国際・政治『太田総理と秘書田中。』

2006年11月29日 (水)

『太田総理と秘書田中。』いじめ問題2

11月24日放送分。

太田総理のマニフェスト『いじめをなくそうというスローガンを禁止します』

大金をかけてこういうスローガンを掲げたとしてもいじめ撲滅には繋がらない。ましてや学校・教育委員会の『いじめ隠蔽』問題まで起こっている始末だ。

今回の放送分は前回の続きでもあり、前の記事で太田総理に問いかけていた部分をちゃんと答えていただいているようにもみえて見応えがありました。

お笑いだっていじめのようなもの。人を馬鹿にして飯食ってるんだから。けど、こういう笑い、面白い事を規制して徹底的に管理するような社会が来たとしたら、それはそれで恐ろしい事だ。映画だって無くなるだろうし、自分を表現する場さえ無くなるのではなかろうか。

「弱くて醜い奴らだってちゃんと自分の居場所があるんだよ。生きていく事は好奇心であり、世の中には面白い事いっぱいあるんだよ・・」というようなメッセージが印象的でした。

今回はほぼ太田総理の言っていた意見に同感です。

『自己愛』~自分を好きでいる事が他の人を好きになる事に繋がる。

ただ、自己愛がただの自己中になって協調性を見出せないまま大人になり、犯罪を犯す奴らもいるとしたら、そこは突っ込んどくべき問題でもあったと思います。反対側の人に言って欲しかったな。

でも、この番組はバラエティとはいえ、もっと取り沙汰されてもいい意義のある番組だと思います。

いや、バラエティだからこそ、政治家には言えない事を言えるのでしょう。

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2006年11月20日 (月)

『太田総理と秘書田中。』いじめ問題

11月17日放送分。

関根勤のマニフェスト『小学校で武道を習うことを義務化する』

格差社会や性犯罪などが多発するのは日本古来の武道精神がなくなってきているからだという・・!?

 これを義務化したところで教える先生によっては解釈も変わるだろうし、『他人に迷惑を掛けない』規範なんぞは個々の家庭においてのしつけの話でしょ。

・・・で、出てきたのは『国民の怒り』コーナーにおけるいじめ問題。

和希沙也というタレントさんが自身のいじめられていた体験を涙ながらに告白。
すると金さんが 「何で言わないの? 何で親に相談しないの?」とまくしたてる。
            
言えない状況にあったから苦しんでたんだろーが。

この方の言い方だと、「自分はこんなに苦労をして頑張ってきたのになんであんたらはそーなのよ」と言っている様にみえるんだ。上から見た自分中心の考えである。

そこで太田総理は「金さんは強くなれと言うけど、皆がみんな強くはなれない」と切り出した。もっと言ってくれ。人間は誰もが強いわけじゃなく、醜くて弱い部分も人間なのだよと。「そこをまず認めなきゃダメだ」なんてことは前のマニフェストの時にも言っていた。

“醜くて弱い部分も人間”で話を終わらせてしまうのは非常に危険だ。秩序の無い乱れた社会をつくりたいのかと。だからこそ国の政策でなんとかしようじゃないかって事になる。

親さえ信用できない、いじめられる子供達を本気で救いたいと思うのなら、その子の内面の奥深くまで入り込んであげなければならない。教育委員会、PTA、先生方が動いたところで根本的な解決にはならないでしょう。生まれ育った家庭環境、人を見下す事を先導する社会という根本。

太田総理、あなたが言うお笑い界のルール=愛情表現て・・・。
お笑いからくるばかにされる加減は度が過ぎるといじめに繋がります。
お笑いもいじめを助長する要因のひとつである事も認めなければならないのでは?

私はバカにされた事はあってもいじめられた事はない。バカにされる程度にとどまるのはその関係の中でクラスメイトや友達同士に愛情表現があったから。バカにされてもバカにし返す暗黙の了解みたいなものがあった。

いじめられていると思いつめる子はまわりに一人でも支えになってくれるような友達などがいればいいのでしょうが、いじめられる要因も千差万別ですし、いじめ自体は無くならないと思います。

またいろんな矛盾が出てきました。今宵は『スクール・オブ・ロック』を観て寝ます・・・。

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2006年11月11日 (土)

『太田総理と秘書田中。』核抑止力について

『太田総理と秘書田中。』

毎回楽しみにしているこの番組。細かい政治の事には詳しくないので、固い『朝まで生テレビ』と比べれば、解りやすくて面白いです。元防衛庁長官 石破茂VS太田総理の図式も話題。

今回の太田総理のマニフェストは『北朝鮮の核を日本が買い取ります』
核を燃料として平和利用するというのです。日本には青森県に核燃料再処理工場があります。

反対側の意見では戦時体制を維持しなければ持たない北朝鮮から核を買い取ったところで核は無くならない。核のマーケットさえ出来るのではないかということ。

太田:『核で一番商売してるのはアメリカですよ』

石破氏の言うミサイル防衛を推進し、軍隊を強化するという理論はプロセスとしては有効だが、核のホロコーストを引き起こす要因にもなりかねない。

太田賛成側に着いている藤本健二氏の発言にも注目です。
彼は87年に訪朝し、01年に帰国した金正日元専属料理人らしいです。金正日が直に言った話によると『核を持たなければ外国(アメリカ)に攻められる』ということ。国内の独裁体制の為だけでなく、核抑止力の為の核らしい。

私も平和を願い、世界から戦争も無くなって欲しいと思いますが、現実問題としては難しいかと。

しかし、憲法9条もそうですが、太田総理が掲げる核を持たない、武器を持たないという願い、
手段として核を買い取るというアイデアは面白いと思います。
一発の値段は一千万円らしい。

北朝鮮だけでなく、世界から核を無くそうという気持ち、心が大事。本当にそうなるといいですね。

女は子供を生み育て、男は敵から家族を守り養うとすれば、人間の根源的な部分で戦いはなくならないのかもしれない。しかし、人間は学習していく生き物だ。

当ブログの趣旨は音楽・映画です。アクション映画が好きなものからすれば、この世から武器が無くなれば映画も見れなくなる矛盾が生じます。子供が見るアニメやゲームも規制の対象になるでしょう。恋愛ものばかりになってしまうのか。ちょっと思い出したのが、映画『デモリションマン』。そこらへんの社会風刺が描かれています。

最終的に太田総理の法案は可決されませんでしたが、核武装・核抑止力についてはもっと議論されるべきものではないでしょうか。

最近勉強しているという出演者 紗理奈の名言:『メッチャ面白いんですよ』
                     『アメリカ悪いよ~』『ネオコンあかんわ』
                     
もっとしゃべって欲しかったですけど、カットですか?

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