★POPS/ROCK(海外)

2010年11月25日 (木)

ISSA/SIGN OF ANGELS・・・90点

Sign Of Angels Music Sign Of Angels

アーティスト:イッサ
販売元:SPININNG
発売日:2010/11/10
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国内盤発売される前から何かと話題だったのですが、ジャケットがまずインパクトありますね。それでいて、ハードロックをやっているという。期待させます。

ノルウェー出身の彼女は元々セリーヌ・ディオンやマライア・キャリーなどのポップな音楽を好んでいたようですが、HR/HMへの転機が訪れやがてFrontiers Recordsの推薦によりソロ・デビューが実現した。

名立たるソングライター、プロデューサーが参加し、彼女の音楽を具現化しているのが頼もしい。たいてい歌い手が書かない音楽は曲によってばらつきがあったりする印象もあるのですが、アルバム全体に渡る統一感は素晴らしいと思います。

女性ロック・シンガーたる歌唱力と美しさを武器に、若い世代を惹きつける魅力があると思う。

おそらく評価は分かれるでしょう。HR/HMというほど激しくもなく、普通の・・というか、より普遍的な幅広いリスナーに好まれるであろうサウンドで、メロディが際立っているので心地良く聴ける。北欧メタルと呼べるほど哀愁やメタル度があるわけでもなく、しかし美麗なバラードはしっかり入っているしソフトで退屈な音楽というわけでもない

個人的にはBON JOVI風の①ですでにOKです。以降捨て曲もなく安心して聴いていられる。注目のソングライター、マーティン兄弟が④⑨に参加しているのも嬉しい。キャッチーな⑥やピアノ・バラード⑦は今風のポップ・ミュージックだし、リズミックな⑧も快作でHRに興味が無い人でもいけるでしょう。

TREAT、ERIKA、FIONAあたりを思い出す昔ながらのメロディアスなハードロックが今風にブラッシュ・アップされ、彼女により蘇ったような感じもする。洋楽ポップ・ロックが好きな人にもぜひ聴いてもらいたい。

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2010年10月23日 (土)

夜にはぐれて

80年代の女性アーティストをYouTubeで何気に探していたら、「懐かしー」とか思いながらWinkに止まってしまった。中山美穂と並んで、80Sアイドルとしては現代にタイムスリップしても通用するようなキマったルックスなんですね。



そうそう、このメロディはどっかで聴いたことがある。NIGHTWISHがカバーしていたのです。元々はアンキー・バッガーが歌っていたもの↓



80年代だし、結構古臭い曲じゃないかと危惧してしまうけど、実際は既に完成された名曲であることが分かる。

NIGHTWISHバージョンはさらにカッコイイ神業的な名曲に仕上がっていて、出た当時は感動したものです。

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2010年7月15日 (木)

MARILYN MARTIN/THIS IS SERIOUS・・・77点

This Is Serious Music This Is Serious

アーティスト:Marilyn Martin
販売元:Wounded Bird Records
発売日:2007/01/30
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知人に薦めてもらい、聴いてみたマリリン・マーティンの2ndアルバム(’88)。

私はまったくこのアーティストのことを知らなかったのですが、80年代の音楽としては外せないキャリアの持ち主のようです。フィル・コリンズとのデュエット曲『Separate Lives』(’85)が全米1位になり一躍有名になったアメリカの実力派シンガー

「知らなかった」と書きましたが、実はジョー・リン・ターナーの『SUNSTORM』(’06)に『NIGHT MOVES』という曲がありますが、これ、彼女のカバー曲(’86:全米28位)でした。良い曲です。

さて、本作の内容ですが、初夏の風が吹きそうな爽やかなポップ・ナンバー①から始まります。煌くいかにも80年代なサウンドのタイトル曲②、洒落た感じの③とまるでロックとは無縁な感じの楽曲が続きますが、⑤ではエッジの効いたギターが活躍するナンバーが聴けます。個人的には⑩が一番好きかな。

全体的にとてもハード・ロックと呼べない作品なのであまり印象に残らないのですが、確かにヴォーカルは艶があって魅力的。

機会があれば1stも聴いてみようと思います。



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2010年6月16日 (水)

