★HARD ROCK/HEAVY METAL

2009年7月 8日 (水)

PRAYING MANTIS/A CRY FOR THE NEW WORLD・・・89点

Acryforthenewworld

Iconmusic

ア・クライ・フォー・ザ・ニュー・ワールド

 アーティスト:プレイング・マンティス
 販売元:ポニーキャニオン
 発売日:1993/05/21

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プレイング・マンティス復活!ということで、過去の名盤をここでご紹介。アイアン・メイデンと同時期に出たバンドの老舗でありながらも、いまいち知名度が低い気がせんでもない。

彼らを知らない人はデビュー・アルバム『TIME TELLS NO LIES』(81)やNWOBHM10周年記念コンサートをきっかけに復活した2nd『PREDATOR IN DISGUISE』(91)よりも本作3rd以降の作品をまずお薦めしたいと思う。

ティノ(G,Vo)&クリス(B,Vo)のトロイ兄弟を中心にデニス・ストラットン(G)、ブルース・ビスランド(Ds)、新人のコリン・ピール(Vo)を迎えて“A CRY FOR THE NEW WORLD”は製作された。当時ジャケ裏の好青年の姿に違和感を覚えたのは私だけでは無かったはず(笑)辞めちゃったのがなんとも悔やまれるのだ。

で、歌唱力も素晴らしく、その泣きの入ったメロディアス&ドラマティックなサウンドに見事にフィットし感動一入だった。

イントロのギターがやたらとカッコイイ④⑤⑦⑩、ポップなバラード⑨など、捨て曲ほとんど無しの楽曲が全編楽しめる。とにかく、これ!このアルバムをまずチェックしてほしい!!という感じ。今年“High Quality CD” としても再発された。

ヴォーカルは常に交代しているバンドだが、マンティス・サウンドは健在なはず。新作が期待される。
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2009年7月 3日 (金)

TERRY BROCK/BACK TO EDEN・・・85点

Photo_2

Iconmusicバック・トゥ・エデン

 アーティスト:テリー・ブロック
 販売元:マーキー・インコーポレイテッド
 発売日:2001/06/21

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サンストームで思い出した曲『FOREVER NOW』収録の、貫禄あるメロディック・ロックの逸品。

テリーは元STRANGEWAYSのヴォーカリストだ。THE SIGNのアルバム『サインズ・オブ・ライフ』(00)の活躍も本作と並びに話題だったが、これが初のソロ作となる。THE SIGNのメンバーであるマーク・マンゴールド(Key)とランディ・ジャクソン(g)、ビリー・グリアー(b)が再びバックを務めた。

ちょっと暑苦しいが、エモーショナルに伸びやかに歌い上げる歌唱力が絶品で、JOURNEY、SURVIVORを想起させる楽曲が見事にはまるのだ。

アコギの軽快な旋律から力強く始まる②で「キタ!」と思わずニンマリ。洗練されたニクイ展開の③、爽快な④、躍動感のあるバラード⑤、渋いピアノ・バラード⑥と魅力的な楽曲が続く。タイトル曲⑦なんて、もろSURVIVORでっせ。

後半の⑫もお気に入りの曲。快活で気持ちの良いナンバーだ。郷愁そそる⑬も味があっていい。

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2009年6月29日 (月)

SUNSTORM/HOUSE OF DREAMS・・・87点

House_of_dreams_2

Music ハウス・オブ・ドリームス

アーティスト:サンストーム
販売元:キングレコード
発売日:2009/06/24
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前作から3年ぶりの発売になるジョー・リン・ターナーをフィーチャーした夢のメロハー・プロジェクトの2nd。

曲調がKHYMERAの『THE GREATEST WONDER』に似ているな~と思えば、今回トム&ジェームズ・マーティン兄弟が①②③⑩で参加している。ジムは⑤⑥⑨のみ。プロデュースはもちろんデニス・ワード。Keyはギュンター・ヴェルノが担当。

煌びやかなキーボードに軽快なリズムのハードポップ①、ドラマティックな②がまず素晴らしい。流石はマーティン兄弟。渋いジョーのヴォーカルも味があって良い。
本作のハイライト・ナンバーはタイトル曲⑩だ。落ち着いた曲調だが、爽快なまでに飛翔するメロディが気持ちいい。

ジャケのような夕日が浮かびそうなバラード③、元気いっぱいの快活なハードポッピー・ナンバー④。ジムの書いたじっくり独特な味を醸し出す⑤とキャッチーなアップ・ナンバー⑥も良い。

⑧はどっかで聴いたことがある・・と思ったら、テリー・ブロックがアルバム『back to eden』で8曲目に歌っていた曲だ。このアルバムも良かったんだよねー。

大らかなバラード⑪はジミー・バーンズの『FREIGHT TRAIN HEART』(88)収録のカバー曲。このアルバムの国内盤、探してます(笑)。

ギターは前回に引き続きウヴェ・リーテナウアーが参加しているが、ソロではEDEN’S CURSEのトーステン・ケーネが活躍しているようだ。

よりメロディアスな安定感のあるハード・ロック作になっている。マーティン兄弟の曲がやっぱり素晴らしい。

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2009年6月25日 (木)

FAIR WARNING/AURA・・・83点

Aura_2

Music AURA

アーティスト:フェア・ウォーニング
販売元:マーキー・インコーポレイティド
発売日:2009/06/24
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長らく楽しみにして待っていたフェア・ウォーニングの6枚目のアルバム。前作『BROTHER'S KEEPER』から3年ぶりの復活第2弾である。

リードトラック『DON'T KEEP ME WAITING』を筆頭に、彼ら以外の何者でもない素晴らしい楽曲を披露してくれた前作でしたが、今回はどのようなサウンドを展開してくれるのであろう。期待は高まりつつ手に取り、とりあえず3度ほど聴いてみた

まず、①~③の流れでツカミはOK。①のイントロ数秒でキタ!って感じです。②のイントロはどっかで聴いたことあるようなメロですが、ヴォーカル・メロディが独特なので気にもならなくなった。③はバラードで、ギター・ソロが素敵。

④以降は明るい曲調になり、ゆったりしたバラードが⑤~⑨と続くのでかなりテンションは下がる。⑩⑪で少し持ち直すがラストの⑫もなんてことない緩い曲だった。

総じて2ndアルバムと印象度が似ている。1曲目の『FIGHTING FOR YOUR LOVE』と2曲目の『HERE COMES THE HEARTACHE』で何とかアルバム全体を引っ張ってくれているような印象です。

彼らにしては物足りない作品であるが、不思議と引き込まれるものがあるのは独特の“AURA”を放っている所為であろう。彼らにしか成しえないサウンドの妙がここにあるのも確か。

洋楽ロック初心者に進めたりすると普通に「良いアルバムだねっ」と返答がありそうな、フェア・ウォーニングにしては並のメロディアス・ハード作。

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2009年4月30日 (木)

PLACE VENDOME/STREETS OF FIRE・・・87点

ストリーツ・オブ・ファイア Music ストリーツ・オブ・ファイア

アーティスト:プラス・ヴァンドーム
販売元:キングレコード
発売日:2009/04/22
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デニス・ワード他、PINK CREAM69の面々がバック・アップし、ヴォーカルは元HELLOWEENマイケル・キスクが担当したとして話題だったメロハー・プロジェクトの2ndアルバム。バック・メンバーは前回と一緒。

いわばFrontiersRecords社長のセラフィノ・ぺルジノのアイデアより誕生した夢の企画。ありがとう、社長さん(笑)。ホントにこれが素晴らしい作品になっています。

彼の人選により外部ライターが各楽曲に起用されていますが、いずれも素晴らしいメロディアス・ハード/AORで、粒が揃っている。

1曲目のイントロ数秒を聴いただけで「キタ~っ」て感じです。1stの名曲『Cross The Line』の感動が再び蘇る。作詞・作曲クレジットにレヴェレイジのメンバーの名があります。爽快な楽曲⑥、キャッチーなミドル・ナンバー⑨、⑪も担当。

②は哀愁バラードで流麗なキスクのヴォーカルが堪能できる。曲はマグナス・カールソンが担当。ハード・ポップ④⑦にはワーク・オブ・アートのロバート・サルのクレジットが。快活な“らしい曲”です。

セイント・ディーモンのメンバーのクレジットが見られる壮麗なバラード⑧、爽快なハード・ポップ⑩も良い。キスクのヴォーカルはしかし、こういうメロハーがよく似合っている!

全体的にアメリカン産業ロック風な仕上がりで、素晴らしいヴォーカル・メロディが楽しめる快作になった。バックの職人気質な演奏も聴き逃せない。

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2009年4月29日 (水)

AMBERIAN DAWN/THE CLOUDS OF NORTHLAND THUNDER・・・84点

Photo

Music ザ・クラウズ・オヴ・ノースランド・サンダー

アーティスト:アンベリアン・ドーン
販売元:マーキー・インコーポレイティド
発売日:2009/04/22
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これはなかなかいいアルバムです。昨年出た1stはまぁまぁな印象でしたが、今回はちょいとパワー・アップしています。

フィンランド出身にしてサウンドは同郷のNIGHTWISHタイプだが、メロディック・スピード・メタルしてる②がいきなりカッコイイ曲で、クラシカルに疾走する様が圧巻。このヴォーカルの歌いっぷりはターヤとは違いどこかエロティックで吸い寄せられるような魔力がある。

トゥオマス・セッパラ(g,key)を中心とする6人組、トゥオマスは6歳の時にピアノを始め、15歳までに音楽学校での課程を全て修了したとライナーにある。ピアノを勉強しつつ、メタルも好きだったようで、ギターも始めたらしい。

キーボーディストがリーダーのバンドは強い。さらにもう2本ギタリストが在籍しており、カスペリ・へイッキネン(g)と本作レコーディング後にエミール・ポーヤライネン(g)が新加入している。

作曲は全てトゥオマス、作詞はヴォーカルのヘイディが担当している。

キャッチーな③、ピアノ・バラード④、疾走しまくる⑤、フォーキーなアップ・ナンバー⑦、インギー風のクラシカルな⑧。魔法ちっくな⑨、勇壮に疾走する⑩、潤いのある⑪、ダークなバラード⑫と後半も粒が揃っていて全体的に楽しめる。

煌びやかなKeyのイントロが印象的なボーナス・トラック⑬も聴き逃せない。今後こういうキラキラ系のキーボードも聴いてみたい。

スピード・メタル②⑤⑩がハイライトになり、飽きないアルバムになっている。

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2009年4月19日 (日)

KAMELOT/KARMA・・・86点

カーマ Music カーマ

アーティスト:キャメロット
販売元:ビクターエンタテインメント
発売日:2001/10/24
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アメリカのバンドなのにヨーロピアンなロック・サウンドを醸し出すキャメロットの5thアルバムにして最高傑作

勇壮で荘厳、ヒロイックなイントロ①から一気にキャッチーな泣きメロ・パワー・メタル・チューン②へ。ストリングスを配し、アグレッシヴに疾走しながらもロイ・カーンの潤いのあるヴォーカル・ワークが心地よい。

アルバム全体的にその世界観は統一され、捨て曲も少ないのだが、私が最もよく聴いたのがタイトル曲の⑥。イントロからやたらとカッコよく、ピアノの可憐な旋律にドカドカと疾走するドラム、怪しげな女性コーラス、プログレッシヴでありつつドラマティックな名曲といえる。サビで哀愁メロディが飛翔するのです。

さらに注目なのが本編最後を飾る組曲『エリザベス』。吸血鬼伝説のモデルとなったとされる史上名高い連続殺人者、ハンガリー王国の貴族であるバートリ・エルジェーベト(エリザベス・バソリー)をテーマにしたもので、600人の汚れなき乙女達を殺害し、その血の風呂に入ったといわれる狂気の沙汰を描いているらしい。

エスカレートする残虐な行為を⑩から⑫の流れで恐々しく演出していく。

ボーナス・トラックの⑬も印象的なスピード・チューンでバンド名に由来した楽曲が楽しめる。


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2009年4月16日 (木)

BROTHER FIRETRIBE/BREAK OUT・・・85点

ブレイク・アウト Music ブレイク・アウト

アーティスト:ブラザー・ファイアートライブ
販売元:ユニバーサル インターナショナル
発売日:2006/10/25
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じゃんじゃか鳴り響くキーボード熱いコーラス、適度にエッジの効いたギター・ワーク。あの頃 青春時代を過ごした人には熱い何かがこみ上げてくるに違いない。

これ、ライナーのバイオが面白いです。「もし、あなたの内側にほんの少しでもハード・ロックを愛する心があるのであれば、本作「ブレイク・アウト」を聴いているうちにあなたの髪は80年代風にカールしてしまうかもしれないので、ご注意あれ!」

ま、まさしく(笑)そんな楽しい80年代を想起させる音楽。

2ndアルバムは頭からキラーチューンが登場してインパクト強かったが、この1stも完成度は並ならぬものがあります。

熱いです。コーラスは厚いです。JOURNEY、VAN HALENの良いとこ取りで捨て曲も少ない。②③でメラメラと胸の奥底から燃え滾るようなものを感じる。⑤⑥、軽快な⑦も最高です。シンセ音がキレイだ。

映画『トップ・ガン』のサントラに収録されていたCHEAP TRICKの隠れ名曲『MIGHTY WINGS』のカバーが11曲目に収録されています。ニクイ選曲!CHEAP TRICKらしくないCHEAP TRICKの曲ですが、こういう楽曲もっと聴きたかったなーと思っていた時期があったのを思い出した。

尚、1stシングルとなった⑦のPVが収録されています。ライヴ形式の映像が楽しめる。

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2009年4月10日 (金)

LUNATICA/NEW SHORES・・・78点

Photo

Music ニュー・ショアーズ

アーティスト:ルナティカ
販売元:マーキー・インコーポレイティド
発売日:2009/02/25
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ここのエントリでも示したとおり、去る2月に発売されたルナティカの4thアルバム。記事にするのが遅かったのは・・つまらなかったから(汗)

いや、何度か聴きましたよ、でも、印象に残らん(苦笑)。けして悪くはない、よく出来ている。しかし、シンフォ風味が激減したのは残念だった・・。アレンジに隙間ができて最後まで聴き辛い仕上がりになっているのです。

②や⑤なんてらしい曲だし、良い出だしだな~と思いつつ聴き進むとダレてくる。これまでのアルバムが良すぎたせいかな~

オススメはキーボードが効いた⑪。流麗なメロディが良いです。中盤のデジ風味も面白い。ボーナス・トラック⑫はギター・インストになってます。

ルナティカを初めて聴く人には思わぬ掘り出し物になるかもしれません。

・・近頃はもっぱらディレインばかり聴いてます。

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2009年3月26日 (木)

DELAIN/APRIL RAIN・・・90点

エイプリル・レイン Music エイプリル・レイン

アーティスト:ディレイン
販売元:ROADRUNNER JAPAN(W)(M)
発売日:2009/03/25
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WITHIN TEMPTATIONのキーボード奏者であるマタイン・ウェスターホルト率いる5人組ゴシック・メタル・バンドの2ndアルバム。前作『LUCIDITY』が豪華参加ミュージシャンの集合体であったのに対し、実質バンド作としてはこれがデビュー作にあたる。メンバーはウェスターホルトシャルロット・ウェッセルス(Vo)、ロナルド・ランダ(G)、ロブ・ファン・デア・ロー(B)、サンダー・ズーア(Ds)。1名、ライ・ファン・レンテ(G)は07年に脱退している。

歌姫シャルロット嬢の透明感溢れる凛としたヴォーカル・ワークにダイナミックなサウンドが痛快に鳴り響く。①を聴いただけでいかにしてバンドがパワーアップしているのかが分かる。よりキャッチーに、メロディアスになった印象です。

シンセ・サウンドとピアノをバックに冷たく哀しげなヴォーカルが流れる③、アグレッシブなサウンドの中にも流麗なメロディが冴える美しきアップナンバー⑦等もハイライトになっていて素晴らしい出来具合。

エモーショナルなバラード⑤と潤滑するサビにデスVoがかぶさる⑥にはチェロ奏者マリア・アンが参加。無機質な音の塊の中で有機的な響きを与えている。軽く突進するメタル・ナンバー⑨、壮大なバラード⑩、勇壮・荘厳な⑪もいい。

徐々に盛り上がる感動的な哀愁バラード⑫がまた素晴らしい・・。メロディックなギター・ソロも鳥肌立ちますわ。捨て曲も少ない充実した内容に満足です。

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2009年3月25日 (水)

PAUL LAINE/STICK IT IN YOUR EAR・・・83点

Paul_laine_2 

Iconmusic

スティック・イット・イン・ユア・イアー

 アーティスト:ポール・レイン
 販売元:エレクトラ
 発売日:1990/06/25
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BON JOVIの『SLIPPERY WHEN WET』を手掛けて一躍有名になったブルース・フェアバーンのプロデュースによるメロディアス・ハードの隠れ名盤。

カナダ出身の若きシンガー・ソングライターであるポール・レイン。

DANGER DANGERに参加していた事でも知られるが、彼の楽曲はさっそくこの1stソロでインパクト絶大だった。バックのサポートが強力なのは当然だが、曲の良さありきでは本作が最も印象に残っている。

サビで思わず一緒に口ずさみたくなるような②や快活なハード・ポッピー・ナンバー③がまず強力。哀愁バラード④、キーボードが効いた軽快な⑤も良い。

BON JOVI風のしゃがれたワイルドなヴォーカルがカッコイイです。後半がいまひとつなのが惜しいが、前半のナンバーがいいので、なかなかに上出来のアルバムだといえる。

私が持っているのは国内盤(帯無し)ですが、リンク先は輸入盤となります。Amazonで検索しても出てこないので・・。

後にボーナス・トラックを追加したジャケ違いの輸入盤も出ていたはず。国内盤(廃盤)は結構高値で取引されているかもしれない。帯付きなんてなかなかないだろうな~・・。

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2009年3月21日 (土)

ZINATRA/THE GREAT ESCAPE・・・86点

Zinatra_3

Iconmusic_3グレイト・エスケイプ

 アーティスト:ジナトラ
 販売元:マーキュリー・
       ミュージックエンタテインメント
 発売日:1994/06/25
 Amazon.co.jpで詳細を確認する

