2008年7月 5日 (土)

映画『天空の城 ラピュタ』

Laputa3宮崎駿監督最新作『崖の上のポニョ』がいよいよ公開。見ようかどうしようかと悩みつつ、過去作を再チェックです。彼の作品で一番好きなのがこの『LAPUTA。最初に見たのが小学生の頃、とても楽しめた作品であり、その後何度もビデオで見てはひとり感動しておりました。久石譲のドラマティックな音楽も最高です。冒頭のタイトルで鳥肌が立つ。

大人になってから見るの何年ぶりでしょうか・・。
レンタル屋行ってDVD借りようとしたらジブリアニメでこれだけ全滅。再びビデオで見返しました。いまだに愛されているアニメなんだなと改めて思います。

前作である『風の谷のナウシカ』より子供向けですが、大人も十分鑑賞に足りうる波瀾万丈の冒険活劇&軍事アクション。スィフトがガリバー旅行記第三部『ラピュタ』に描いた天空の島がモチーフになっている。

Photo_3名作『未来少年コナン』を想起させる躍動感に満ちた展開が良い。空から降ってきた少女シータ(ラピュタ帝国の正統な継承者リュシータ王女)を守るために献身的なまでに活躍する少年パズー(鉱山の見習い機械工)の成長、愛と勇気の一大スペクタクル。

働く男、見守る女、温かなヒューマニズムに忘れかけていたものを感じさせる。また、軍隊における強大な権限は国家のあり方を問い、その模様は現代にも通じる殺伐とした倫理観を狭間見ることに。

ラピュタ探索における、政府の密名を受けた特務将校のムスカ大佐(ラピュタ王家の一族)のキャラは冷静でありながら後半、ラピュタの事になるとやたらと乱暴になるすさまじく野心家のファシスト。

ムスカが言った『ラーマーヤナ』『マハバーラタ』、あれ中学の美術の先生が超古代文明的な話をしていたからよく覚えている。核戦争の痕跡説です。

高度な文明を持っていたはずのラピュタ帝国は滅びた。ラピュタ人は生命力をなくし、人口は減り、突如発生した奇病により滅亡した

空中海賊ドーラも強力なキャラだったね。「泣き言なんか聞きたくないよ。何とかしな!!」って、無茶言うキャラはどっかの会社の上司みたいでもあり。

息子が言ってました、「あの娘(シータ)がママのようになるの?」
そういや、ドーラの部屋に飾ってあった額の絵(写真)、シータに似てましたね。若かりしドーラの姿だったのでは。シータもそうなるのか!!?パズー、たじたじ。

Laputa2_2ラストは崩壊・・という結末ですが、あの残った天空の城はいったいどこへ向かうのか。金品や財貨の価値よりも、『冒険や出会いそのものが重要』というテーマは良かったよね。


尚、小説版ではその後、北のゴンドアの谷で暮らしているシータの日常が描かれていました。彼女はパズーからの手紙を受け取ります。


「ゴンドアまでの航空地図はもう作ってあるんだ。あとはシータが送ってくれた地図があるから家までいけるよ」

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2008年6月30日 (月)

映画『告発のとき IN THE VALLEY OF ELAH』

Photo_5主演トミー・リー・ジョーンズシャーリーズ・セロン、そしてスーザン・サランドンとオスカー俳優3人が出演、イラク戦争を題材に03年に実際に起こった事件を基に映画化されている・・とあらば、観ておかねばならぬこの映画。

深いテーマと重厚で抑えた演技合戦を観ているだけでも良い映画だと痛感しますが、『犯人探し』という謎解き、サスペンス作としても全編見応えのある映画でした。

イラク帰還兵の一人が軍管轄内の空き地で焼死体で発見され、息子を探していた退役軍人の父ハンク(ジョーンズ)はその焼死体が自分の息子であることを知らされる。心配する妻(サランドン)を家に残し、独自に調査を開始。以後、軍警察と反目することになる地元警察のエミリー(セロン)に協力を仰ぎ、やがて軍部の隠蔽工作にたどり着くー。