REO SPEEDWAGON/HI INFIDELITY・・・82点

禁じられた夜 Music 禁じられた夜

アーティスト:REO Speedwagon,REOスピードワゴン
販売元:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
発売日:2002/07/10
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80年代の幕開けを告げたREOスピードワゴンの超ヒット作にして名盤。

このリマスター盤、CD屋で何気にあったのを購入して今になって聴いてみた。全米1位の②は何度も聴いたことあるにしても、アルバム・トータルとしてじっくり聴いたことは実は無かった。メタル耳には地味なサウンドであるものの、ポップでメロディアス、曲によってはハードロックといえるサウンドの傾向もあり、十分楽しめる。

⑤など、なんとも身に染みるサビのメロディがたまらない。間奏のギター・ソロも良い。

全体的に涼しい風が吹いているようなアメリカン・ロックたる爽快なサウンドで、気分が晴々する感じ。昔よくカセットテープ入れて聴いていたフォリナーやスターシップなんかを思い出す。

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2010年3月30日 (火)

ORIANTHI/BELIEVE・・・83点

ビリーヴ(初回限定盤) Music ビリーヴ(初回限定盤)

アーティスト:オリアンティ
販売元:ユニバーサルインターナショナル
発売日:2010/01/27
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オーストラリア出身。マイケル・ジャクソンの横でギターを弾いていたということですっかり有名な彼女ですが、本邦デビュー・アルバムとなるこの2ndアルバムをじっくり聴くとしっかりハード・ロック路線のギター・ソロが挿入されており、80Sマイケル世代をも「おおっ!」と唸らせるものがあります。

最初は、「どうせ今時のギャル・ロックだろーなー」というくらいにしか思ってなかったのですが、新世代さながらのモダンな感触はあるにしろ、オーソドックスなロック・サウンドが響き渡ります。

①はアヴリル路線のキャッチー&軽快なナンバーで、②へ行くとへヴィながらサビで盛り上がる。③はかのデズモンド・チャイルドが参加した独特なサビまわしのロック・ナンバー。

タイトル曲④はほんのり春気分の爽快なナンバーでゆったり和み系の⑤へ。ファンキーな⑥、豪快なハード・ナンバー⑦と続いていく。

ブルージーなおやじ的ソング⑨やマイケルに捧げられたとされる美しいバラード⑪もある。スティーヴ・ヴァイと競演した疾走感のあるインスト⑩を聴くと、もっとハード・ロックな統一感のあるアルバムを期待してしまう。次回はぜひ。

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2010年3月21日 (日)

BLOOM/BLOOM・・・83点

ブルーム Music ブルーム

アーティスト:ブルーム
販売元:アート ユニオン
発売日:2006/07/05
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3年以上前の作品ですが、薦められて聴いてみた。まったく知らなかったバンドですが、女性ヴォーカルものとしてはなかなか高水準なサウンドを利かせる。スウェーデン発の6人組ロック・バンドのデビュー作。

ギタリストのひとりであるデビッド・フレンバーグはスウェーデンのプログレッシヴ・メタル・バンド『アンドロメダ 』のメンバーであり、軽快なロック・サウンドながらもこんなところでメタル繋がりがあったり。

女性リードVoのヨハンナ・ステッドが、スタジオでコンポーザー兼プロデューサーとして活動をしていたフレドリック・ラーソン(G,Key)の作った曲を歌ったことがきっかけとなってデュオとして結成され、バンド形態に至った。

写真を見るとちょっぴりワイルドな風貌のヨハンナの姿が印象に残る。80年代のメタル・クイーンをなんとなく思い出す。

歌声はマイルドで透明感のあるポップ・ロック向きの声で、ちょっぴりキュート。爽快なエッジの効いた①を聴くと確かな手応えを感じる。

全体的にモダンでポップなガールズ・ロックといった感じで、北欧ならではの哀愁もほんのり利かせ、メロハー・ファンにもオススメ出来る仕上がりではないかと。個人的には①⑤⑥が気に入った。

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2010年2月10日 (水)

Surround/Varje steg du tar・・・77点

 Varje Steg Du Tar Varje Steg Du Tar
販売元: iTunes Store(Japan)
iTunes Store(Japan)で詳細を確認する