ヨーロッパの『ファイナル・カウントダウン』並みにチープなジャケ(好きだけど)、とは裏腹に、内容は素晴らしかったオランダのハード・ポップ・バンドの2ndアルバム。

’90年にリリースされたものだがロビー・ヴァレンタイン(Key)が参加しているということで日本ではこの国内盤が発売された当初、話題になっていたと思う。

ロビー様が①⑤⑥⑦、ポール・レインが②③⑨⑩で曲提供しているのもツボで、ほとんど捨て曲無しのアルバムに仕上がっている。88年の1stも良い曲が揃っていたが、よりサウンドがゴージャスになり、コーラス・ワークも分厚くなった

ロビー・ヴァレンタインのキーボードが大活躍し、ヨッス・メネンの甘くハスキーなヴォーカル・メロディが冴え渡る。

チャチャチャ・チャーチャー♪とシンセ音が印象的な快活ハード・ポップ②、サビが力強い哀メロ・チューン③。ポール・レインはまったくいい曲書くよな~。

チョコレートよりも甘いメロディにとろけそうになる④、ロビー様とメネンのデュエットが聴ける綺麗なバラード⑤、軽快な疾走ナンバー⑥、ハートフルな美しい楽曲⑦。

感動的な歌い上げバラード⑨は間奏のギター・ソロが聴きモノ。

そしてとどめは最もリピートして聴いた⑪。このメロディアス・ハードの『名曲』は絶妙なサビのハモリ具合がなんとも素晴らしい。「クリーニン・レイディ・ア・デイタイム!♪」って感じで。

ラストの⑫、何でもないアコギの曲だと思っていたらハーモニカの音色から一気に後半盛り上がるロッカバラード。

今聴き返してみても、ホントに素晴らしいです。残念なことにこの作品を最後に解散してしまったバンドですが、メネン、ポール・レイン、ロビー・ヴァレンタインのソロ・プロジェクトでの活躍も良かったな~と、改めて思うのでした。       

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2009年3月19日 (木)

TERRA NOVA/LIVIN’ IT UP・・・92点

Terra_nova

Iconmusic

リヴィン・イット・アップ

 アーティスト:テラ・ノヴァ
 販売元:ビクターエンタテインメント
 発売日:1996/10/23

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プロデューサー、ソングライターとしても類稀なる才能を発揮するフレッド・ヘンドリックス(Vo,g)率いるオランダの5人組ハード・ポップ・バンドの名盤1stアルバム。

オランダのメロディアス・ハード系といえばHELLOISE、ZINATRA、ロビー・ヴァレンタイン、1st AVENUEなどのロック・バンドを思い出しますが、このテラ・ノヴァの完成度たるや、並みのものではなかった。

3rd以降徐々に地味なサウンドになっていったバンドでもあるが、今年新作が発売されるはず。いつ出るのだろうかと待っているところでのレビューです。

キーボードを効果的に配したサウンドは弾けた爽快感があり、①~③の流れは絶品。夏場でも爽やかな風が吹き抜けるような清涼感のあるハード・ロックだ。

③は何度もリピートして聴きまくった曲。たっぷり哀愁美を兼ね備え、サビでキーボードの音色と供に一気に弾けるポップな名曲。

バラード⑥⑩も叙情的で煌びやかな美しい名曲といえる。快活なアップナンバー①⑦含め、ハイライトをしっかりと配置した捨て曲無しのアルバムだ。

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2009年3月18日 (水)

TALON/FALLEN ANGELS・・・84点

フォールン・エンジェルズ Music フォールン・エンジェルズ

アーティスト:タロン
販売元:Spiritual Beast
発売日:2009/02/18
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古き良き80Sアメリカン・メロディアス・ハード・ロック・サウンドを現代に蘇らせた5人組ロック・バンドの2ndアルバム。今回ヴォーカリストが交代している模様。

1stは未聴の為に今回が初めてとなったTALONサウンドですが、噂で聴いていたとおりのなかなかに素晴らしいものでした。

ヘタウマ感漂うハスキーなヴォーカル・ワークに絶妙なハモリ具合。モロに20年前のあの頃の音楽が目の前にあるような錯覚。

ギターも時にメロディックだし、哀愁のハーモニーが心地よい。ほぼ捨て曲らしいものは見当たらず、安心して最後まで聴ける。

惜しむらくはキラーチューンの不在。アップナンバー⑥や哀愁美溢れる⑪とかお気に入りで印象的だったが、何度か聴き返しても、やや全体的にあっさりしている作品なのでそこは惜しいところだ。

ま、それがいかにも80Sメロハー的なウリでもあり、その手のファンにとっては重宝CDになるかもしれない。

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2009年3月17日 (火)

PINK CREAM69/ELECTRIFIED・・・86点

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Iconmusic_2エレクトリファイド 

 アーティスト:ピンク・クリーム69
 販売元:ビクターエンタテインメント
 発売日:1998/09/23

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まるでホラー映画のサントラのようなジャケが目に付くピンク・クリーム69起死回生の一撃

アンディ・デリス(Vo)脱退後、新Voにデヴィッド・リードマンを迎えるも作風がイマイチでガッカリだった彼らの作品も、このアルバムでメロディ重視のサウンドに戻り復活。デニス・ワード(b)のプロデュース力が冴える力作になった。

アンディ時代の初期2作も素晴らしいアルバムでしたが、負けず劣らずのメロディアスな本作、デヴィッド・リードマンの上手いヴォーカルが生かされた。

強力なのはメロハー①とハイライトになる勇壮な③。特に後者は当時何度もリピートして聴いていた楽曲で疾走感がある完璧な展開の名曲。

ファンキーなタイトル曲④や⑦はおまけ的な楽曲であるが、メロディアスな楽曲を引き立てる為の重要な配置といえる。

①③に続きかっこいいナンバーの⑧、感動的なバラード⑪なども印象的だ。聴くだけでは気が付かなかったが、疾走するアグレッシブな⑤にはD.C.クーパーとラルフ・シーパーズが参加している模様。

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2009年3月15日 (日)

PLACE VENDOME/PLACE VENDOME・・・85点

プラス・ヴァンドーム Music プラス・ヴァンドーム

アーティスト:プラス・ヴァンドーム
販売元:マーキー・インコーポレイティド
発売日:2005/09/22
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「マイケル・キスクって、こんなにハード・ロックが似合うんだ!!」と、1曲目を聴いてガッツポーズな作品。

HMから遠ざかっていた元HELLOWEENの名ヴォーカリスト、マイケル・キスクをフィーチュアして『PINK CREAM69』のメンバーが参加したメロハー・プロジェクトの1st。メロディアス・ハード・ロックの傑作といえる。

デニス・ワードがプロデュースしているし、バック陣も強力。これだけで安心して楽しめるロック作だと思えるが、マイケル・キスクのヴォーカルがまたうまくフィットして良質なハード・ロック作になった。

①はいきなりキラーチューン。PINK CREAM69的な楽曲ですが、いまだかつてこんなカッコイイ曲を聴いたことがない気がするほどの名曲だ。キーボードの挿入も絶妙で、ギュンター・ヴェルノ(VANDEN PLAS)のプレイが効いてくる。

キスクの鼻にかかったようなヴォーカルがいいハートフル・ナンバーの②、突き抜けた軽快なハードポップ⑥、「いまを生きる」と称した⑧なども印象的な楽曲。

AORと呼べる大人しい楽曲は⑦くらいで、全編高品質なHRが楽しめる。オープニングの『Cross The Line』があまりに強力。これ1曲の為に買っても損はないだろう。

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2009年3月14日 (土)

SUNSTORM Featuring JOE LYNN TURNER/SUNSTORM・・・83点

サンストーム Music サンストーム

アーティスト:サンストーム~フィーチャリング・ジョー・リン・ターナー
販売元:キングレコード
発売日:2006/09/21
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『Frontiers』が提案した夢のメロディアス・ハード・ロック・プロジェクトである本作。ヴォーカルにジョー・リン・ターナー、曲提供に『SURVIVOR』のジム・ピートリックを絡ませ、産業ロックの傑作を誕生させた。

プロデューサーには『PINK CREAM69』のデニス・ワードを起用、ベースとキーボードを担当している。

ギターのウヴェ・ライテナウアーはマイケル・キスクをフィーチュアしたメロハー・プロジェクト『PLACE VANDOME』にも参加していた。こちらの作品もオススメ作。

ジョーの1stソロ・アルバム『RESCUE YOU』(85)の続編ととれる本作中、④⑤⑥⑩~⑫はジムの曲となっています。

1曲目から産業ロック然としたナンバーが飛び出し、軽快なハードポップ②がカッコいい。ハイトーンVoが冴えるバラード③と頭3曲だけで手応えはある。いずれの曲もキャッチーで哀愁ハードポップ⑨なども印象的。

ジムの曲はらしくも情感たっぷりで、“あの独特なメロディ”をじっくり堪能できる。

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2009年3月13日 (金)

JEFF LOOMIS/ZERO ORDER PHASE・・・85点

Photo_2 

Music ゼロ・オーダー・フェイズ

アーティスト:ジェフ・ルーミズ
販売元:キングレコード
発売日:2009/02/25
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これはまた思っていたよりも素晴らしいギター・インスト・アルバムでした。シアトルプログレッシブ・パワーメタル・バンド、NEVERMOREの超絶ギタリストであるジェフ・ルーミズ初のソロ作にしてメロディ重視の快作。

『ネヴァーモア』自体にあまり興味が無かった私ですが、これを聴くとなんと凄いアーティストであるか!と、確認できました。

ブルータルでありながらも流麗なリード・プレイを展開する彼の魂宿る旋律が美しく、どの楽曲に至っても印象的なフレーズが堪能できる

モダン・ヘヴィながらも80年代的な分かりやすいメロディが随所で炸裂してます。インギーやトニー・マカパインなんかをふと思い出しました。これほどメロディックなインスト作だとは思っていなかったもので感動的です。

アグレッシブに突進しながらもエモーショナルな泣きのパートが響く①、パワー・メタル然とした②、スラッシーな③、アコースティックな④は静寂の泣きメロがたまらない。

プログレしていてヘヴィなミドル・チューン⑤、スラッシーなまでに弾きまくる⑥、情感たっぷりに弾きまくる⑦、重量感抜群で突進しながら、4分を過ぎたところ、後半で泣きに入る⑧、叙情フレーズとピアノのバックがグーな⑨、泣きまくる⑪。

マーク・アーリントンのドラムもギターと同化してタイトにキメている。凄いです。

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2009年3月11日 (水)

HARMONY/CHAPTERⅡ:AFTERMATH・・・80点

チャプターII:アフターマス Music チャプターII:アフターマス

アーティスト:ハーモニー
販売元:キングレコード
発売日:2009/02/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

この作品は思っていたイメージとは違う・・というか、自分の肌に合わなかった。ダークでヘヴィなサウンド冷気漂うキーボードの音色と疾走感はなかなかのものですが、ヴォーカル・メロディの魅力が乏しくハーモニーらしき“ハーモニー”も聴けなかったな・・。

ハスキーなヴォーカルにネオ・クラシカル風味のギターはイングヴェイ・マルムスティーンを想起させてカッコいいのだが、やっぱり何度聴いても印象に残らないから、うーん、ちょっと残念。

スウェーデンのバンドにしてもさほど北欧メタル然とした魅力は感じられず、何も知らずに聴くとドイツのバンドかと思ってしまう。

シンフォな④、キャッチーな⑩や本作のハイライトになるであろう様式美炸裂の⑦はいい曲です。ジョニー・ウリーン(G)が活躍していた北欧メタルのNATIONとか、思い出します。キーボードの音色とか⑪もそう。

完成度はカナーリ高いので、買って損は無いと思いますが、無理してこれ買うならあれを・・なんてことになるかもしれない。頭3曲聴けば、好き嫌いは歴然となるはず。

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2009年3月 9日 (月)

VALENTINE/SOUL SALVATION・・・86点

Vn_2
IconmusicSOUL SALVATION

 アーティスト:Valentine
 販売元:Firefest
 発売日:2009/01/26

 Amazon.co.jpで詳細を確認する

良くも悪くも活躍が地味な印象のあるヒューゴ。スティーブ・ペリーのそっくりさんであるが為か、どうしてもジャーニーの影を背負いがちだが、このVALENTINEの作品もそのサウンドの王道を行く。

VALENTINEといえばロビー・ヴァレンタインを先に思い出してしまうし、突然の復活劇にしても地味な感じのこの“VALENTINE”の2ndですが、じっくり聴くとこれがまた味があって良いんですわ。キーボード含む5人組バンドです。

やっぱり音も歌声もジャーニーちっくなんだけど、ジャーニーよりもある意味キャッチーな曲を聴かせてくれるから嬉しいです。

特に哀愁漂う②、ゆったりしたバラード⑦や中盤のアップナンバー⑥なんか素敵ですね。この突き抜けた感覚は爽快で気持ちがいい。

⑧も流麗にしてキャッチーだし、アルバム中一際ハードロックした⑨がまたハイライトとなり感動を運んでくれる。

最近聴いたRAMOS-HUGOも良いアルバムでしたが、これも負けず劣らずの良質なメロディック・ロック作です。

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2009年2月21日 (土)

IN THIS MOMENT/THE DREAM・・・89点

ザ・ドリーム Music ザ・ドリーム

アーティスト:イン・ディス・モーメント
販売元:キングレコード
発売日:2008/12/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

近頃2曲目の『Forever』にすっかりハマってしまい、車の中では通勤時にヘヴィロテ中です。サビの強力な煽情力に心が奪われる・・
ギター・ソロの挿入もうまい!もうちょい長くしても良かったような気がします。

他にも即効性がありオススメなのが③⑧⑩⑫。アグレッッシブなアルバム中、キャッチーなアップ・ナンバーが分かり易く、カッコいい仕上がりだ。

カリフォルニア発、歌姫マリア・ブリンク(Vo,Piano)率いる5人組メロディック・メタル・バンドの2ndアルバム。純白のミニドレスに身を包み、絶唱するPVの姿が印象的。

歌が上手いですね、この歌唱力は只者ではございません。

スクリーモ・バンドということでスルーしていた1st ですが、この2ndアルバムを聴くにつれだんだん聴いてみたくなりました。イマドキのスクリーモは聴き飽きたというか、どれもこれも同じだろうとバカにしていた節がありますが、これだけメロディックに泣きがあり、ヘヴィ・メタルしていれば文句も出ないでしょう。

さすがに⑨はブルータルなまでに叫んでおられますが、ほぼクリーン・ヴォーカルで非常に聴き易いサウンドになってます。

切ないピアノ・バラード⑦も良いアクセントになっている。

なにはともあれ"Forever"、これ1曲でノックアウト。

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2009年2月19日 (木)

HARLAN CAGE/DOUBLE MEDICATION TUESDAY・・・88点

Harlan_cage2_2

Iconmusic_2ダブル・メディケーション・チューズデイ 

  アーテイスト:ハーラン・ケージ
  販売元:キングレコード
  発売日:1998/03/27

 Amazon.co.jpで詳細を確認する

1stアルバムに続いての注目の2ndアルバム。前作には『PAY THE DEVIL HIS DUE』とい強力なナンバーが収められていましたが、今回もさっそく1曲目から泣きが入った印象的なナンバーが収録されていて、これ1曲でアルバム全体の期待が高まるものでした。

もう10年前の作品ですが、この哀愁&ハードポッピーぶりは色褪せることなく、高品質なサウンドが今でも楽しめる。

泣きのナンバー盛り沢山なのにホットなひと時さえ味わえる彼らの音楽は独特。まったく粒が揃っていて捨て曲ほとんど無しの作品だ。

②もメロディ展開が見事。煌びやかなKeyにノリのよいヴォーカルが冴える③、ゆったり哀愁バラード④、⑤からそのまま流れる⑥はFORTUNE時代のリメイクでひとつのハイライトになっている。

サックスの音色が大人の雰囲気を演出
する感動的な⑩、作中最も“ロック”した後半のアップ・ナンバー⑪がまたいいです。

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2009年2月11日 (水)

H.E.A.T/H.E.A.T・・・85点

Photo_2 

Music ヒート

アーティスト:ヒート
販売元:マーキー・インコーポレイティド
発売日:2009/01/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Key含むスウェーデン発の若き6人組メロディアス・ハード・ロック・バンド、本邦デビュー・アルバム。

スウェーデンのバンドといえば世界的に成功を収めた『EUROPE』をまず思い出しますが、『TREAT』なんぞも大好きでした。この『H.E.A.T』も北欧ポップ・メタルを継承した煌びやかな旋律が心地よいです。メンバーの風貌がまた80年代していてGood!(笑)

叙情派メロディアス作というよりかはアメリカン産業ロック風のサウンドで、ジャケのイメージ通り陽性のエネルギーを放出しているかのよう。

②からいきなりギターが泣きながら出てくるのでつかみはOK、③もキャッチーでいい感じに進んでいきます。

往年の『サバイバー』あたりを思い出す。いまひとつ盛り上がりに欠ける部分があるのもそんな系統のバンドを思い出しますが、全体的には曲の粒が揃っていて安心して聴けます。

ファンキーな④、メロキャッチーな⑤、明朗な⑥、中盤のハイライトとなるハードポッピーな⑦。泣き泣きのバラード⑧はもっとギター・ソロを聴いてみたい・・。

⑨もコーラスが冴えていていいね。まさにかつての産業ロックを今に継ぐかのような⑪⑬、アメリカン・ポップ・メタルした⑫、そしてBON JOVIちっくなノリの⑭。

スウェーデンのハード・ロック・シーンを見逃すな!!

