフルなハスキーボイスがロック・シンガーたる魅力を放っています。

ボニー・タイラーも歌っていた③『IF YOU WERE A WOMAN』が装いも新たに生まれ変わっていた。今でもヘビロテ可能な楽曲として輝いているホットな1曲。

続く感動のバラード『HOLD BACK THE NIGHT』の衝撃。デスモンドがアリス・クーパーと共作した名曲だ。

ダイアン・ウォーレン参加の②⑤⑦にも注目。ロビン自身も⑧⑦でソングライティングに参加している。

大ヒットしたCMソング⑩で幕が下りる本作はメロハー・マニアが唸ること間違い無しの傑作!数少ない国内盤、血眼で探しましょう~てか、再発してくれ!!

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2008年3月22日 (土)

SKID ROW/SKID ROW・・・86点

スキッド・ロウ Music スキッド・ロウ

アーティスト:スキッド・ロウ
販売元:イーストウエスト・ジャパン
発売日:1997/12/15
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ジョン・ボン・ジョヴィリッチー・サンボラのバック・アップを得て鳴り物入りでデビューした バッド・ボーイ・ロックンローラー=スキッド・ロウ、89年発表の1st.アルバム。

リーダーのデイヴ“スネイク”セイボ(G)ジョンの幼馴染みであるらしいが、BON JOVIが関わっているとはいえそのサウンドは彼らよりもヘヴィで鋭く、野生的。

なんといってもセバスチャン・バックのダーティーなまでにシャウトをかますヴォーカル・ワークの素晴らしさが際立ち、ビッグ・コーラスも印象的だ。

このアルバムには名バラード2曲が収められている。壮絶な⑤、感動的に締めくくる⑩の余韻・・。何度聞いても良い曲は良い。

アップ・ナンバー②、キャッチー&ポップな感触の③。極めつけは文字通りワイルドに展開する⑦の衝撃。

ガレージ・ロックの体臭と明快・痛快なロックンロールの楽しさが詰まった、血と汗にまみれた不良性さながらのエンターテインメント。

マイケル・ワグナーのプロデュースというのも忘れてはな