このバンド、Amazonで検索しても出てこなかったので一応上の画像で。メタル友のお薦めで聴いてみたアルバムなのですが、なかなか良いです。このジャケ写の人物の目線がまずマイナス点なんですけど(汗)、爽やかな初夏の風が流れ込むようなサウンドが意外だった。

ジャケのイメージからフィンランドのバンドかと思ったらスウェーデンだった。しかも母国語で歌っている。なんだか酔いそうで微妙なんだけど、サウンドはいい。

クレジットを見るとタイトル曲⑦と⑪にミカエル・アーランドソンの名が。⑪は英語で歌ってます。やっぱり全曲英語で聴いてみたい気がする。

ハード・ロックというよりポップ・ロック。ひたすら爽やかな空気が漂っている。①②を聴いてさっそく「おおっ」とうなずく、ほんのり哀愁系のメロディアスな楽曲が一般受けしそう。

バックストリート・ボーイズとか好きな人でもこれはいけそうだ。

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2010年1月 6日 (水)

Valentine/Today It Begins...・・・82点

トゥデイ・イット・ビギンズ... Music トゥデイ・イット・ビギンズ...

アーティスト:ヴァレンタイン
販売元:SPINNING
発売日:2010/01/06
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美貌のヴォーカリスト、エミリー・エリスを中心に’05年にラスベガスで結成され、活動拠点をL.A.に移動してからメンバーを一新させ、4人組バンドとしてデビュー。

プロデュースはクレイトン・ライアン(g,ds,back vo)が行っている。サウンドのブレインは彼ということになります。もう一本のギターにメタル・バンドにいたエリック・マタ(g,screams)、ベースにダン・クレイマー(b,back vo)が加わりスタートを切った。

近年益々女性ヴォーカルのロック・バンドが増えているような気がするが、テクニカルなバンド・サウンドにスクリーモ風のアップ・ナンバー①②やパンキッシュな③、冷たいピアノを配したゴシック・メタルな④、力強いハード・ロック⑤、打ち込み音が異色な⑥と多彩なサウンドで独特な雰囲気を醸し出している。

明快&キャッチーな⑦、一際メタルしてる⑧、ポップな⑨、メロディックな哀愁ナンバー⑩・・と後半もバラエティに富む。

女性ヴォーカルものが好きな人はロック、ポップに関わらず、チェックしてみるといいかもしれない。メタル・ファンもぜひ。

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2009年12月21日 (月)

バタフライ・エフェクト3のエンディング曲

映画『バタフライ・エフェクト3』のエンディング曲が気になった。



エンドロールで分かったのだけど、

Kelly Barnes の“Rewind”という曲だった。

リ~ワインド♪って、歌ってたから、なんとか分かった。

エンドロールでは、他にも挿入歌で数曲タイトルが出るから分かりにくいんですよね。


CDではまだ発売されてないのかな・・

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2009年11月14日 (土)

BECCA/TOKYO-O-ING・・・84点

TOKYO-O-ING Music TOKYO-O-ING

アーティスト:ベッカ
販売元:SMJ
発売日:2009/11/04
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メレディス・ブルックスに認められ、アヴリル、クリスタル・マイヤーズなどに通じるガールズ・ロックの王道を行くベッカの2ndアルバム。BENNIE Kとのプロジェクト曲②も話題ですが、彼女の音楽は80年代へ回帰するかの如きキャッチーなロックにこそある。

今風なアップナンバー①で掴みはOK、哀メロ・チューン③、歌の上手さを実感させるバラード④。

時にHEARTを想起させるほどにヴォーカル・メロディが心地良い。⑨も印象的。

彼女の好きな“SHIBUYA”をテーマにした楽しい⑤、一緒に歌いたくなりそうな⑥、切実な⑦、シンセ・サウンドが独特な⑧。いずれの曲もキャッチーで聴きやすい。

そしてこのアルバムにはレベッカの名曲“FRIENDS”が⑫に収録されています。これがまたいいんですね。マイルドで切ないメロをじっくり英詞で聞かせてくれる。

日本との繋がりが深い彼女。前作よりちょっと地味な気がしますが、完成度は高いと思う。

初回限定DVD付もアリ。

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