ISSA/SIGN OF ANGELS・・・90点
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Sign Of Angels アーティスト:イッサ |
国内盤発売される前から何かと話題だったのですが、ジャケットがまずインパクトありますね。それでいて、ハードロックをやっているという。期待させます。
ノルウェー出身の彼女は元々セリーヌ・ディオンやマライア・キャリーなどのポップな音楽を好んでいたようですが、HR/HMへの転機が訪れやがてFrontiers Recordsの推薦によりソロ・デビューが実現した。
名立たるソングライター、プロデューサーが参加し、彼女の音楽を具現化しているのが頼もしい。たいてい歌い手が書かない音楽は曲によってばらつきがあったりする印象もあるのですが、アルバム全体に渡る統一感は素晴らしいと思います。
女性ロック・シンガーたる歌唱力と美しさを武器に、若い世代を惹きつける魅力があると思う。
おそらく評価は分かれるでしょう。HR/HMというほど激しくもなく、普通の・・というか、より普遍的な幅広いリスナーに好まれるであろうサウンドで、メロディが際立っているので心地良く聴ける。北欧メタルと呼べるほど哀愁やメタル度があるわけでもなく、しかし美麗なバラードはしっかり入っているしソフトで退屈な音楽というわけでもない。
個人的にはBON JOVI風の①ですでにOKです。以降捨て曲もなく安心して聴いていられる。注目のソングライター、マーティン兄弟が④⑨に参加しているのも嬉しい。キャッチーな⑥やピアノ・バラード⑦は今風のポップ・ミュージックだし、リズミックな⑧も快作でHRに興味が無い人でもいけるでしょう。
TREAT、ERIKA、FIONAあたりを思い出す昔ながらのメロディアスなハードロックが今風にブラッシュ・アップされ、彼女により蘇ったような感じもする。洋楽ポップ・ロックが好きな人にもぜひ聴いてもらいたい。
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