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2009年2月 8日 (日)

HARLAN CAGE/HARLAN CAGE・・・85点

Harlan_cage_2 

IconmusicHarlan Cage

 アーティスト:ハーラン・ケージ
 販売元:MTM
 発売日:04/09/27

 Amazon.co.jpで詳細を確認する

名曲『PAY THE DEVIL HIS DUE』収録の、MTMから登場したメロディアス・ハード・ロック・グループ「ハーラン・ケージ」、96年発表の1stアルバム。

86年に『FORTUNE』というバンドでデビューしたメンバーの内二人、ラリー・グリーン(Vo)とロジャー・スコット・クレイグ(Key)が再び結集したプロジェクト作。

映画ファンならば『トップ・ガン』のサントラ、結構持ってる方多いのではないかと思いますが、そこに収録されていた『THROUGH THE FIRE』を歌っていたのが本作のヴォーカルであるラリー・グリーンだ。『オーバー・ザ・トップ』のサントラでも『TAKE IT HIGHER』『MIND OVER MATTER』という曲を歌っていた。

①は当時ラジオで聴いてかなりインパクトがあったのでアルバム国内盤を即購入に至った記憶があります。

泣きのメロディ心温まる洗練されたサウンド・・。バラード③の泣き具合もなかなか印象的で、続く④の哀愁がまたしんみりくる。

軽快なハードポップ⑤⑦⑫、中盤のハイライト⑨もオススメ。

やや中弛みしたり、盛り上がりそうで盛り上がらない展開がパッとしないところもあるが、泣きメロが持ち味だからこんなものだろうと納得して聴いていた一枚。

①と⑨が一番印象的。次の2ndアルバムはもっと粒が揃っています。

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2009年1月28日 (水)

LAFEE/SHUT UP・・・82点

シャット・アップ Music シャット・アップ

アーティスト:ラフェー
販売元:EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
発売日:2009/01/28
Amazon.co.jpで詳細を確認する

既に本国ドイツでは2枚アルバムをリリース済み、15歳のとき発表した1st『Lafee』でさっそくチャート1位となり、人気スターへと駆け上る。プロデューサーのボブ・アーンズの手腕が発揮されているようです。今回英語詞により、本邦デビュー!

歯に衣を着せぬ彼女の詞エヴァネッセンスにモロ影響を受けているゴシック・メタル・サウンドが特徴。

中の写真を見ると5人組バンドのようであり、キーボードもいる。冷たいピアノの音色とデジ風味はまさしくエヴァネッセンス。歌唱力が特別あるようには思えませんが、淡々と抑えたリリックはこの世界観に合っている。

聴き終えた後にもうひとつ印象に残らないのは曲そのものに躍動感が無いから。これが果たして日本人にも受け入れられるかどうかだ。

結構メロディアスな曲も多いし、ガールズ・ポップの中でも確実にヘヴィ・メタルのカテゴリーで語られるべき音楽性なのでより多くの人に聴いてもらいたいと思います。

ゴシック・メタルが好きな人は要チェックです。

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2009年1月24日 (土)

LUNATICA/FABLES&DREAMS・・・88点

フェイブルス・アンド・ドリームス Music フェイブルス・アンド・ドリームス

アーティスト:ルナティカ
販売元:マーキー・インコーポレイティド
発売日:2004/09/22
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2月25日に待望の4thがリリース!という事で、スイスの5人組シンフォニック・メタル・バンドの2ndアルバムをご紹介。

3rdの記事はこちらで既に書いておりましたが、うっかり忘れてはならないのがこの2nd。

最初聴いたときは感動しましたよ~。勇壮なイントロの①から②へ。モロNIGHTWISH風のキーボード、コケティッシュな女性ヴォーカルが加わり、しっかりエッジのあるギターも活躍。叙情性たっぷりのメロディも完璧です。

デジ風味も活躍するところはEVANESCENCE的で独特なのですが、適度にヘヴィでゴージャスなKeyが存分に楽しめますからなんとも美しいサウンドが心地よい。踊るような楽曲③も素晴らしい。

タイトル曲のピアノ・バラード④はとても切ない名曲。

捨て曲が無いです。哀愁メロディにとろけそうになる⑤、男女Voの掛け合いが面白いアップ・ナンバー⑥、オペラ調のコーラスが登場する⑦・・⑧~⑩の流れもカッコイイ。

ひたすら冷たい空気に満ちたバックのキーボードがとても印象的な作品。もう4年前になりますが、事前知識もあまりなく、期待せずに聴いたアルバムだったので当初は結構な衝撃作でした。

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2009年1月19日 (月)

STURM UND DRANG/ROCK'N ROLL CHILDREN・・・86点 

ロックンロール・チルドレン Music ロックンロール・チルドレン

アーティスト:シュトゥルム・ウント・ドラング
販売元:BMG JAPAN
発売日:2008/12/03
Amazon.co.jpで詳細を確認する

フィニッシュ・メタルの未来を担う若き5人組ロック・バンドの2ndアルバム。

デビュー・アルバムからしてかなりのクオリティでしたが、さらにサウンドが硬質になりコーラス・ワークも絶妙、LAメタル風のナンバーもうかがえてカッコイイ。

疾走感のある①~③の流れが絶品で、溌剌とした若さ溢れる魅力はやはりソナタ・アークティカあたりを想起させます。まだ、10代だから・・と敬遠されている方もいらっしゃるかもしれませんが、前作よりもパワフルになり一皮剥けた印象。

これまで5・6回は聴いてますが、爽快なまでにすんなり聴きやすいサウンドが良くゴリゴリっとした質感のギターに流麗なヴォーカル・メロディが痛快で飽きることが無い。

叙情的なバラード⑤や哀メロ・ナンバー⑦、ハード・ポップ⑧、爽快なメロハー⑨と北欧メタルらしい曲に、骨太な④⑥&コーラスが冴えるバラード⑩とアメリカン・ハードの大らかさも兼ね備えたアルバム。

さらに突き詰めて、“自分たちらしさ”が出てくれば凄いバンドになりそうな気がする。

かつてのEUROPEのように、大きく羽ばたく日はそう遠くは無いかもしれない、若さ漲るバンドの登場だ。

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2009年1月14日 (水)

SKILLET/COMATOSE・・・85点

Comatose Music Comatose

アーティスト:Skillet
販売元:Lava
発売日:2006/10/03
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ストリングスを配したイントロからなかなかにインパクトのある①、キャッチーなメロディとヘヴィなバッキングが『ニッケルバック』タイプとすぐに想起させるが、女性ヴォーカルも挿入させ、艶やかな印象を残す。

思わずジャケ買いした06年の作品ですが、聴いてみて当たり。男女4人組のUSヘヴィ・ロック・バンドです。現状、国内盤が出ていないのが不思議なくらいクオリティが高い。

裏面のジャケ写に美女2名が写っていますが、ヴォーカルのJOHNとキーボードのKOREYは夫婦であり、ドラマーが女性というのにも注目。

②⑤⑧のように、ピアノのもの悲しい旋律を聴くとゴシック・メタルにも通じるものがあり、『エヴァネッセンス』あたりと近いともいえる。

バラードもしっかりアクセントになり、アコースティックな③、大らかな⑥、そして壮大な⑨はかなり感動的だ。

後半キラー・チューンとなる⑩がまたかっこ良い。これ、女性ヴォーカルでも聴いてみたいな~。

モロ『リンキン・パーク』なラスト⑪で幕を閉じる。

日本でももっと話題になってもおかしくないバンドの作品です。

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2009年1月11日 (日)

EQUILIBRIUM/Sagas・・・89点

サーガス(DVD付) Music サーガス(DVD付)

アーティスト:エクリブリウム
販売元:マーキー・インコーポレイティド
発売日:2008/09/24
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ダークなジャケが購買意欲をそそらずスルーしていたアルバムですが、メタル友が絶賛していたのでじっくり聴いてみました。おお!これは素晴らしい(笑)前作『神々の紋章』を上回っております。

北欧神話を題材に進軍するヴァイキング&ペイガン・メタルの覇者による2ndアルバム。

ガナリ系ヴォーカルは苦手なほうで、「普通に歌えよ」なんてこと思うときもありますが、美醜渦巻く展開は「面白い」と感じるのも事実で、デス系バンドの作品もたまに聴きます。まぁ、ほとんど失笑ものだったりするのですが(汗)

このバンドのサウンドは、Voパートは叫びまくっていますが、かなりゴージャスなシンセ・サウンドが壮大なまでに大活躍し、今回やたらと疾走しまくっていて痛快!!なんじゃこりゃ(笑)森メタル・クサメタル大好き人間にはたまらん作品だ。

メロパワ色が濃厚でヒロイックなまでに怒涛のごとく駆け巡る音の嵐に眩暈がしそうになる。しらぬ間にヘドバンしてますぜ。「よ~し、おにーさん、今日も一日頑張るぞ~」って感じで、ある意味これは一種の応援歌だな。

②③・・といきなりキラーチューンで攻めてきますからたまりません。しかもこれ、このテンションが最後まで持続するし。チルボドあたりと比べてもこの迫力は大したもの。

ラストの16分にも及ぶインスト曲の凄まじき事。起伏に富んだ勇壮で壮大・スリリングなパートが映画のサントラのようで悶絶。

尚、付属のDVDはしょぼいのでオマケ程度の認識でいいでしょう。
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2008年12月27日 (土)

WITHIN TEMPTATION/BLACK SYMPHONY・・・95点

ブラック・シンフォニー Music ブラック・シンフォニー

アーティスト:ウィズイン・テンプテーション
販売元:ROADRUNNER JAPAN(W)(M)
発売日:2008/12/24
Amazon.co.jpで詳細を確認する

きました!オランダが誇るシンフォ・メタルの最高峰、ウィズイン・テンプテーションの最新ライヴ盤が届けられた。凄いねー、とてもゴージャスなステージとその盛り上がりぶりに2時間があっという間に過ぎる。そう、CDのみでなく、DVDが付いた本作は圧巻のライヴ映像を完全収録!これが観たかったから買ったアルバムです。

洗練された傑作アルバム『THE SILENT FORCE』(04)『THE HEART OF EVERYTHING』(07)の収録曲を中心に2nd『MOTHER EARTH』(00)ミニ『THE DANCE』(97)からも選曲。14曲目『THE OTHER HALF(OF ME)』で吼えまくるジョージ・オースソーク(元ORPHANAGE)の登場にはちょっと笑ってしまいました。

舞台はロッテルダムのアホイ・アリーナ。総勢60名からなるメトロポール・オーケストラ、さらに35名の混声合唱隊をフィーチュアした壮大なメタル世界。ああ・・なんて豪華なのだろう。パイロや特大バック・スクリーンも素敵です。

10代女子と思わしき観客達の盛り上がりぶりも楽しいです。メタル・バンドではあまり見られない光景ではないか。

シャロンと横に並ぶとアンバランス(?)なキース・カピュートが登場する『WHAT HAVE YOU DONE』、縦ノリな『HAND OF SORROW』、なんだか懐かしいアネク・ヴァン・ガースバーゲン(元The Gathering)とデュエットする『SOMEWHERE』、 妖精のようなパフォーマーが現れる『ANGELS』、感涙のバラード『ALL I NEED』。

見応えたっぷりの2時間は文句無く素晴らしいです。このイメージを焼きつけて、後はCDで車の中で聴こうかなと。最高の贈り物。

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2008年12月25日 (木)

VALENTINE/VALENTINE・・・91点

Valentine_2

Iconmusicヴァレンタイン

 アーティスト:ヴァレンタイン
 販売元:ポリドール
 発売日:1995/10/25

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『ネザーランドの貴公子がドラマティック・ハードの歴史を塗り変える。』


キャッチの通り、ドラマに継ぐドラマの連続。今月ベスト盤も発売され話題のロビー・ヴァレンタイン、VALENTINE名義になってからの最初の1枚であり、通算3作目にあたる本作。2ndアルバムの次に並ぶ傑作です。改めて聴いてみると・・最高傑作といってもいいです。

冬を彩るにはもってこいのサウンド。ピアノを強調したひたすら美しく可憐な楽曲はジャケ写のイメージからも溢れ出ている。

①がいい曲なんだなー。途中ストリングスを配し、ゴージャスなコーラスから転じて疾走メタルになる展開がお見事で、これぞ「ロビー様!」と呼べる極上の品。

ディズニーランドに迷い込んだかの如きキュートな③⑥⑦が挿入される中、予測不可能なロック・ナンバーの数々が痛快なのです。

ピアノの華麗なイントロからキャッチーなサビが印象的な④、ウォオ~♪とコーラスが気持ちいいハード・ロック⑪、彼らしい感動的なバラード⑫、軽快且つ壮大な⑬~⑭の流れ、そして極めつけはとても哀しくドラマティックなインスト⑮!

ピアニスト、ロビー・ヴァレンタインの才覚をたっぷり楽しめる作品。

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2008年12月17日 (水)

RAMOS-HUGO/THE DREAM・・・86点

ザ・ドリーム Music ザ・ドリーム

アーティスト:ラモス・ヒューゴ
販売元:キングレコード
発売日:2008/12/10
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容姿・歌声ともにスティーブ・ペリーにそっくりなヒューゴが、『THE STORM』『TWO FIRES』などで知られるギタリスト、ジョシュ・ラモスと組んだメロハー・プロジェクト。Frontiers Recordsのバックアップにより実現したようだ。

ヒューゴといえば、97年リリースのアルバム『HUGO』をまず思い出します。TENのゲイリー・ヒューズがプロデュースを手掛け、ギターはヴィニー・バーンズ。名曲『IF YOU’RE EVER LONELY』を筆頭に完璧な楽曲が目白押しだった。

あのアルバムを肉迫するか?ってところで期待を込めての鑑賞になります。

いやはや、これはなかなかに素敵なアルバムです。美麗なキーボードの音色、エッジの効いたギター、美メロをひたすら美しく歌いこなすヴォーカル・ワーク泣きのギターもしっかり挿入されている。①聴いたら即GETです。アップ・ナンバーでは⑤もいい感じ。

作曲クレジットにはエリック・ラグノ(Key)の名があります。最近ではテッド・ポーリーの『SMILE』、フロム・ジ・インサイドの『VISIONS』でも活躍していた。

②③④⑧と素晴らしき泣き泣きのナンバーのオン・パレード。しかしヒューゴのVo、ホント、もろにジャーニーになるんだな~・・

爽快なハード・ポップ⑥⑨、壮麗なバラード⑩、⑧のピアノ・バージョン⑪がまた感動的。映画のエンディングでも使われたら、涙流しそうだわ。

ジャーニーの番外編、完成度は極めて高いです。

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2008年12月12日 (金)

MILLENIUM/HOURGLASS・・・86点

Photo

Iconmusic

アワーグラス

 アーティスト:ミレニアム
 販売元:日本クラウン
 定価(税込):¥2500
 発売日:2000/11/22

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ANGELFIRE』という傑作を世に送り出したラルフ・サントーラ(G)が”マイクを持った渡り鳥”と称されるノルウェーのヨルン・ランデ(Vo)を迎えて制作した3rdアルバム。さて、名曲は存在するか。

前任者のトッド・プラントよりも、よりソウルフルでディープな歌声を効かせるメチャウマなヨルンのヴォーカルはパワー・ポップ化したエネルギッシュな①を聴くにあたり痛快・爽快、これ一曲でノック・アウト状態。明快に響く⑤⑥もポップでいい。

いや、でもしかし、このバンドで聴きたいのは前作にあったようなマイケル・シェンカー風のラルフの官能的なギターであり、叙情派ハード・ロックです。

全体的にヨルンのスタイルに合わせているかのごとき作風で、③なんぞはデイヴィッド・カヴァデールしてる力強いヴォーカルが堪能できる。上手いな~、なんでも歌いこなせる珍しいヴォーカリストだ。

でもね、このアルバムがややつまらないのは前作にあった泣きのメロディがあまり聴かれないから。故に⑨まで辿り着くと①のインパクトだけで終わってしまい、もう終わりか・・なんて感じでため息つく。

が、でもでも、きた、「キタ!!」

そう、このアルバムには⑩『Chasing Time』という名曲が存在するのです。もう、チョーカッコイイ曲。泣きのギターがバックで鳴り響きソウルフルなヴォーカル・メロディに震える。アルバムに一曲だけでもこういう完璧な曲が存在すればそれはすでに名盤。全ての曲を引っ張り、全体が生きてくる。

『Chasing Time』、いまだ色褪せず

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2008年12月 5日 (金)

TEN/THE NAME OF THE ROSE・・・90点

The_name_of_the_rose_4
Iconmusic_2The Name of the Rose

  アーティスト:TEN  
  販売元:MTM
  発売日:2004/09/27

  Amazon.co.jpで詳細を確認する

DAREの『BLOOD FROM STONE』でナイス・ヘヴィなギターを披露していたヴィニー・バーンズが、ソロ・アルバムを練っていたゲイリー・ヒューズ(Vo)と意気投合し結成されたイギリスのメロディアス・ハード・ロック・バンドによる96年発表の作品。

タイトル曲①のあまりのカッコ良さに当時は随分感動したものです。アコギの切ない旋律から一気にヘヴィなギター・リフの嵐。静と動の対比が素晴らしい。

因みに私が持っているアルバムはゼロコーポ時代の国内盤です。別途再発はされないのかな~。

サウンドも良好で古臭さをまったく感じません。タイトにドラムをキメるのは元DAREのグレッグ・モーガン。

印象に残りにくいのか、渋いヴォーカル・ワークは周りのメロハー・ファンの間でもかなり好き嫌いが分かれるのですが、TENのアルバムの中ではこれがベストだと思います。名盤といわれる1stよりもこの2nd。

①~③の流れは絶品です。ボン・ジョヴィちっくな楽曲を提供してくるのもこのバンドのウリで、ポップな③など聴いていて気持ちがいい。

しんみりくるバラード④、ファラオなイントロ⑤から快活なメロハー⑥へ。悲愴な反戦ソング⑨、流麗な疾走ナンバー⑩。

エモーショナルなバーンズのギターが炸裂したアルバム。
時折B’zっぽく聴こえる。にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ

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2008年12月 2日 (火)

MILLENIUM/ANGELFIRE・・・94点

Photo IconmusicAngelfire

   アーティスト:Millenium
   販売元:Frontiers
   発売日:2006/11/27

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最近ではアイスド・アースからディーサイド、オビチュアリーに移籍していたはずの天才ギタリスト、ラルフ・サントーラ。今どこで何してるんだろうと思いつつ、久しぶりに手に取ったこのアルバム。99年発表の2ndです。