戦争における悲惨な実状が映画という枠組みで描かれています。これはでも、政治的な面より家族のドラマであり、人間の隠された内面に迫るなんともいえない性。

バラバラに切り裂けられ、無残な姿の子を目撃する父親。とても妻には見せられない。しかし、母もしかとその姿を受け止める。泣き崩れる母の、計り知れない苦悩にこちらまで耐えられなくなってくる。典型的な軍人一家でありながらも命が失われることへの驚異・・。

何故、こんな目に?ラストで知られざる息子の姿と精神を病んだ兵士の苦痛が浮き彫りになる。イラク帰還兵の話では映画『勇者たちの戦場』を思い出しました。

民主化の為にイラクへ行ったはいいが、そこは想像を絶する悲惨な地帯。そして無事祖国へ帰還してもさらなる『傷』が兵士を悩ませる。

「あんなところでも、また戻りたくなる」っていうような帰還兵のセリフが、まさしく『勇者たちの戦場』でも描かれていたこと。ウソでしょって、疑いたくなるが、平和な日常に溶け込めなくなってしまった部分、わかるような気もします。

Photoジョーンズの演技は流石です。シリアスだけど、ときどきクスッと笑えるキャラクターを好演 しておられた。セロンの演技もまた然り。セクハラを受けながらも頑張るシングルマザー、ハンクと行動を共にするに消極的な捜査官が徐々に変わっていく過程がうまい。サランドンからは凄みすら感じる。

エンディングでは呆然としてしまったというか、なんというか、あまり深く考えると辛くなる。けれども無視はできない。そんな映画だったかと。サスペンスの醍醐味はあります。

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2008年6月29日 (日)

映画『奇跡のシンフォニー AUGUST RUSH』

Photo_4絵を描いたり、音楽が好きだという面において“普通の人”とは違う自分だけの特異な部分で、絶対に譲れない信念や情熱みたいなものってあります。時にそれよりももっと大切な何かを失うこともありえるわけで・・。

只、その感動を他者と共有して生活全体に行き渡って幸せを感じられたら、いいなと。そういう出会いを求めているわけです。

この映画はファンタジーだけど、音楽の持つ力というか、感動の面において部分的にですが、こんなことがあってもいいだろう、そんなことを思わせる爽やかな作品でした。

『チャーリーとチョコレート工場』『ネバーランド』のフレディ・ハイモア君が孤児院で育つ天才ミュージシャン、エヴァンを好演していた。生まれたときから両親を知らないとはなんてかわいそうな子・・と思う反面、どんなに孤独でも、いじめられても、気丈に振舞う彼の行動はインサイド・アウトの精神で前向き。

彼のパパ、ママが出会った場面と時間が交差し、ストーリーが展開。まさかそのような展開になるとは思いませんでした。パパ、ママは最後の最後に出るもんだとてっきり思ってたもので~。

なんか、安直な出会いなんですね、ストリートでロックしてる男とチェリストのお嬢さんが結ばれて一瞬で引き裂かれる・・。もうちょっとドラマはないのかと。で、最初は退屈でウトウトしてしまいました。

けれども、ロビン・ウィリアムズが出てきたあたりからだんだんと面白くなっていった。天才エヴァンを拾い上げてストリートで金儲けを企むおかしなおっさんの役。

パパ、ママのチェロとロックの融合や彼らに会えると信じ、魂の即興をこなすエヴァン、教会の女の子がやたらと歌がうまかったりと、音楽の見せ場も多々アリ。

児童福祉局の職員とママが絡むところなども印象に残っています。

Photo_2最後にジュリアード音楽院が出てくるとは~。一気に作品にスケール感が出ました。パパ、ママ、エヴァンが音楽でうまく繫がりました。随分パパ、ママはあっさりした感じで、もうちょっと驚いてよと思ったんだけど、泣きのシンフォニーを持ってこられた時には不覚にもウルッときてしまった。