時にマイケル・シェンカーを彷彿させるギター・プレイを効かせるメロディアス・ハード・ロックの傑作。

イントロ①から②へ。ヘヴィなギターからトッド・プラントのハイトーン・ヴォーカルが始まり数秒で「おおっ!」と肯くそのサウンドは全編に渡り高品質。

③以降の楽曲における叙情的な泣きのギターの連続技にはとても感動したものです。特に③~⑤の流れは絶品で、天へ飛翔するタイトル曲⑤の素晴らしさったらたまらない。

徐々に盛り上がる⑦のバラードがまたいいのです。ピアノのイントロから一気に疾走するスリリングなアップ・ナンバー⑨も秀逸。

⑩~⑮はおまけ的な位置にある楽曲で物足りなかったが、前半からの畳み掛けがあまりに拍手ものなので、これはまちがいなくメロハーの名盤として語りたい一枚です。

ラルフ・サントーラにはまたメロハー・シーンに戻ってきてもらいたい。にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ

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2008年11月23日 (日)

DARE/BLOOD FROM STONE・・・87点

Blood From Stone Music Blood From Stone

アーティスト:Dare
販売元:A&M
発売日:2005/03/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

久しぶりに聴いてみたら、アルバム全体通して結構ヘヴィ・ロテになっちゃいました。当初このアルバムを手に取ったときはあまりにも頭3曲のインパクトが強烈でして、特に②は我HR/HM史上の名曲であり、かのゲイリー・ムーアの『WILD FRONTIER』を肉迫するかもしれない勢いがある。

元THIN LIZZYダーレン・ワートン(Vo)率いる、アイリッシュ・ハード・ロックの真髄を狭間見るダイナミックな2ndアルバム。

1st、3rd以降の作品はAOR風の落ち着いた作風でしたが、この2ndはかなりハードロックしていて、後にTENで活躍するヴィニー・バーンズのギターが炸裂した仕上がり。

パワー・バラード⑤⑩もまた感動的な楽曲で、力強いダーレンのヴォーカルヴィニー泣きのギターも冴えている。

突き抜けたサビが気持ちいい③、ファンキーな⑥⑦⑧、サビのコーラスまでの展開がドップリかっこいい⑨。いずれもビッグ・コーラスが効いていてライヴ感があり最高です。プロデューサーのキース・オルセンの手腕が発揮されている模様。

①『WINGS OF FIRE』、②『WE DON’T NEED A REAZON』。

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2008年11月20日 (木)

TURNING POINT/RIVER DANCE・・・84点

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Iconmusic

リバーダンス

 アーティスト:ターニング・ポイント
 販売元:SMC RECORDS
 発売日:1994

 Amazon.co.jp〈リンク無し〉


アイルランド音楽
で思い出したのがこのバンド、しかし出身は北欧スウェーデン。ジャケのイメージが示すとおりのアイリッシュ・トラッドのメロディをじっくりと効かせるメロディアス・ハード。寒くなってくると身に染み、しんみりくるサウンドがいいです。

ハードロックならGARY MOORDAREをまず思い出しますが、スロー、ミドル・ナンバーで占めるこのアルバムは踊るようなダイナミックなアレンジよりも、フォークな優しさ、爽やかさが支配的で、思わず和んでしまいます。

どの楽曲にもきっちりとツボを得たギター・ソロが挿入され、「ハッ」とさせる感動が込められている。ラストの『Back To America』までメロディが枯渇すること無し。

ヴォーカルはモロにWhite Lionのマイク・トランプ似であり、これはかなり好き嫌いが分かれそうな気がする。どちらかといえばインスト・パートが印象に残る作品だ。

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2008年11月12日 (水)

Yngwie Malmsteen’s Rising Force/PERPETUAL FLAME・・・82点

Photo

Music パーペチュアル・フレイム

アーティスト:イングヴェイ・マルムスティーン
販売元:ユニバーサル インターナショナル
発売日:2008/11/12
Amazon.co.jpで詳細を確認する

天才、神技、ネオ・クラシカルHR/HMの創始者イングヴェイ、近作ではどうも粗が目立つ作品が多くて文句もいいたくなる始末でしたが、今回のアルバムはなかなかに聴きやすく、昔の頃を思い出す。

ようするに変わってないってことですが、傑作であった『FACING THE ANIMAL』(97)より後はまるで印象に残ってなかったので、そんなに期待してなかった為かちょいと嬉しいアルバムであった。

ヴォーカルに元JUDAS PRIESTのティム“リッパー”オーウェンズを迎えていてこれもかなり心配でした。

流麗な疾走曲①で変わってないイングヴェイの世界に一気に引き込まれますが、ややヴォーカル・トラックが抑え気味で多少違和感があります。彼が適任かどうかは微妙なところですが、ギターで引っ張っているのであんまり気にしない!?かな。

けれども、力んで歌っているようなリッパーのVoは聴き進んでいくと辛くなってくる。インギーのギターは明快なのにヴォーカルが重い。

④なんて、イントロからむちゃキャッチー・メロsign03てなアップ・ナンバーで良いです。疾走する⑥、インスト⑦⑧、バービローン♪て感じの大作⑩、そして泣きまくるインギー真骨頂の⑪。

天才故の、変化のない曲調は相変わらずですが、ソングライターとしても高く評価をしているアーティストです。これ!と呼べる一曲を、また聴きたいものだ。にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ

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2008年11月10日 (月)

THE RASMUS/BLACK ROSES・・・87点

Rasmus_2

Music ブラック・ローゼス

アーティスト:ザ・ラスマス
販売元:ユニバーサル インターナショナル
発売日:2008/10/29
Amazon.co.jpで詳細を確認する

寒くなってくると身に染みる北欧ロック。フィンランドのこのラスマスもとても哀しい旋律に彩られる作品をコンスタントにリリースしていて、今回の7thアルバムもどうしようもないほどに悲壮感漂っている

前作『HIDE FROM THE SUN』も哀愁ハード・ロックとしてなかなかの好盤でしたが、本作はやや抑えた曲調のナンバーが哀感そのままに目白押しといった模様。

まず①がいきなりキラーチューンでして、ある種バックストリート・ボーイズっぽいヴォーカル・メロディ、ポップなサウンドが万人受けしそうな気がする。②がまた胸を締め付ける悲哀に満ちたメロディに悶えます。そう、全体的に悶え苦しみ、どこかへ消えてしまいそうになるよ・・

ラウリ・ヨーネンの独特の歌声は、ある意味反則技といえるほどに個性が強く、多少サウンドが大人しくなろうが、強烈な哀感を発散している。

デズモンド・チャイルドがプロデュースしているのはなんとなく分からんでもないですが、バンド・サウンドに大きな変化はさほどみられんので安心して聴けます。ところどころデジポップなアレンジが効いていて印象的。

レインボー?って一瞬思ってしまった⑨は最もハード・ロックしているアップ・ナンバー。流麗なサビメロが印象に残る⑩もいいね。ピアノ・バラード⑪がまた儚く散っていきそうな悲しみ色の曲。

はぁ~、、凍えそう・・にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ

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2008年11月 9日 (日)

AXXIS/DOOM OF DESTINY・・・86点

Doom of Destiny Music Doom of Destiny

アーティスト:Axxis
販売元:Locomotive
発売日:2008/04/22
Amazon.co.jpで詳細を確認する

1stアルバム『KINGDOM OF THE NIGHT』の次に書こうと思いつつ忘れていたドイツの人気ハード・ロック・バンド、アクシスメロパワ化した新作。え~っと、これ何枚目だっけ、10作目にあたるかな。

今回女性Voも大幅導入してパワー・アレンジを図った結果、かなりエネルギッシュな作品に仕上がっています。彼ら特有のクサメロはそのままに、結構ジャーマン・ジャーマンしたヘヴィなサウンドになっていた。

キーボードのアレンジも凝っていていいです。それにしても透明感のある、綺麗な歌声が印象に残る女性Voが気になる。全部彼女の歌声でもいいんじゃないの?と一瞬思ってしまった。あ、それじゃあアクシスじゃなくなるね。

ストラトヴァリウスちっくなアレンジの④とか、サビで燃えますpunch捨て曲はないんじゃないの?バラードもしっかり入ってるし、安心して聴けます。

疾走しまくりの⑦なんて「これ、アクシス?」ってくらいメロスピになっています。間奏のバトルもキテルネー。

⑨は彼ららしいクサクサのサビがしつこく迫るキャッチーなナンバー。一緒に歌いましょうか。ライブで盛り上がりそうだ。ラストの⑪もいいです。

個人的には1st~3rdの頃が好きだったのであの頃の感動をもう一度!っと言いたいところもあるのですが、独特のメロディは変わらずに、現役で頑張っている稀なバンドです。今後も応援し続けます。

いまいちアルバム全体を聴いて感動が薄いのも変わってないなとcoldsweats01ちょっと思いました。

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2008年10月30日 (木)

Lordiの映画『Dark Floors』はどうなの

アルバム『DEADACHE』が発売されたLordi、彼らが出演する映画「Dark Floors」の情報を検索しているとフィンランド政府観光局Visit Finlandにたどり着きました。

直行便なら日本からわずか9時間半で首都ヘルシンキに到着するヨーロッパ最短コースのフィンランド。ぜひ、行ってみたい。いや、行くぞ。

フィニッシュ音楽のトップを飾っているのもLordiだ(笑)。これだけでいかに人気者かがわかりますね。

で、映画なんですけど、アメリカ版DVDは既に出ているようです。日本版はニュースで来春ってなってたけどホントかな。

Dark Floors、主題歌のクリップはこれ↓

入院中の娘の健康状態を心配したお父さんが、娘を助けるにはその病院から連れ出すしかない・・というような話らしいが、どういう理由でLordiモンスターが出てくるのでしょう。気になるホラー映画です。AWAはむっちゃ怖い幽霊でほかのメンバーはジェイソンみたく実体のある怪物なのか!?面白ろ怖そう~

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LORDi/DEADACHE・・・85点

デッドエイク・デラックス・エディション(3ヶ月限定スペシャル・エディション)(DVD付) Music デッドエイク・デラックス・エディション(3ヶ月限定スペシャル・エディション)(DVD付)

アーティスト:ローディ
販売元:BMG JAPAN
発売日:2008/10/29
Amazon.co.jpで詳細を確認する

本国フィンランドでは老若男女問わず大人気shineのモンスター・メタル・バンド、『ローディ』の4thアルバム。そのヴィジュアル・イメージはそのままに、楽曲構成が気になるところですが、はて、内容は!?

前作『THE AROCKALYPSE』で知ったこのバンド、グロテスクな見た目のインパクトは付属のDVDでまたじっくり拝めますが、ホラー映画のワンシーンのような完成度の高いPVと共に飛び切りメロ・キャッチーな曲がマッチして強烈なパワーを放出している。

既にシングル・チャート1位になったという③のPVはDVDで見れます。変わらず毒々しいスタイルと跳ねるようなサビがらしいです。

へヴィだけど意外とシンプルなアレンジのナンバーが並んでいます。

キーボードのAWAが作曲した⑨はピアノの旋律がゴシカルで冷たい印象を残す引き語り曲。ここから一気にライブで盛り上がりそうな後半の楽曲へ繋がり走り出す。ポップなタイトル曲⑪、サビがグーな⑫はハイライトのひとつとなる楽曲でよろしい。⑬もまた然り。

ボーナス・トラック⑭⑮も捨て曲にはならぬ出来。なんでも⑮はMr.Lordiが制作・出演したホラー映画『DARK FLOORS』の主題歌だそうだ。来春DVDリリース予定となっているので、映画もぜひチェックしてみるべし。にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ

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2008年10月27日 (月)

BONFIRE/Don't Touch the Light/Fire Works [Best of] ・・・89点

Bon_2

IconmusicDon't Touch the Light/Fire Works [Best of]

  アーティスト:Bonfire
  販売元:Collectables
  発売日:2000/6/20

 Amazon.co.jpで詳細を確認する

アクシスの記事を書いていてふと思い出したのがこのバンド、ボンファイヤー。遠目で見て現役で頑張っている80年代ジャーマン・ハードといった印象ですが、後にアメリカン色が濃くなる前のshine初期2作はポップで良い曲ばかりだったので、ここにUPしてみました。

2ndの『ファイヤー・ワークス』のレビューを書こうかと思ったらその2ndと1stのカップリング・ベストがいつの間にやら出ていたことに気が付き、これを載せておきます。

86年のデビュー作である『ドント・タッチ・ザ・ライト』はツインギターの絡みやキャッチーなクラウス・レスマンのVoなど、スコーピオンズと比較されながらもまた違った味のあるサウンドがなかなかに良いのだ。アメリカの戦略防衛構想である『SDI』thunderといった興味深いナンバーも話題であった。それを含め②④⑥は当初良くリピートして聴いていたのを思い出します。

最もこのバンドに思い入れが深いのは87年の2ndアルバム。このCDには⑧以降にズラリと収録されていますが、どの曲もシングル・カットできるほどにポップ&メロディアスでGOODなのです。ドッケン、スキッド・ロウ、ホワイト・ライオンなどで知られるマイケル・ワグナーをプロデューサーに迎え、力強くも洗練されたサウンドが素晴らしい。

ビッグ・コーラス、キーボードも効いていて80年代のゴージャスな雰囲気が漂う一品。改めて聴いてみて、どの楽曲もサビが明快でいい。作品中骨太なギターpunchが目立つ中でも思い切りキーボードが主体の⑭とかかなりポッピーです。

成功という意味でアメリカ進出までには至らなかったもののcoldsweats01アメリカに夢を見る⑯moon3。いや、ホントにいい曲ばかりです。過小評価されてはもったいないバンドです。にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ

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2008年10月26日 (日)

AXXIS/KINGDOM OF THE NIGHT・・・87点

Kingdom of the Night Music Kingdom of the Night

アーティスト:Axxis
販売元:Caroline
発売日:2007/06/19
Amazon.co.jpで詳細を確認する

日本ではどうもパッとしないとういうか、知名度の低いジャーマン・メロディック・ハード・ロック・バンド、アクシス。新作『DOOM OF DESTINY』(08)がなかなかの良作でベテランの底力をみせてくれたが、本国で大人気なのは十分頷ける素晴らしきバンドなのである。

本作は89年発表の1stアルバム。この時から既に作品の完成度が高かった。当初聴いた時、1曲目の『LIVING IN A WORLD』heart01がとても感動的な楽曲で衝撃thunderを受けたのを覚えています。

①はアコギのイントロからリリカルに始まるが、そのサビ・メロが思わず一緒に歌っちゃいそうなほどに印象的で盛り上がる曲。間奏のブレイクもうまい。⑫にはロング・バージョンも収録されています。shineハイトーンが効くハスキーなヴォーカルがGOOD。

タイトル曲②は軽快なロックンロール。そしてこれぞメロディック・ハードなメロ・キャッチーな③。みんなで歌っちゃえ!てな具合のこれまた盛り上がる楽曲だ。

聖歌隊チックなコーラスの⑥、骨格のはっきりしたロック・ナンバーは⑦⑧⑩、スピーディーな⑪へと続く。

バラード・ナンバーも秀逸で、ゆったり大らかな④⑨がアルバムに起伏をもたらしている。

名曲『LIVING IN A WORLD』で登場したバンドは衰えることなく今日に至ります。快活なポップさを持つ稀なジャーマン・ロックかもしれない。にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ

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2008年10月25日 (土)

TNT/INTUITION・・・87点

インテュイション Music インテュイション

アーティスト:TNT
販売元:ユニバーサル インターナショナル
発売日:2007/07/04
Amazon.co.jpで詳細を確認する

EUROPETREAT、そしてTNT80S北欧ハード・ロックを語るには忘れてはならぬノルウェー発のこのバンド。4thアルバムである本作はやっぱり今でも最高傑作といえる。

5th『Realized Fantasies』発表後一時解散したが再結成、再々結成のち、新作はリリースされているものの、最近のはもういいな・・なんてこと思えてしまうのですが、3~5thまでは当時よく聴いたものです。

改めて聴いてみるが、まったく色褪せる事の無い完璧な構築美は甘美でクリア。

聖歌楽隊でも出てきそうなジャケが印象的で、荘厳・壮大な泣きのイントロ①でその世界に引き込まれる。ファンキーな②に続く③が煌びやかなKeyと透明感溢れるトニー・ハーネルのVoを生かしたハード・ポップでその美旋律度には当初驚いたものだ。快活なタイトル曲⑤もまた然り。

④がまたとても美しい哀愁バラード。サビ後のKeyの挿入もうまい。間奏のギター・ソロなんて鳥肌立ったもんだ。

風変わりなギター・テクを放つロニー・レ・テクロ(G)のソロも話題のバンドだが、⑥のようなファンクな感じの曲でもサビは明快。

ハートフルな⑦⑨はポジティブな印象が強く、気持ちがいいです。

Keyあればこその洗練された北欧ロックの名盤。直感で感じ取るべし。にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ

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2008年10月23日 (木)

IRONICA/CONSEQUENCES・・・80点

コンセクエンス Music コンセクエンス

アーティスト:アイロニカ
販売元:EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
発売日:2008/10/08
Amazon.co.jpで詳細を確認する

北欧フィンランドからまたしても現れたメロディック・メタル・バンド。女性ヴォーカルってのがこれまた面白い。プロデューサーはソナタ・アークティカやセンテンストで知られるアーティ・コルテライネン

shineヒラヒラ・キラキラしたキーボードにアグレッシブなギター、男勝りの(!?)ヴォーカル・ワークがいい感じ。いかにもパワーあるフィニッシュ・メタルpunchなサウンドです。

なんでも99年結成当初はパンク・バンドでスタートしたらしいが、ギターのヴィレが加入してからメタル・バンドへと方向転換。さらにエリーナ(Vo)が06年に加入し、07年に本国で念願のデビューとなったわけだ。日本発売までに一年を経過している。

先行シングルの②は国内チャートで3位をマークするヒットとなったようです。確かにイントロ数秒で「キタ!」と歓喜できる疾走感溢れるナンバー。

③も流麗なメロが絶品ないい曲です。キーボードがGOOD。パワー・バラード④⑦⑧は哀愁メロディが心地よい。エクストリーミーな疾走曲の⑤ではデス風のガナリVoなんかも聞ける。

ゴシカルな、冷たいピアノの旋律が印象的なバラード⑩で締め括られる。

バックの演奏はバラエティに富み、完成度も高くなかなかにカッコいいのですが、結論としていかんせんヴォーカル・トラックが弱いエリーナ自身の力量はありそうなんだけど・・。これが残念というか、惜しい気持ちになるアルバムです。

ここんところを克服して次に生かしてもらいたい。にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ

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2008年10月11日 (土)

LAND OF TALES/LAND OF TALES・・・84点

ランド・オブ・テイルズ Music ランド・オブ・テイルズ

アーティスト:ランド・オブ・テイルズ
販売元:キングレコード
発売日:2008/09/26
Amazon.co.jpで詳細を確認する

フィンランド産、メロディアス系期待の新星、登場。幻想的なアートワークからキラキラ様式美の北欧メタルを期待させるが、果たして中身は!?

いかにもなキーボードの音色にアコギ、やや歪み系のギター、マイルドなヴォーカル・メロディ。思っていたよりかは地味な印象だが、確かに北欧産らしい哀愁がある。

聴き進んでいくと④までミドル・テンポのゆったりした楽曲が続くが、⑤で「おおっ!」と唸る泣きメロ・イントロの、メロディアス・ハード典型のなかなかに良い曲が出てきた。これは⑨でもアルバム中、ひとつのハイライト・ナンバーとして登場する。

アップ・テンポの⑦からストリングスを配したバラード⑧、ピアノの美麗なる旋律がもの悲しさを増幅させる悲哀に満ちた⑩はとても綺麗な曲。

ラストの⑪、壮麗・快活なメロディアス・ハード・ナンバーで締めくくる。

バラード・ナンバーが多く、思ったほどキラキラしたキーボードが無いので地味な印象を与える北欧ロック、といった感じの作品ですが、⑤⑨⑪のアップ・ナンバーでホッとしたというか、嬉しくなったアルバムでした。

特に⑨が泣いてます!⑨~⑩の流れは絶品ではないかと。

何度か聴いているとジワジワと心に染み渡ってくるアルバム。北欧メロハーが好きな人は買って損は無いと思います。

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2008年10月 4日 (土)

ELEVENER/WHEN KALEIDOSCOPES COLLIDE・・・86点

ホエン・カレイドスコープス・コライド Music ホエン・カレイドスコープス・コライド

アーティスト:イレヴナー
販売元:マーキー・インコーポレイティド
発売日:2008/08/20
Amazon.co.jpで詳細を確認する

スウェーデンのハードロック・バンドである『MILLION』のキーボード奏者ヨハン・ベルグクイストと旧友のアンドレアス・ブローデン(g,ds)によるメロハー・プロジェクトのデビュー・アルバム。

北欧様式美っぽいジャケですが、ここで聴けるのは温和・柔和なハード・ポップ。かつてのアメリカン産業ロックをすぐに思い出すサウンドは快活でひたすらメロディック。①から清涼感溢れ、インパクト大です。

ヨハンのヴォーカルはさほど力強くもなくさらっと流れて行きますがそれが爽快感抜群で、しっかりとメロディを奏でるギター・ワークは適度にヴォーカルにフィットして絶妙のコンビネーションをみせる。

全体的にASIAとかSURVIVORFOREIGNERとか想起させますが、④のような即効性のある叙情的なナンバーを聴くと北欧らしいバンドだなと思います。ボーナス・トラック⑫もまた然り。

煌びやかなKeyから始まるハートフルなバラード⑤、ピアノ・バラード⑨は作品のいいアクセントになっている。

JOURNEYちっくな哀愁ナンバー⑥、軽快なハード・ポップ⑦⑧⑩⑪と後半も良質なポップ・ナンバーがずらりと並ぶ。

優しくも暖かくなる北欧サウンドをぜひとも。

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2008年9月29日 (月)

CROSSFIRE/DIRTY GAMES・・・86点

Dirty Games Music Dirty Games

アーティスト:Crossfire
販売元:Perris
発売日:2007/11/13
Amazon.co.jpで詳細を確認する

これはまた良いバンドです。ジャケ裏メンバーの写真(5人組)を見るとアメリカのモダン・ハードロック・バンドかと思う風貌ですが、なんとこれ、イスラエル出身のバンドなんだな。しかも曲がまた素晴らしく、DANGER DANGER初期BON JOVIなんかを想起させるビッグ・プロダクションのサウンド!

思わず一緒に歌いたくなるような①~③の流れ、きまりにキマリまくる④のバラード。ハスキーなシャガレVoが独特で、Keyの入り方もギター・ソロも、モロ80年代LAメタルちっくで最高です。元気なコーラス・ワークが気持ちいい。

中盤に出てくるゆったり適度に快活なハード・ポップ⑥はサビが絶妙だ。

全体的に80Sアメリカン・ハードロックの王道サウンドが目立ちますが、⑨でネオクラシカル・ギターが登場して意外な展開に驚く。このギタリストは只者ではないな・・。

かつてのブルース・フェアバーンがプロデュースしてるんじゃないかと思うほどにKeyの装飾がGOODな一品。前半の数曲のインパクトは絶大です。

まるで想像もつかなかったイスラエルのハードロック。世界中にはレベルの高いバンドがまだまだ存在しているんだなと改めて思いました。

尚、私の手元にあるのはリンク先の商品とは異なり、DISC1のみです。

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2008年9月28日 (日)

BOB CATLEY/IMMORTAL・・・86点

イモータル Music イモータル

アーティスト:ボブ・カトレイ
販売元:キングレコード
発売日:2008/09/10
Amazon.co.jpで詳細を確認する

英国が誇るベテラン・ハードロック・バンド『MAGNUM』。昨年発売された『PRINCESS ALICE AND THE BROKEN ARROW』も記憶に新しいが、そのヴォーカリストであるボブ・カトレイがここに6枚目となるソロ作を完成させた。

前作が“まぁまぁ”な出来だったのに対し、今回のはいきなり一曲目から「きたぁ~っ!!」って感じのメロディアス・ハードが登場してきて歓喜。さほど期待していなかった分、感動は大きい。続いて②も素晴らしいメロハー・チューンだ。

この人が歌うだけで作品に気品と潤いが生じるものだが、やはり優れたサポート・メンバーがいるからこそ楽曲が際立ってくる。プロデューサーにデニス・ワード(G,B,Key)のクレジットがあり、それだけで安心して楽しめる作品でもある。

全曲ペンを取っているのはなんと『LAST TRIBE』などで知られるマグナス・カールソン(G)であった。ほとんど捨て曲無しの印象的なナンバーがずらりと並んでます。失礼ながら、これほどいい曲書けるとは・・。

壮麗快活な③④、美麗なるバラード⑤、スリリングな⑥、エモーショナルな⑦⑩。かつてのMAGNUMを想起させる潤いに満ちた⑧など、ボブ・カトレイの持ち味を最高に活かした音作りが素晴らしい。⑨もまた然り。

シンフォニックな⑪から泣きのピアノ・バラード⑫へ。雄大な情景はここで極まる・・

ポール・ホドソン(Key)が担当した4th『WHEN EMPIRES BURN』(03)も素晴らしかったが、今回のアルバムも完成度がすこぶる高い。MAGNUMファンのみならず、メロディアス・ハード・ファン必聴盤といえる。

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2008年9月27日 (土)

BROTHER FIRETRIBE/HEART FULL OF FIRE・・・88点

ハート·フル·オブ·ファイア(初回生産限定SHM-CD仕様) Music ハート·フル·オブ·ファイア(初回生産限定SHM-CD仕様)

アーティスト:ブラザー·ファイアートライブ
販売元:ユニバーサル インターナショナル
発売日:2008/08/20
Amazon.co.jpで詳細を確認する

シンセサイザー大活躍の煌びやかな80年代型産業ロックNIGHTWISHのエンプ(G)がサイド·プロジェクトとして参加していたのは知っていましたが、1stアルバムはまったく未聴でした。今回の2ndでいかに素晴らしい楽曲を提供していたかに触れて、感動しまくり。

捨て曲はありません。1曲目から美麗な楽曲のオンパレード

ハスキー且つマイルドなヴォーカル·メロディにエッジの効いたギター、絶妙に絡むキーボードの音色

まさしくハートフルな、ホットで力強い魅力的な曲が次から次へと繰り出されます。頭2曲試聴すれば購入間違いなしかも。

洗練の極みを見るハード·ポップ⑤に続くタイトル曲⑥はシンセ·サウンドがギンギラしたハイライト·ナンバーだ。現NIGHTWISHのVoであるアネットがヴォーカルで参加している。現代でこんなサウンドが“いまの音”で楽しめるなんて、嬉しいね。

以降、テンション下がることなくラストまでメロハーな楽曲が続々登場します。

人脈が人脈を呼びエンプ参加に口がったようですが、キーボード奏者(トンパ·ニクライネン)が活躍するバンドはやはり強い。TREATやVALENTINEなんかと並びに語られるバンドに成長すると面白いね。

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2008年9月23日 (火)

DA VINCI/BACK IN BUSINESS・・・85点

Back in Business Music Back in Business

アーティスト:Da Vinci
販売元:Mtm
発売日:2006/11/13
Amazon.co.jpで詳細を確認する

国内盤でもかつてゼロ・コーポから続々リリースされていた北欧メタルの名作群。そんな中でも一際目立っていたバンドの作品がこの『ダ・ヴィンチ/バック・イン・ビジネス』だ。

私が持っている国内盤のジャケはまるで“EUROPE風”の5人組が出ていてインパクト大でしたが、現状 廃盤で致し方ない。輸入盤はシンプルな印象のジャケになってますね。

①からジャン!ジャン・ジャン!!とビッグなプロダクションによるキャッチーなナンバーが登場し、洗練された哀愁ハード・ポップ②へ続くあたり、爽快で気持ちがいい。

ギターにはしっかりエッジがある。1stアルバムよりもサウンドがゴージャスになっていて良いのです。あ、これは89年発表の2ndです。

いかにもな叙情バラード③⑤⑧、明快な⑥、骨太ながらもキャッチーな⑨、浮遊感のある心地よい⑩。ノリのよい④もいいアクセントになっている。

当時は①②をお気に入りテープなんかに入れたりして良く聴いていたなと。

しかしこのバンド・メンバーって今どこで何してるんだろうね~。復帰して出てきたらまた面白いのに。ノルウェーのメタル事情や如何に。

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Davinci

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2008年9月16日 (火)

Damn Yankees - High Enough(PV)

鳥肌が立つほどの名バラード『High Enough』。

Damn Yankeesのアルバム・レビュー書いたついでに『High Enough』のPV見たんですね、初めて。これは・・

リーバイスのCMにも使われた楽曲ですが、それどころじゃないですね。

うわ~見なきゃ良かった( ̄Д ̄;;

名曲のイメージが壊れる~

あのふたりの逃亡カップル、いったい何したんだ!??

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DAMN YANKEES/DAMN YANKEES・・・89点

Damn Yankees Music Damn Yankees

アーティスト:Damn Yankees
販売元:Warner Bros.
発売日:2008/05/20
Amazon.co.jpで詳細を確認する

身体中に電気が走る曲ってのには、最近まるで出会っておりません。歳だからかな。このアルバムは高校の時に聴いた作品なのですが、4曲目のバラード『HIGH ENOUGH』がとてつもなく素晴らしい曲で当時仰天したのを覚えております。

まだ洋楽ハードロックにさほど馴染んでない頃です。当時、同級の友達に「バンド名はなんだけど、バラードがいいよ」なんてこと言われて薦められたんですね。ビックリしました。

ストリングスの美しい旋律からアコギの弾き語り、そしてドラムが加わりサビで一気にボルテージが上がる。ハイトーンのコーラス・ワークが素晴らしい。

これ、リーバイスのCMで後で使われてました。使って欲しくなかったんですけどね、イメージが損なわれるから。それほど美しきバラードです。

メンバーはテッド・ニュージェント(Vo,g)STYXのトミー・ショウ(Vo,g)NIGHT RANGERのジャック・ブレイズ(Vo,b)・・と超豪華だ。プロデューサーはHEARTなどで知られるロン・ネヴィソン。

全体的にアメリカン・ロックの楽しく美しい姿が散りばめられている印象で、ほのかに哀愁漂う軽快な③やドラマティックな⑥、ハード・ドライヴィンな⑨、サビがグーな⑩などよく聴いたもんだ。

上の点数は④があるからこそ!この奇跡の名曲にいまだ触れていない方はぜひ聴いて欲しいと思います。

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2008年9月15日 (月)

FROM THE INSIDE/VISIONS・・・85点

Visions_2

Music ヴィジョンズ

アーティスト:フロム・ジ・インサイド
販売元:キングレコード
発売日:2008/09/10
Amazon.co.jpで詳細を確認する

名曲『FOREVER YOUNG』の凄みがいまだに記憶に鮮明に残っている元TYKETTOのVo、ダニー・ヴォーン率いるメロハー・バンドの2ndアルバム。

マイルドで力強く、ハイ・トーンも気持ちのいいヴォーカル・ワークは爽やかなまでに耳にフィットする。

シンガーとして地道に活動はされていたものの、TYKETTOの衝撃からは程遠い存在でありましたが、今回のアルバムで個人的に最も注目したのがKHYMERAの『THE GREATEST WONDER』で曲を書いていたマーティン兄弟がここで5曲、素晴らしい曲を提供しているということ。

バラード③⑩、じっくり染み渡る哀愁メロハー④⑥⑦と、渋く円熟味を増したダニーのVoとうまくマッチしていてグーだ。

キーボードにTED POLEYの『Smile』に参加していたエリック・ラグノのクレジットが。ギターにHOUSE OF LORDSのジミ・ベルが担当。

このプロジェクトをプロデュースするファブリツィオ・V・グロッシ(b,g)とダニーの共作曲が①②⑧⑨⑪⑫と収められていますが、マーティン兄弟の書いた曲とまったく違和感なく溶け込んでいるのも作品全体の高い完成度を示している。

ややサウンドがドライに聴こえるのはドラムのせいだな。これはちょっと惜しかった。

②の哀メロ・チューンはかなりいい曲だ。今後も注目したいプロジェクトの好盤!

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2008年9月 8日 (月)

Shannon/ANGEL IN DISGUISE・・・86点

Angel in Disguise Music Angel in Disguise

アーティスト:Shannon
販売元:Music Buy Mail
発売日:2008/05/26
Amazon.co.jpで詳細を確認する

これ、聴いてみて「ドイツ産」かなーと思ったんですけど、フランスのバンドなんですね。80年代LAメタルっぽいところあるんですけど、想起させるのは例えば『BONFIRE』とか『SUBWAY』あたりで音自体は“ジャーマン・メロディック・ハードロック”って感じの気持ちのいい作品です。

力強く、ハスキーなヴォーカル・ワークが心地よい王道メロディアス・ハードロック。サビのコーラスがどの曲もキャッチーでハモリ具合が絶妙だ。Key入り5人組の2ndアルバムとなる。

バラード⑥を挿んでドライヴィンな快活ナンバーが全編目白押し。①~④の流れ、⑦⑨⑪と、ほとんど粒が揃ってます。

アメリカナイズドされながらも、ヨーロッパ特有の叙情性をまぶした楽曲はなかなかに感動的だ。

基盤がしっかりした安定感のあるバンド・サウンドなので安心して最後まで楽しめる。こういうバンドの作品が国内盤で出ないのは惜しいな~。

アニオタなジャケはイメージを損なうが、そこらへん一新して日本デビューを飾ってもらいたいところ。

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2008年8月30日 (土)

SKAGARACK/HUNGRY FOR A GAME・・・87点

Hungry for the Game Music Hungry for the Game

アーティスト:skagarack
販売元:Hardrock Network
発売日:2008/02/11
Amazon.co.jpで詳細を確認する

デンマーク出身のメロディアス・ハードロック・バンド『スキャガラック』、88年発表の2nd再発盤。1stはイマイチな印象のバンドだったのですが、これは音がいいです。再発にあたり、リマスターで音質が向上しているのだろうか、国内盤の原盤を保持していないので分かりませんがあまり古臭さを感じません。

そういえば、当時の国内盤、ジャケがもっと薄暗~い感じのでしたね。随分明るいジャケになりました。サウンドも爽快北欧メロハーって感じで、アメリカン産業ロック風味のダイナミックな仕上がり。

おもわず口ずさみたくなる、ちょ~キャッチーなメロの連続業が素晴らしい。JOURNEYをすぐに想起させる哀メロ・チューン③なんぞメロメロの甘い旋律がたまらんぜよ。①~③の流れは最高ですね。

シティ・ポップな大人のバラードって感じの哀愁バラード⑦⑩が味わい深くて素敵だ。こういう曲を聴くと都会の夜景を思い出すんだな・・。

快活なポップ・ナンバーの⑧もメロメロ。全体的にエッジの効いた部分と甘口のサウンドがうまく溶け込んでいて飽きない。⑨もサビが印象的。ちょいと『ハーラン・ケージ』っぽいね。

泣きのギターが冴える感涙のインスト⑪がボーナス・トラックで収録されています。これは泣ける!!

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2008年8月21日 (木)

DRAGONFORCE/ULTRA BEATDOWN・・・88点

ウルトラ・ビートダウン(期間限定) Music ウルトラ・ビートダウン(期間限定)

アーティスト:ドラゴンフォース
販売元:ビクターエンタテインメント
発売日:2008/08/20
Amazon.co.jpで詳細を確認する

宇宙空間を駆け巡る、超高速スピード・メタル・バンドの4thアルバム。熱く、思わず口ずさみたくなるメロディの嵐は今回も健在だ~!!

しかしこのオタなジャケのイメージは何なんだと思いましたが、ある意味アニソンでも使えそうなメロディ展開を持っているバンドでもあります。

衝撃の1st『ヴァレイ・オブ・ザ・ダムド』(03)はさすがに強烈だった。しかしやや一本調子な展開は続く2ndでパワーダウンし、なんとか3rdで持ち直した印象だった。なんせ、前作には『REVOLUTION DEATHSQUAD』という激メロ曲が収録されていたから。

今回の4thではさらにアレンジに磨きが掛かり、圧倒的なパワーとスピード、起伏に富む劇的なアップ・ダウンの構成で魅了していく。

ギュインギュインキュンキュン弾きまくるギターはしっかり印象的なソロを残し、熱いコーラス・ワークに胸弾む。①から一気に銀河を駆け抜けていくのだ。②はイントロからかっこいいメロが飛び出し遥か彼方の宇宙へ飛んでけ!激しいブラスト ビートから燃えるメロディがグーな③もかっこいい、中盤洒落たアレンジで楽しませてくれる。先が読めないので嬉しいな。

④もいい曲だ~。一聴して退屈そうなミッド・テンポの⑤でも後半からエネルギッシュな疾走感が飛び出しまたしても熱い。

バラード⑥で一休みだ。ブラックホールに吸い込まれそう~、、とかいいつつ、⑦でまたまたきまくり上がりのスピード感。ワームホールで瞬間移動だ。限定盤にのみ収録の⑨⑩も素晴らしい出来具合。そしてラスト⑪。捨て曲がない。

ソツがなく、手堅い一枚。ヴォーカルの線が細いため軽い印象も秘めないが、これだけの作品をつくってくれたら文句も出まい。


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2008年8月 8日 (金)

ARI KOIVUNEN/BECOMING・・・85点

ビカミング Music ビカミング

アーティスト:アリ・コイヴネン
販売元:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
発売日:2008/06/25
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1stアルバムがチャート・アクションにおいて母国フィンランドの歴史を塗り替えた、アイドル発掘番組出身の若きメタル・スターによる2ndアルバム。

今回からはバンド・メンバーと共に楽曲製作に取り組み、ポップだった前作よりも弱冠ヘヴィになり、起伏に富むアレンジが収められている

何度がリピートしてこれまで聴いてました。③⑤が一番好きかなーという感じですが、前作同様ソツなく楽しめるアルバムではないかと思います。

ややグルーヴィな①②から哀愁のイントロが冴える1stシングル③へ。キャッチーなアップ・テンポの④、そして壮大なパワー・メタル⑤が印象的

バラード⑥を挟んで⑦⑧⑨とメロディックなナンバーが続く。疾走する日本盤ボーナス・トラックの⑫も良い曲だ。

全体的に北欧メタルらしさが美味しい、彼の独特の表現力によるかっこいいヘヴィ・メタルがシンプルなまでに収められている。

ヴォーカル・メロディにおいて若いゆえの甘さはやはり秘めないが、逆に若いながらも直向にメタルを愛する姿が多くのリスナーのハートを摑んだに違いない。

彼のメタルライフはこれから、世界に向けて、メタル復興に向けて頑張ってもらいたいと願います。

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2008年7月30日 (水)

JOURNEY/REVELATION・・・90点

Revelation Music Revelation

アーティスト:Journey
販売元:Frontiers
発売日:2008/06/06
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新ヴォーカリストが凄い!という噂が噂を呼び、ようやく購入に至りましたジャーニーのニュー・アルバム。うむ、素晴らしいです。

フィリピン出身の新Voであるアーネル・ピネダの歌唱力が半端ではない。You Tubeに投稿された自身のバンド『The Zoo』によるジャーニーのカヴァーがニール・ショーンの目に留まり加入に至ったようである。

スティーヴ・ペリーに似ているのは確かで、DISC2のずらりと並んだ過去の名曲のセルフ・カヴァーなんてたまりませんよ、鳥肌が立ちました。しかも好きな曲ばっか入ってるし。

本編DISC1の新曲群も当然の如く良いです。キャッチーなロック・ナンバー①から摑みはOK。クリアなハイトーンVoが美しい。ゆったりしたバラード②へ続く。

ハイライトは⑥のバラードだ。伸びやかなサビ・メロがGOODで感涙モノ。⑦がまたメロディアスでこれも印象的な楽曲。ニール・ショーンのエモーショナルなギターもいい。

ところどころ、どこか落ち着いた、夕日を眺めているような美しい情景が思い浮かぶアルバム。ジャーニーの持ち味を巧く生かした傑作ではなかろうか。

DISC2含め、高評価を得て当然の作品ではなかろうかと思う。

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2008年7月26日 (土)

CRYSTAL BLUE/DETOUR・・・87点

ディトゥアー Music ディトゥアー

アーティスト:クリスタル・ブルー
販売元:マーキー・インコーポレイティド
発売日:2003/05/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

暑苦しい夏に爽快な空気を運んでくれる音楽といえばやはり北欧サウンド。煌くキーボードの音色に甘く美しきヴォーカル・メロディを堪能しよう。スウェーデン出身の4人組バンド、03年 本邦デビュー作。

溜まりまくったCD棚の整理をしつつ、出てきて久しぶりに聴いたコレ。悶々とした脳内をきれいさっぱりに洗い流してくれる一服の清涼剤となる。

ソングライトの大半を手掛けるのはトーマス・ラッサール(Key,Vo)。キーボードがブレインのバンドはやはり強い!それにヴォーカルがメチャ・ウマ!!伸びやかで爽快なハイトーン・ヴォイスが絶品で、②で一気にその世界に吸い込まれる。ええ曲だよ~ハード・ポップ⑧もいいね、巧い!

アメリカン・ポップな感触のある⑥なども作中いい味出してます。ちょっぴりジャジーな⑤⑨、シティ・ポップ風の⑩、ピアノ・バラード⑪とかも違和感無く。

いかにも北欧している③④⑦はEUROPEの影響下にあるのがよくわかる。

季節感、その時の気分によりCDをセレクトして流してみるとまた新しい発見がある。だから、今ここで北欧メタルをもう一度。

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2008年7月25日 (金)

YALE BATE/ON THE PROWL・・・75点

Img011


IconmusicON THE PROWL


    アーティスト:YALE BATE
  販売元:TIME WARP

  (Collector'sCD-R)


いかにもなジャケ写がたまりません。TREATみたいです。スウェーデン出身のこのバンド、なかなか楽しいハード・ポッピー・サウンドを鳴らします。

これもメタル友のオススメだったのですが、もしかして激レアなのか!?まったく知りませんでしたよこんなバンドがいたとは。Ds.のクレジットを見ると『プードルズ』のVoとして頑張っているJake Samuel(ヤコブ・サミュエル)の名があります。

87年~90年に発表された楽曲の寄せ集めのようですが、イモな北欧メタル/ロック・サウンドが涙モノでGOODです。キーボードの音色がまた・・ 全8曲。

①からしてエッジの効いたギター、ホワワ~ンとしたキーボード、マイルドで入りやすいヴォーカル、キャッチーなサビ・メロが“80S北欧”してていい!

やや明るい曲調の②~⑥を挿み感動のバラード⑦へ。これは良い曲だ。間奏のギター・ソロが泣かせる。軽快なアップ・ナンバー⑧もなかなかのもの。

復活したら絶対面白いと思うんですけど、他のメンバーは何をされているのかな。忘れ去られるには惜しい北欧メタルの原石です。

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2008年7月17日 (木)

KRYSTAL TEARS/A BRAND NEW LIFE・・・87点

Krystal_tears_2

Music A Brand New Life

アーティスト:Krystal Tears
販売元:Universal
Amazon.co.jpで詳細を確認する


メロディアス・ハード・ロックの傑作!メタル友のツテで購入した作品ですが、これがなんとも素晴らしき泣きメロの嵐

発表されたのは06年か07年か、資料がないので分かりませんがブラジル出身の4人組バンドのデビュー作です。ブラジルからこんなバンドが出てくるとは・・北欧のバンドに通じるクリスタルな輝きがここにある。

一曲目のイントロから泣かせにかかってきます。またマイルドなヴォーカル・メロディがたまりません。こういう哀しいメロディに弱い私には打ってつけのサウンドです。

メロハーとはいえ、しっかりアグレッシヴにリフを刻むギター・ワークも楽曲を盛り上げてくれる。Keyの活躍にも注目しましょう。

⑧は女性ヴォーカルとのデュエットがあり、面白い。

とにもかくにも捨て曲ほとんど無しの全13曲は哀愁美に満ちていてこの上なく悲しくも美しい

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2008年6月23日 (月)

JIM JIDHED/FULL CIRCLE・・・86点

Jim
Musicフル・サークル

  アーティスト:ジム・ジッドヘッド
  販売元:キング
  発売日:2003/04/02
  Amazon.co.jpで詳細を確認する

北欧HR/HMシーン
で忘れてはならぬこのお方。スウェーデンの伝説のロック・バンド、『ALIEN』の初代Voであるジム・ジッドヘッドである。

ALIEN脱退後の1stソロ『Jim』(90)で魅せた彼の作品は煌びやかなハード・ポップ・サウンドと美声を生かしたもので良かったが、幾分地味な作風であった為にすっかり忘れていたアルバムでした。ごそごそと棚からひっぱり出しては今聴いてみると・・やっぱり地味ですね。ジミ・ジッドヘッドなんてシャレをよく言っていたもんだ~・・。

昨年には4枚目のソロ『Reflektioner』を発表していて話題だった。これ、未聴なんですけど、気になります。

さて今回ご紹介の『フル・サークル』は03年発表の3rdソロ・アルバム。

最近にして目覚しい活躍をするトミー・デナンダーのプロデュース作であり、安定感抜群の一枚だ。トミーはギターとキーボードも兼任している。

円熟味を増したジムのヴォーカルはマイルドでとても伸びが良く、そのサウンドは時にジャーニーを想起させる。①のイントロを聴いた瞬間、「あ、きた!!」と歓喜するだろう。

ほとんど捨て曲なしのメロディアスなナンバーが14曲ギッシリ詰まっています。

③なんか、最高です。⑨のバラードもエモーショナルで素晴らしい。

このアルバムで見事にシーンに復帰した彼、優れたサポート・ミュージシャンと美声が融合したメロハーの傑作です。

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2008年6月17日 (火)

HEART/BRIGADE・・・93点

Brigade Music Brigade

アーティスト:Heart
販売元:Capitol
発売日:1990/03/16
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一般的にHEARTを語るアルバムなら80年代に人気沸騰した作品『HEART』(85)となるのかもしれないが、私が一番好きなアルバムはこの『ブリゲイド』(90)

前2作よりもサウンド・プロダクションが向上、よりハード・ロックのタフさとダイナミックなスケール感が押し出された珠玉の名盤だ。全米3位を記録。今回、リッチー・ズィトーがプロデュースしている。

素晴らしいヴォーカル・メロディはここでも堪能でき、ポップで入りやすい。②は全米2位まで上昇した美しくも軽快なバラード・ナンバーです。

ピアノ&アコギから徐々に盛り上がるドラマティックな③、ダイアン・ウォーレン作の⑤も強力なパワー・バラードだ。

ヘヴィながら哀愁のサビがいい⑥からアルバム中一層輝くアップ・ナンバー⑦へ。壮麗なコーラスとキーボードの導入が完璧な楽曲です。アコギで語る⑧はメロディが冴えるアン&ナンシー姉妹によるペンの爽快な曲。気持ちのいい青空が広がるイメージ・ソング

後半の⑩⑫⑬にも素晴らしいバラードが用意されている。これだけラブ・バラードが充実した作品もそうそうないだろう。ヴォーカル・ワークもとても充実している。

タイトなドラムにハード・エッジなギター、巧いヴォーカル。ずば抜けたサウンドは今になっても輝き続けております。

尚、私がかつて購入した限定BOX仕様には3曲のボーナス・トラック入り8cmCDが付いています。ここにも名曲と呼べるダイナミックなサウンドのバラードが収められています。 “ネヴァー・ストップ・ラヴィング・ユー”、アルバムの中に入っていたらさらに強力な作品になっていたでしょう。点数、3点上乗せします。

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2008年6月15日 (日)

HEART/BAD ANIMALS・・・84点

Bad Animals Music Bad Animals

アーティスト:Heart
販売元:Toshiba EMI
発売日:1990/10/25
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87年に発表された“HEART産業ロック3部作”第2弾。続く『ブリゲイド』(90)を語るに、やはりこのアルバムは外せない。

大成功した前作『HEART』の流れをそのまま移したかのような楽曲は、ロン・ネヴィソンの力と外部ライターによる美しき旋律に他ならない。

この作品には全米No.1になった名バラード②が収録されていて、これがまたとても良い曲。マドンナなどにも曲提供をしていたビリー・スタインバーグ&トム・ケリーの才気溢れる名曲である。最近ではセリーヌ・ディオンがカバー曲として歌っていて話題だった。

全体的にソフトになり落ち着いた印象のアルバムですが、軽快なハード・ポップ①やKey主体の壮麗な③、ポップながらも力強いサビがグーな⑦、シティ・ポップな感じのバラード⑧など良い曲が当然の如く揃っている美品。

地味なジャケが惜しいが、洗練されたサウンド、粒の揃った楽曲の数々にハートが和む。

そしてHEARTの魂は『ブリゲイド』で爆発する。

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2008年6月14日 (土)

HEART/HEART・・・86点

Heart Music Heart

アーティスト:Heart
販売元:Capitol Records
発売日:1990/10/25
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地味な存在だったバンドが一気にスターダムへと伸し上がるとき。キャピトル・レコードへと移籍したバンドはプロデューサーであるロン・ネヴィソンと外部ライターの起用により新しい次元へと到達した。全米No.1に輝いた、アン&ナンシー・ウィルソン姉妹率いるハード・ロック・バンドの85年作。

後に発表される『バッド・アニマルズ』(87)『ブリゲイド』(90)と合わせて“産業ロック3部作”と勝手に呼んでおります。

ハード・ロックというにはあまりにポップ、しかしここにあるメロディ・ラインやアレンジは実に煌びやかで良い。

MTVのヘヴィ・ローテーションにより②がTOP10入り、続いて③が4位に上昇、さらに④が1位になりアルバムはロング・セールスを記録。

個人的に最高傑作だと思っている『ブリゲイド』よりかはかなりポップなアルバムですが、この『HEART』の位置付けは大変重要なものであり、ジャケのセンスも大したものであります。いかにも80年代!

強力なバラード群の中、メロディ展開が絶妙な①やノリが良くサビが気持ちいい⑥なども印象的。

潤いと情熱、パワー溢れる名ヴォーカリストが一層輝いた名作です。
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2008年6月 6日 (金)

GREAT WHITE/SHOT IN THE DARK・・・88点

ショット・イン・ザ・ダーク Music ショット・イン・ザ・ダーク

アーティスト:グレイト・ホワイト
販売元:EMIミュージック・ジャパン
発売日:2005/10/26
Amazon.co.jpで詳細を確認する

『LAメタル』の功績・財産として残しておきたいグレイト・ホワイトの86年傑作2ndアルバム。05年にデジタル・リマスターで再発された。

これ以外の彼らの作品は、正直あまり興味が無いと言うか、印象に残っていないのでなんとも言えないのですが、この2ndだけは素晴らしく記憶に残っております。(3rd『ワンス・ビトゥン』も名作・・といわれるが、個人的にはまぁまぁな作品だった)

さて、何がいいかというと、とてつもなく強力なバラードがラストに入っているから。そう、 ⑧『ウェイティング・フォー・ラヴ』があまりに凄みのある曲で強烈。北欧メタル風の煌くキーボードから悲壮感漂うヴォーカル、徐々に盛り上がりを魅せ、ソロで爆発するギター・ワーク、どれをとっても一級品。ちょっと情けない感じのVoが独特でいい。

楽しげな前半の曲から後半でKeyが目立つ楽曲で進む構成が意外なアルバム。タイトル曲⑤以降、北欧のバンドかと思ってしまうほどのアレンジ、メロディが秀逸でした。

LAメタル・バンドとしては『ドッケン』あたりと同じ匂いがある作品だ。⑦を聴くとBON JOVIさえ思い出す。

"ウェイティング・フォー・ラヴ”、ジャケの美しさとともにそそられる劇的な名曲です。80年代、あの頃のアメリカのバンドは美しかった。
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2008年6月 3日 (火)

燃える家『ファイアーハウス』

これね、このあいだB OFFで250円で売ってました。
もう、笑っちゃいましたよ、ひとりで。こんなのあったんだ・・・


Firehouse_2





















はい、FIREHOUSEの1stアルバムUS版です。


最低ですね、これ(苦笑)。おねぇさん、何してんの?(爆)

これでホントに販売していたとは、信じられん。燃えてるよ、家が!!


まさしくFIREHOUSE!現在Amazonでも手に入る。


アルバム・レビューはこちら

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2008年6月 2日 (月)

DREAMTALE/PHOENIX・・・86点

Img010

Music フェニックス

アーティスト:ドリームテイル
販売元:マーキー・インコーポレイティド
発売日:2008/05/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

待ってましたの『DREAMTALE』、4thアルバムです。いや、正直前作がイマイチでしたので期待はあんまりしてませんでした。それでも彼らを応援したい気持ちは変わりません。

で、中身はどっこい、名盤1stの勢いが戻ったかのごとく、再び疾走してくれてます。それもまたクサクサに(笑)①②を聴いて思わず唸った方もおられるのでは!?

今回、バンド・メンバーがゴツイ写真で登場してますが、1st当初のメンバーはラミ・ケラネン(G)唯1人となり、ヴォーカルも替わってます。

ジャケのイメージからはジャーマン臭が漂い、ゴリゴリのパワー・メタルを想起させますが、出てくるメロディは「これぞ!」と呼べる『DREAMTALE節』

ペロペロピロピロキラキラとキーボードはSTRATOVARIUSSONATA ARCTICAの如く輝いております。北欧パワー・メタル、ここにアリ。

キャッチーな王道メトゥ④もグー!踊るようなメロの曲⑥や⑨⑪⑫には女性コーラスが入る。

そして、まるでSONATA ARCTICAな泣きメロ疾走曲⑦。これがいい曲なんだね~。歓喜歓喜。

DREAMTALEは男女デュエットがひとつのウリになっていると思うのだが、ドラマティックな⑩でも大きく取り上げられています。

ためらってるクサメロ・ファンの人は買いましょうね。エエから。
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2008年5月22日 (木)

DREAMTIDE/DREAM AND DELIVER・・・83点

Photo

Music ドリーム・アンド・デリヴァー

アーティスト:ドリームタイド
販売元:キングレコード
発売日:2008/05/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

FAIR WARNING復活から2年、今度はヘルゲ・エンゲルケ(G)が自らのバンドの3rdアルバムを発表。ドラマーにはC.C.ベーレンズが再び参加している。

伸びやかで気持ちのいい歌唱力を披露するのはオラフ・ゼンクバイル。FAIR WARNINGと比較されるサウンドでありながらも巧いヴォーカルに、どこか“アメリカ先住民族”を想起させるメロディ展開が心地良い。

2ndはいまいち印象に残らぬ作品(良い作品ではあるのだけれど)でしたが、それは1stアルバム収録の『What You Believe In』のインパクトが強かったから。あの曲を超える感動が欲しかったのでしょう。

今回の3rd、作品の流れとしては順当な、“らしい”アルバムだと思いました。①を聴くとはずした感がありますが、②がキャッチーで「おおっ!」となります。

結構穏やかなアルバムですね。ヘルゲらしいメロディとホットなアンサンブルが楽しめます。

政治家を“人間のクズの王”と歌う⑥やネット・ダウンロードについて問う⑦など歌詞も面白い。ちゃんとメロディも機能している。踊るようなサビが印象的な⑪もGOOD。

ラブ・ソングが少ないせいか、全体的にあっさりしています。

1stほどのインパクトはないですが、余裕のある時にゆっくりと聞いてみたい作品。②がとりあえずはオススメのチューンです。
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2008年5月18日 (日)

EVA/BLUE・・・84点

Blue_eva
IconmusicBLUE

  アーティスト:エヴァ
  販売元:ハート・オブ・スティール
  発売日:2007(08)
  →公式サイト

AOR HEAVENからリリースされていた1st「THE ONE」(01)も話題だった、イタリア出身メロディアス・ハード/AOR・バンドによる2ndアルバム。

これ、Amazonで探しても出てこないですね。リンクは公式サイトへ勝手に貼っときました。『Audioコーナー』で見れる曲順と私が手元に持っているアルバムとは曲順が違います。

『BEFORE I SAY GOODBYE』から始まりますが、適度なKey&Gの装飾にキャッチーなヴォーカル・メロディがなかなかに良い。ハスキーでやや暑苦しいVoの感触はオランダの1ST AVENUEをふと思い出す。

イントロから泣きが入った②『WHY DON’T YOU CALL ME』、煌くKeyに哀愁Voが漂う③『DO YOU KNOW、ハード・ポッピーな④『ONE DAY WITHOUT YOU』、軽快・壮麗な⑥『MY HOME』などオススメです。

TOTO,JOURNEY,SURVIVORあたりを想起させる楽曲はまさしく“産業ロック”といった感じで、特別 目新しいものがあるわけではないが、心地よいサウンドに身を委ねられる。

「ああ・・やっぱりこういうの、好きだわ~」と納得の、安定感ある美品だ。

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2008年5月17日 (土)

DOKKEN/LIGHTNING STRIKES AGAIN・・・84点

Don_dokken

Music ライトニング・ストライクス・アゲイン

アーティスト:ドッケン
販売元:キングレコード
発売日:2008/05/09
Amazon.co.jpで詳細を確認する

このタイトルにこのジャケ。泣かせます。嬉しいです。80年代黄金期のサウンドが新たなギタリスト、ジョン・レヴィンの手腕により見事なまでに味付けされている模様。

いや、ホントはね、ジョージ・リンチのギターが聴きたかったです。しかしながら、ジョン・レヴィンという男、只者ではないんだな。

あ、余談ですが、最初はEUROPEのメンバーかと思っちゃいました。まさかギターを手にするとは思いませんでしたけど、、。そういえば、ジョン・ノーラムもDOKKENの作品で弾いてましたね。うっかり忘れていたことをいろいろと今になり思い出してきた。

さて、本作の内容、哀愁のドッケン節とともに繰り広げられる①②の“いかにも”なリフレインがアルバム全体への期待を醸し出し、それは③で確信へと変わる。

モダンな④はおやっ?と思うが、続くバラード⑤で穏やかな風景を描き出しいい感じ。硬質な⑥では王道メタル・サウンドが堪能できる。流麗なアップ・ナンバー⑦もいい。

哀メロ・バラード⑧はサビが絶品である。円熟味を増したドンのヴォーカルが冴え渡る。

⑫のギター・リフも面白いですね。さりげないようでいてしっかりと印象付ける。

「これぞ!」と呼べるキラーチューンは無いかもしれないが、ドッケン節はたっぷり聴ける素晴らしき一品だ。

もう一度、初期の過去作を聴いてみたくなるような味わい深い作品です。

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2008年5月 8日 (木)

TED POLEY/Smile・・・85点

Smile Music Smile

アーティスト:Ted Poley
販売元:Locomotive
発売日:2008/03/04
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叙情派ハード・ロック・バンド『PROPHET』のドラマーから、『DANGER DANGER』のヴォーカルとして活躍していたテッド・ポーリーの復活ソロ・アルバム。

今年『DANGER DANGER』の新作が待機中である。

初期BON JOVIを彷彿とさせた『DANGER DANGER』の煌びやかなハード・ポッピー・サウンドは当時なかなかの衝撃でしたが、ハスキーなヴォーカル・メロディもかなりのインパクトがありました。そのヴォーカルが再びメロディックになり返ってきた。

ギター、ベース、プロデュースを手掛けるのは元KING KOBRAのJKノースラップ。とてもエモーショナルにメロディックに、じっくりと楽曲を盛り上げています。

キーボードには『TAKARA』の3rdに参加していたエリック・ラグノのクレジットが。

注目の楽曲は全編に渡り盛り込まれているが、特筆すべきは『KHYMERA』THE GREATEST WONDERでも活躍しているソングライターのマーティン兄弟による曲①②⑦⑩⑫。

良質な哀愁メロディが堪能できてテッド・ポーリーのヴォーカルとなかなかにうまくマッチしている。

叙情派路線が適度に似合うヴォーカリストのメロハー・アルバムです。

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2008年4月27日 (日)

KHYMERA/THE GREATEST WONDER・・・91点

ザ・グレイテスト・ワンダー Music ザ・グレイテスト・ワンダー

アーティスト:キメラ
販売元:キングレコード
発売日:2008/04/23
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「捨て曲が無い!」メロディアス・ハード・ロックの傑作がここに届けられた。

イタリアン・ロック・シーンを代表するマルチ・プレイヤー、ダニエル・リヴェラーニ(Key,b)によるメロハー・プロジェクトの3rdアルバム。

ヴォーカルは前作からの続投で、PINK CREAM69のベーシストであり数々のプロデュース作でお馴染みのデニス・ワードが担当。マイルド且つハスキーな美声で作品を盛り上げる。

かつて栄華を誇った“産業ロック”を想起させる哀愁メロディック・ナンバーのオン・パレードに嬉しくなりました。前作よりも一貫したメロディ展開を、全編に渡り効かせるのはトム&ジェームズというマーティン兄弟のペンによるもの。彼らがこのバンドのブレインと言ってもいいだろう。

都会的な夜景が浮かぶ、洗練されたサウンドのバラード⑥を聴くとアメリカン・ポップな印象さえ受けます。極上のAOR ⑧やハード・ポップ⑨もまた然り。

サビが絶品な哀メロ・ナンバー⑦や躍動感のある⑬はひとつのハイライトになっている。鳥肌立ちますわ~

最後の最後まで美旋律が途切れない。ジャケとサウンドのイメージにかなりの隔たりを感じるが、この透明感溢れ、ハートに染みる美世界はシティ・ポップな大人の魅力で溢れています。最高!!

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2008年4月25日 (金)

STEELHEART/STEELHEART・・・86点

Steelheart Music Steelheart

アーティスト:Steelheart
販売元:MCA
発売日:1990/05/10
Amazon.co.jpで詳細を確認する

マイク・マティアヴィッチ超絶・強力ハイトーン・ヴォーカルとヨーロッパ的なメロディが美しく響く鋼鉄の心臓、『スティールハート』のデビュー・アルバム。

なにはともあれこのアルバムには⑨『She’s Gone』という名バラードが収録されている。当時高校生の私の心に深く刻み込まれた衝撃の泣き泣きバラードである。

ピアノの切ない旋律から泣きのギターが入り、徐々に盛り上がりを魅せサビで一気に爆発するこの上ない名曲。

LAメタルちっくなカッコイイ②やファンキーな⑦、軽快なアップ・ナンバーのロックンロール⑧など明るい楽曲を織り交ぜ、美麗ながらもキャッチーな④、バラード⑨といった日本人好みともとれる印象的な楽曲を配置。

パーティチューン⑩で爽快にアルバムを締め括ってくれるのがまた好印象だ。

尚、私が現在所有している国内盤仕様には6曲目に『She’s Gone』のライヴ・バージョンが入っています。後半の曲順がずれています。

とかく幸せいっぱいの人には似合わないかもしれないバラード⑨。
男泣きの真髄がここに炸裂しています。

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2008年4月23日 (水)

ASIA/PHOENIX・・・84点

フェニックス Music フェニックス

アーティスト:エイジア
販売元:KINGRECORDS.CO.,LTD(K)(M)
発売日:2008/04/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

『WETTON|DOWNES/IconⅡ-Rubicon』で既に王道ASIAサウンドを復活させていたジョン・ウェットン(Vo,B)ジェフ・ダウンズ(Key)スティーヴ・ハウ(G)カール・パーマー(Ds)を引き連れ、ここにオリジナル・メンバーによるニュー・アルバムを完成させた!!まさに奇跡の復活劇。

産業ロックと言うと語弊があるかもしれないが、難解であるはずのプログレを極上のポップ・サウンドへと昇華した美しく聴きやすい1stアルバム『ASIA』(82)全米NO.1を9週連続キープ、全世界で1500万枚のセールスを記録した。そしてそのサウンドは2nd『ALPHA』、3rd『ASTRA』へと受け継がれる。

待ちに待ったこの瞬間。ジョン・ウェットンの透明感のある伸びやかなヴォーカル・スタイルが大好きで、ジェフ・ダウンズのドラマティックでキラキラしたサウンドとよく似合っている。

オリジナルのラインナップは実に25年振り。しかし①を聴けば、あの頃のサウンドが戻ってきたと実感します。衰えることの無い煌きがこの上なく感動的。

名曲『The Smile Has Left Your Eyes 』を一瞬想起させ、優しくも泣かせる③や美しいメロディが胸を打つバラード⑥がまた良い。

地味ながらもドラマを魅せるプログレ大作④、軽快なポップ・ナンバー⑤、雄大な⑦⑫。

個人的にはかつての派手な展開をもっと欲しかった気がするが、円熟味を増した珠玉のメロディに心和む一枚です。

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2008年4月18日 (金)

FIREHOUSE/FIREHOUSE・・・83点

ファイアーハウス Music ファイアーハウス

アーティスト:ファイアーハウス
販売元:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
発売日:2008/04/16
Amazon.co.jpで詳細を確認する

9年ぶりの来日で話題の中、リマスター盤が発売された。アメリカン・ハード・ロックの王道を地でいくFIREHOUSE、90年発表の1stアルバム。

これ聴いたの、高校ぐらいでしたかね、また懐かしのサウンドです。実にキャッチーで気持ちのいいコーラス・ワークが冴え渡る作品。

②なんて爽やかなまでにサビが印象的で、思わず一緒に歌いたくなるような快活な仕上がり。⑦も健康的に響いてくる良い曲だ。

⑨のアコギに続く⑩はなかなかに当時、衝撃的なカッコイイ曲でした。今聴くと「ああ・・やっぱり名曲だよな~」なんて、感慨深く思えたり。こんなストレートにカッコイイ曲はそうは無い。まさしくセンセーション。

そして全米3位を記録した美しきバラード⑪へと流れていく。しんみり流れる王道バラード。間奏のわずかなギターソロも泣かせる。

BON JOVIも関連しているだけにさすがの一品だ。2ndも良かったよな~。

新作は出ないのだろうか。ノスタルジーで終わらせたくないバンドです。

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2008年4月12日 (土)

WHITE LION/RETURN OF THE PRIDE・・・79点

リターン・オブ・ザ・プライド Music リターン・オブ・ザ・プライド

アーティスト:ホワイト・ライオン
販売元:キングレコード
発売日:2008/04/09
Amazon.co.jpで詳細を確認する


BON JOVINIGHT RANGERと並びに80年代メロディアス・ハード・ロックの全盛期を代表するバンド、WHITE LIONが戻ってきた。

かの名盤2ndアルバム『PRIDE』(87)〈全米11位)を産み落とした奇跡のメロハーバンド。

もう、すっかり忘れていました。しかし『PRIDE』はむちゃくちゃ感動した作品だったのですね。シングルも大ヒットを記録していて、『Wait』〈全米8位〉、『 When the Children Cry 』〈全米3位〉、『Tell Me 』〈全米58位〉など名曲多数。懐かしいな~。

今回はヴォーカルのマイク・トランプ以外は新メンバーということで不安はあるものの、17年振りの『WHITE LION』名義のアルバムだし、なんせタイトルがタイトルですからスルーするわけにもいきません。じっくり聴いてみました。

もう、マイクが歌えば“WHITE LION”っていう感じになりますね。甘いハスキー・ボイスが郷愁そそり、叙情的な②やピアノ・バラード⑦なんか、実に感動的だ。明快な⑤も良い。

1曲目からドラマティックなナンバーが登場したけれど、全体的になんか籠ったサウンドが惜しかった。弱冠のずば抜けないサウンドが気になります。

ヴィト・ブラッタの泣きのギターはここで聴けませんけど、とりあえずは往年の名曲も聴けるかもしれない新メンバーのライヴに期待しましょう。

4月16日発売のライヴDVD
『CONCERT ANTHOLOGY 1987-1991』で昔を堪能するのも良しです。買いますね、間違いなく(笑)
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2008年4月 1日 (火)

WORK OF ART/Artwork ・・・87点

アート・ワーク Music アート・ワーク

アーティスト:ワーク・オブ・アート
販売元:キングレコード
発売日:2008/03/26
Amazon.co.jpで詳細を確認する

うわわ~っ、こんな爽快なメロディック・ハードポップは久しぶりに聴いたって感じ。爽やかな大空と風に吹かれて、突き抜けた感覚が気持ちいい。

まさにこのサウンドはアメリカ産業ロック系、TOTOJOURNEYを想起させる。Voの声質からしてマイク・スラマー率いる『STEELHOUSE LANE』なんかも思い出した。スウェーデンのバンドにしては、80年代にあったアメリカ寄りのサウンドを絶妙なアンサンブルで効かせる。

くすぐったくなる程に気の利いたキーボードの活躍が目覚しく、マイルドなヴォーカル・メロディと適度に鳴り響くギター・ワークに胸躍る。

①から絶好調!バラード⑥⑦を挟んで⑧に来ると北欧らしいハードポッピーなサウンドにも出会います。⑪もまた然り、コレ、サビが最高!!

シャレた展開の⑨⑩などは幅広い音楽性を期待させる。

北欧のロック・バンドはまだまだ優れた音楽性を発揮する偉材で溢れているのではなかろうか。懐古趣味に囚われるのではなく、新しい風に吹かれながらもワーク・オブ・アートの伝統美を楽しんじゃいましょう。

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2008年3月28日 (金)

JOURNEY/FRONTIERS・・・84点

フロンティアーズ Music フロンティアーズ

アーティスト:ジャーニー
販売元:Sony Music Direct
発売日:2004/05/19
Amazon.co.jpで詳細を確認する

驚異の売り上げを記録したジャーニー・サウンドの頂点である『ESCAPE』(81)に続き発表された大飛躍作。83年作。

ジャーニーといえば『ESCAPE』を連想する方が多いかもしれませんが、私はこの『FRONTIERS』の方がどちらかといえば好きな作品です。

それもそのはず、強力なハード・ロック・ナンバー①『SEPARATE WAYS(WORLDS APART)』が収録されていて、もう、この一曲だけでノックアウトされたのでした。永遠不滅の名曲です。

スペーシーな空間美を演出したアルバムの全体像が素晴らしく、とても奥深いサウンドで構成された作品。

スティーヴ・ペリーのヴォーカル・メロディにウットリさせられるバラード②の美しさはジョナサン・ケイン(Key)ニール・ショーン(G)のコンビネーションにおける構築美でより一層際立つ。

骨太な③から雄大な④へ。そして感動のピアノ・バラード⑤。⑥も①と並びに大好きな一曲です。ハード・ロックたる魅力に溢れたアップ・ナンバーだ。

プログレッシヴ・メタルの先駆け的⑧⑨の妙技も印象に残る。

『ESCAPE』はちょっとソフトすぎて個人的にはまるで印象に残らなかったのですが、この『FRONTIERS』を経てジャーニーへの見方が変わり、過去作を聴きなおした経緯があります。

幾多のメンバー・チェンジもなんのその、各々のメンバーの才覚は計り知れません。また『ESCAPE』、聴きなおそうかな。

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2008年3月27日 (木)

KANE ROBERTS/SAINTS&SINNERS・・・91点

Kane_roberts_2

Iconmusic_2セインツ&シナーズ

   アーティスト:ケイン・ロバーツ
   販売元:ビクター
   発売日:1991/02/21

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アリス・クーパー・バンドの一員として一躍注目を集めた火を吹くマッチョ・ギタリストケイン・ロバーツによる2ndソロ・アルバム。

錚々たるソングライター陣による楽曲は捨て曲も無く愉快・痛快。デスモンド・チャイルド前面バック・アップによりパワー・ポップなメロディアスHRとなっています。

ジョン・ボン・ジョヴィ/リッチー・サンボラ/ダイアン・ウォーレンが関わる絶唱パワー・バラード③からキャッチーなナンバーのオンパレード!

ビッグ・コーラスを多用した思わず一緒に口ずさみたくなるような内容。

④「スィーリル・シスターァ・ダァーアンス♪」

⑤「アイ・ガタ・レベル・ハーァァァ♪」

中盤からも強力なナンバーが続く。

泣きのメロディがGOODなハイライトのひとつ⑦やサビで飛翔するKeyの効いた⑨、夕日を横目にひとり佇みしてしまいそうな男泣きバラード⑩。

野暮ったくも力のある歌唱力はギタリストといえども只者ではないです。無論ギターも巧い。

火を吹く姿も観てみたいけど、こういう時代を反映した正統派路線のポップなハード・ロックが似合う素敵な男でした。

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2008年3月23日 (日)

ROBIN BECK/TROUBLE OR NOTHIN’・・・90点

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Iconmusic トラブル・オア・ナッシング

   アーティスト:ロビン・べック
   販売元:マーキュリー
   発売日:1990/02/05
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昨年にはアルバム『LIVIN' ON A DREAM』が発売され、再び話題だったメロディアス・ハードロッカーロビン・べックの1stアルバム。

その昔、とある中古盤店で発見して、帯タタキに「デスモンド・チャイルドに認められたその力量・・」とあったので何気に購入して聴いてみて、驚きを隠せなかった激レアの名盤です。

そのアッパー&ハイパー・サウンドはさすがに素晴らしく、デスモンド/ポール・スタンレー/ホリー・ナイトの共作である①『HIDE YOUR HEART』から全編捨て曲も無く突き進む快作。

パワフルなハスキーボイスがロック・シンガーたる魅力を放っています。

ボニー・タイラーも歌っていた③『IF YOU WERE A WOMAN』が装いも新たに生まれ変わっていた。今でもヘビロテ可能な楽曲として輝いているホットな1曲。

続く感動のバラード『HOLD BACK THE NIGHT』の衝撃。デスモンドがアリス・クーパーと共作した名曲だ。

ダイアン・ウォーレン参加の②⑤⑦にも注目。ロビン自身も⑧⑦でソングライティングに参加している。

大ヒットしたCMソング⑩で幕が下りる本作はメロハー・マニアが唸ること間違い無しの傑作!数少ない国内盤、血眼で探しましょう~てか、再発してくれ!!

HOUSE OF LORDSのジェイムズ・クリスチャンが夫にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ

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2008年3月22日 (土)

SKID ROW/SKID ROW・・・86点

スキッド・ロウ Music スキッド・ロウ

アーティスト:スキッド・ロウ
販売元:イーストウエスト・ジャパン
発売日:1997/12/15
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ジョン・ボン・ジョヴィリッチー・サンボラのバック・アップを得て鳴り物入りでデビューした バッド・ボーイ・ロックンローラー=スキッド・ロウ、89年発表の1st.アルバム。

リーダーのデイヴ“スネイク”セイボ(G)ジョンの幼馴染みであるらしいが、BON JOVIが関わっているとはいえそのサウンドは彼らよりもヘヴィで鋭く、野生的。

なんといってもセバスチャン・バックのダーティーなまでにシャウトをかますヴォーカル・ワークの素晴らしさが際立ち、ビッグ・コーラスも印象的だ。

このアルバムには名バラード2曲が収められている。壮絶な⑤、感動的に締めくくる⑩の余韻・・。何度聞いても良い曲は良い。

アップ・ナンバー②、キャッチー&ポップな感触の③。極めつけは文字通りワイルドに展開する⑦の衝撃。

ガレージ・ロックの体臭と明快・痛快なロックンロールの楽しさが詰まった、血と汗にまみれた不良性さながらのエンターテインメント。

マイケル・ワグナーのプロデュースというのも忘れてはならないところです。

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2008年3月20日 (木)

BON JOVI/NEW JERSEY・・・94点

New Jersey Music New Jersey

アーティスト:Bon Jovi
販売元:Vertigo
発売日:1999/02/09
Amazon.co.jpで詳細を確認する

大ヒットした『SLIPPERY WHEN WET』(86)に続き、世界の頂点を極めたボン・ジョヴィの最高傑作である88年発表の4thアルバム

当初は見てくれのイメージだけで随分と馬鹿にしていたバンドですが、ハード・ロックが終焉を迎えつつある時代、高校生の頃にアルバムを初めて聴いた時の衝撃は凄かったです。「こ、これがBON JOVIなのか!!」と。

彼らのアルバムを聴いたことの無い人に薦めるなら、まずコレか前作になります。

前作同様ブルース・フェアバーンをプロデューサーに迎え、デスモンド・チャイルドの共作も踏まえた楽曲はさらにロックの躍動感と情熱に満ちていて感動の嵐が巻き起こる素晴らしいものだ。

分厚いコーラス・ワークで盛り上がる①はファンキーながらも楽しさいっぱいのキャッチーな②に続く。

そして永遠不滅の我名曲③の衝撃!美しいメロディと熱い魂の鼓動が漲るアップ・ナンバー。

とにかく凄い、聴いてくれ、時代を超越した名盤とはこのこと。

男泣きしてしまいそうな埃っぽくも切ないバラード⑦はギターの導入部が印象に残る感動作だ。

全ての曲がアメリカン・ハード・ロックの美しさを彩る。BON JOVIを馬鹿にしていた自分が嘘のようだった。今でもまったく色褪せることの無い名作です。

BON JOVIならやっぱりコレ!にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ



ニュージャージー(紙ジャケット仕様) Music ニュージャージー(紙ジャケット仕様)

アーティスト:ボン・ジョヴィ
販売元:ユニバーサル インターナショナル
発売日:2007/12/26
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2008年3月17日 (月)

EUROPE/THE FINAL COUNTDOWN・・・86点

ザ・ファイナル・カウントダウン Music ザ・ファイナル・カウントダウン

アーティスト:ヨーロッパ
販売元:Sony Music Direct
発売日:2004/09/23
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誰もが耳にしたあの名曲。ハード・ロックになど見向きもしなかった当時小~中学生の私がインパクトを受けたあのイントロラジオでも良く流れていた。

世界27ヵ国で1になったというシングル①のタイトル曲だけでも大変意義のあるアルバムです。北欧HR/HMの礎となる86年発表のスーパー・ヒット・アルバム!結果、600万枚以上ものセールスを記録した。

思わず拳を上げて一緒に歌いたくなる②、感動の名バラード③・・

巧いヴォーカルに入りやすいサウンド・プロダクションは、ハード・ロックに何の思い入れも無いポップスが好きな人でもすんなり受け入れられるものであろう。

微笑ましいタイトルの⑤やクセになるサビがGOODな⑥などなど。飛び抜けたHR/HMの名曲が多いわけでもないが、とにかく①が強力すぎてそれだけでOKなのです。

ロック不毛の地といわれたスウェーデンから登場した若き精鋭達は従来ハード・ロックに見向きもしなかった女性ファン層を開拓し、アメリカでも大成功を収めた

時代は廻る・・そう信じて今日の北欧勢達の健闘を祈ろう。
もう、その時は来ている筈・・。

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2008年3月 6日 (木)

ROYAL HUNT/CLOWN IN THE MIRROR・・・89点

Royal_hunt_2
Iconmusic_2クラウン・イン・ザ・ミラー

  アーティスト:ロイヤル・ハント
  販売元:テイチク
  発売日:1994/10/21

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『LAND OF BROKEN HEARTS』で衝撃のデビューを飾った北欧メタルの閃光ロイヤル・ハントの傑作2ndアルバム。

デビュー作も素晴らしいが、個人的にはこの2ndが彼らのアルバムの中で一番好きかも(微妙です)。

やや力んで歌うヘンリック・ブロックマンの歌唱とヤコブ・キエールの巧いギター・プレイがハード・ロックの躍動感を生み出し、アンドレ・アンダーセンキラキラ・ジャカジャカ・ピロピロしたキーボードが全編に渡り輝いている。

コーラスがキャッチーな①から女性コーラスの小味も効いたフックのある②、スリリングなアップ・ナンバー③。

タイトル曲④や泣きのドラマティックな⑦がまたいいのだよ。

軽快な⑧⑨に続き、ドラマの極みを見出すラスト⑩で大団円だ。後半の、キーボード・ソロから泣きのギターへバトン・タッチするところなんかたまらんぜよ!

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2008年2月29日 (金)

ROYAL HUNT/COLLISION COURSE・・・82点

Photo

Music コリジョン・コース~パラドックスII

アーティスト:ロイヤル・ハント
販売元:マーキー・インコーポレイティド
発売日:2008/02/20
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デンマークから登場したアンドレ・アンダーセン(Key,G)率いるメロディック・メタル・バンド、稀代の名シンガーであるマーク・ボールズを迎えて放つ9thアルバム

最近では『THE CODEX』(07)にて素晴らしい歌唱を披露していただけに、期待は高まるばかり。

さらに初代Voであるヘンリック・ブロックマンケニー・リュプケ(NARITA)イアン・パリー(ELEGY)ドゥギー・ホワイト(PRAYING MANTIS、RAINBOW、YNGWIE MALMSTEEN)といった実力派ベテラン・シンガーが大挙参加しているのも話題です。

97年発表の『PARADOX』の続編という事らしいが、その作品に大した思い入れは無いのでひとつの独立した作品として捉えたい。

さすがはアンドレ、緻密且つゴージャスなキーボード・アレンジはそのままに、マーボーをうまく乗っけてROYAL HUNTを復活させた。シアトリカルな展開で一気に進行する作品です。

女性コーラスを使う⑤やゴリゴリヘヴィなラスト⑩では上記ベテラン勢をリードVoとして登場させている。

⑥は“らしい”アップ・ナンバーでなかなかカッコイイです。ギターキーボードのバトルがスリリングでいい。

ドラマティックな⑧ではマネージャーの娘さんが一部リードVoを担当していて良いアクセントになっています。もっと聴きたかったね~

初期にあったようなメロディックなパートが減退していてどうも印象に残りにくい作品です。完成度は相変わらず高いですが、コレ!といった曲が見当たらないのは寂しい気がします。

ファンには安心して聴けるアルバムかもしれません。にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ

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2008年2月22日 (金)

NATION/WITHOUT REMORSE・・・86点

Nation_4

Iconmusic

ウィズアウト・リモース

   アーティスト:ネイション
   販売元:ビクター
   発売日:1995/12/16

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ちょいとスイスまで南下していたのでもう一回北の国に戻します。北欧メタルの名盤として外せないのがこのアルバム。ジャケも、「いかにも」です。

ネオ・クラシカルな旋律が心地よい、モロにインギー系様式美な展開を魅せるのは、最近でいうと『DIONYSUS』の活躍が記憶に新しいジョニー・ウリーン

⑦などちょい長めの曲展開がある種プログレ的であるが、全体的にとても聴きやすくキャッチーであった。

①からかなりツボでジョニーの流麗なギターにうっとりする。

キーボードの入り方も絶妙、随所で宇宙空間に輝く星のようにキラキラしております。

コマーシャルな②、産業ロックしてる⑤、さりげないバラード⑥と意外にコンパクトな楽曲がずらりと並び、タイトル曲(バンド名)である④の素晴らしきこと。

アバのカヴァー曲⑨はどうってことないが、疾走する⑩でうまく締め括った。

今聴くと当初よりもサウンドがソフトに感じるのは時代故か、これも懐かしの一品です。

洗練されたネオ・クラシカルの決定版!!にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ

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CHINA/SIGN IN THE SKY・・・84点

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Iconmusic サイン・イン・ザ・スカイ

   アーティスト:チャイナ
   販売元:Vertigo
   発売日:1990/04/05

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デビュー作から2年、今回の2ndではヴォーカリストが前任者のマース・シベロウからKROKUSのギタリストとして活躍していたパトリック・メイソンに変わっている。

これも国内盤は廃盤で、その昔に中古で探し出した貴重版。ジャケの雰囲気からしてツボです。

何故かまたしてもチャイニーな感じのイントロから始まるこの作品、なかなかに骨太なハード・ロックでヴォーカル・メロディも味があっていい。

このねちっこい感触は一時期のスコーピオンズのようでもある。

LAメタル的なサウンドはコーラス・ワークもキャッチーでいいが、いかにもヨーロッパ産といったクサいメロディが前作とは違う意味で印象に残ります。

オススメはラブ・ソング④やタイトル曲⑥、ノリのいい⑦、
そしてイントロ⑧に続くハイライト・ナンバー⑨が一番印象に残る。名曲ですねコレは。

ラストの泣きのバラードは演歌的であり、とても身に染みる“別れの曲”。

このアルバムを最後に私の印象からは消えてしまったバンドですが、かの名曲達はいまだに輝き続けております。いや、ホントに。

北欧メタルじゃないけど、北欧的

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2008年2月18日 (月)

北欧メタル特集 途中経過

さ~て、どんどん行きます北欧メタル特集

凍える雪が降りしきる限りは!!



「みんな~、ついてきて!!」




・・・って、定期的に見てる人いるんでしょうか。

ちょっとブログの記事が平坦になってきているのではないかと
危惧しております。


盛り上がっていきますよ!!!








自分だけ!?







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2008年2月17日 (日)

CHINA/CHINA・・・85点

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Iconmusicワン・ショット・トゥ・ザ・ハート

  アーティスト:チャイナ
  販売元:Vertigo
  発売日:1988/06/25

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10数年前に、“中古CDワゴンセール”で発見して買った懐かしの一品。

店員にちゃいな・・!??~って、失笑された記憶がなんとなくあります(苦笑)。気のせいかもしれませんがね。しかしこのジャケットは可笑しい・・いや、カッコ良すぎるでしょ(笑)

リンク先の商品は輸入盤ですが、私が持っているのは国内盤。故に上のジャケットを載せました。

オープニングがいかにも中国的で、その雰囲気のまま突っ走りそうであるが、そんなの関係無しに生きのいいハード・ロックが展開します。

バンド名はいったいどっから来たのだろう。『スイスのボン・ジョヴィ』ととれる内容は健康的で実に高揚感溢れる仕上がり。 『チャイナ』って感じではないな。

②③⑨などキャッチーなサビに嬉しくなる。キーボードが効果的な、思わず一緒に歌いたくなる⑦や、イントロのギターから印象的な⑫もいい曲だ。

全体的になんだか元気になるような、コーラスも冴える快活なハード・ロックが楽しいです。

続く2ndで雰囲気変わりましたけど、それもまたチャイナなオープニングで良かったと思います(笑)にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ

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2008年2月11日 (月)

DREAMTALE/BEYOND REALITY・・・90点

Dream

Music ビヨンド・リアリティー

アーティスト:ドリームテイル
販売元:マーキー・インコーポレイティド
発売日:2002/06/21
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映画
『ザ・ロック』のテーマ曲をいきなりオープニングに持ってきたセンスに脱帽!

STRATOVARIUSSONATA ARCTICAに継ぐ北欧メロディックサ・パワー・メタル・バンドの衝撃のデビュー作。そう、そのクサクサに疾走するメロディが衝撃的だった。

①の序章からそのまま②③のスピード・メタルへ移行する怒涛の展開。

安定感のあるドラミングにハートを揺さぶりながら歌うヴォーカル、狂い泣くギター。

④にはプロのジャズ・シンガーだというサンナ・ナタネンという女性がコーラスで参加されてますが、彼女がサビで飛翔する疾走キラーチューン⑧『DREAMLAND』がとてつもなく素晴らしい楽曲でもう、たまりませんでした。これ一曲の為に本作を買っても損は無いです。そう思える程にツボでした。

力強い⑤⑦にはNIGHTWISHのマルコ・ヒエタラがVoで参加。

キーボードの活躍が楽しいスピード・ナンバー⑨、元祖HELLOWEENちっくな⑩。

感涙のバラード⑪に壮大なメロメロ・チューン⑫で胸いっぱいである。再び登場のサンナによるリードVoがまた素晴らしい。ゲストだけではあまりにもったいない気がする。

このクサクサぶりはスペインの『DARK MOOR』の初期作を彷彿とさせるサウンドだ。HELLOWEEN、GAMMA RAY等の影響下にありながら、独自に昇華した安定感抜群のサウンドがいい。

久しぶりに聴いたけど、やっぱり良いです。にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ

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2008年2月 7日 (木)

RENEGADE/TIME TO CHOOSE・・・84点

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Iconmusic_2イム・トゥ・チューズ

  アーティスト:レネゲード
  販売元:東芝EMI
  発売日:1993.06.09

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国内盤ではゼロ・コーポから出ていた懐かしの一品。EUROPEに継ぐバンドとして期待していたが、2nd以降はあまりパッとせず いつの間にか消えていた北欧美旋律バンドの傑作1st。

ヴォーカルの歌いまわしもどことなくジョーイ・テンペスト的であり、キーボードで装飾されたポップな曲は2本のギターでさらに盛り上げてくれる。

特に1曲目の『Hold Back The Night』スリリングなカッコイイ曲だ。何度も何度も繰り返し聴いていたっけ。

②や⑬はサビに至るまでのヴォーカル・メロディが絶妙な哀愁ミドルでこれもよく聴いたなぁ。

⑤のピアノ・バラードがまた素晴らしい楽曲で、ギター・ソロ泣かせる。アコギとキーボードが綺麗なバラード⑩もいいよ。

イントロがカッコイイ哀愁ナンバー⑥、リズミックな⑪、快活なハード・ポップ⑫と随所でハッ!とさせるメロディックなナンバーが多数あり、なかなか充実したアルバムです。

サビでいまひとつ感動がダウンしてしまう場面が多いのが弱点な気もしますが、これが持ち味だと思えば慣れてくるよ(苦笑)

たまーに取り出して聴くと、やっぱこのサウンド、好きだわーって身に染みます。


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2008年2月 4日 (月)

EXSECRATUS/TAINTED DREAMS・・・78点

テインテッド・ドリームス Music テインテッド・ドリームス

アーティスト:エクセクレイテス
販売元:Spiritual Beast
発売日:2008/01/23
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フィンランドからまたしても登場のメロディック・メタル・バンド6人組。オペラちっくな女性Voにデスな咆哮が絡み、ズカズカドコドコと疾走しています。

ゴシック・メタルが始まりそうな①のイントロに続く②で早速勢いよく疾走おお~!これはいけるかもしれないと期待する。ちと軽く聴こえるドラムと弱いヴォーカルが気になる。

初期NIGHTWISHの亡霊を見ているようだ。

いやしかし、③以降かなり迫力があり、メロの煽情力も上々。

シンフォなキーボードで盛り上げてくれる④と⑤はギターのメロディもGOOD!デスVoはいらんような気がする。

演歌的なバラード⑧はイントロからキテマス。

⑨なんぞはもろ2ndの頃のNIGHTWISHのよう・・と思えばブラストビートで疾走。プログレッシヴな⑩でも披露されている。

日本盤ボーナスの2曲もけして捨て曲というわけではない。
メイデンぽいイントロと耽美な展開が印象的な⑪もスピード・チューン⑫もセンス抜群。

どうしても全体的にチープに聴こえてしまうのは、バンドの技術が足りないというよりかはレコーディング環境のせいかな~と思うのだが。

とてつもなく大化けしそうな予感がする作品だ。

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