こういう話もいいでしょう。感性が感性を呼び結ばれるってのも。登場人物も皆只のバカじゃないから、後味がいい。

一緒に『音』を楽しめる、良い作品でした。

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2008年6月12日 (木)

映画『ブラックサイト UNTRACEABLE』

Photo世間を騒然とさせる“劇場型犯罪”。4月に公開されたこの映画『ブラックサイト』、一面ニュースのトップを飾った秋葉原の事件とは何の関係もないかもしれないが、どこにでもいるような人間がある日を境に凶行へと及ぶ様は共通した部分さえ臭わせる。

映画自体はあんまり面白くはなかったです。京都へ行ったときに、ちょうど時間潰し程度にふと劇場に立ち寄り観た作品で、記事にするのもすっかり忘れてました。しかしながら、案外バカに出来ない映画だったかと思い返します。

ここに登場する犯人像が幼稚且つ短絡的で残虐。犯行へ及ぶ動機が想像を絶するものである為なのか、まるで理解できないし、まぁ、そこは映画として面白くみせようとしていたのだろうけれど。。精神に異常をきたすところは現代社会に警笛を鳴らすものであろう

FBIサイバー捜査官ジェニファー(ダイアン・レイン)がネット上にライブ中継される公開殺人の犯人を突き止めるべく活躍するサスペンス・スリラー。

画面には縛り付けられ、薬物を投与されている男が。アクセス数が増えるごとに投与量も増やされ、やがて死に至るという仕掛けが施されていた。興味本位で観ているネット利用者が犯罪へ加担するような作りになっているが、観ている人間が悪いことにはならんだろう。結局はキチガイ化した犯人が悪い。

前半は謎解きから始まるが、後半から犯人の姿が簡単に映し出されてしまうのでサスペンスの面白味はなし。人気映画『ソウ』シリーズに便乗したようなグロなシチュエーション・スリラーで見せようとするので重いテーマが安っぽいものになってしまっていた。人間ドラマが希薄。

Photo_2警官だった夫亡き後、母親と幼い愛娘と暮らすジェニファーの生活は昼夜逆転。娘の為に夜勤シフトで頑張るお母さん、一見幸せな家庭にも魔の手が忍び寄る。

相棒グリフィン(コリン・ハンクス)を捕らえられたジェニファーに犯人が急接近、タフな彼女が逆転に転じるところで恐怖感が倍増した物語に終止符を打ちます。

ダイアン・レインは歳相応の薄メイク、役柄で主人公をうまく演じきっていたと思います。「運命の女」(02)以来の、当たり役かもしれない。

社会派サスペンスというにはB級の臭いをプンプン放つスリラー作ですが、かつて、リストラにおける中高年の自殺や病める若者達のニュースを見るにつけ、現代社会の「みえない狭間」を浮き彫りにするような映画ではなかったかと、怪しくも改めて思いました。

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2008年6月 8日 (日)

映画『ラスベガスをぶっつぶせ』

Photo

MIT(マサチューセッツ工科大学)の学生達がベガスに行ってこっそり大金を稼いだという実話がベースになっている作品。実話とはいえ、その物語はエンタメ感溢れるフィクション仕込みの作風で、どこまでホントかは分かりませんが、映画としては大変面白く出来ていたと思います。

ラスベガス!いいですね、一度は行ってみたいところです。二度友達にも誘われたんですけどね、行けなかったんだね、残念。お土産ありがとうございました。行ってみていかに楽しいところかは話でも重々きいております。

美しい街並に華やかなカジノ。ランス・バートンのマジック・ショーはとりわけマジック好きな者としては一度見ておきたい。

そんな憧れなんぞを胸に、ラスベガス映画を観て来た訳です。しかも実話が基になっている。ブラックジャックを数学の理論的な戦術で勝利へと導く“カード・カウンティング”という技法が描かれていました。最初は物理的な手品のトリック、イカサマかと思いましたが、これ数学者のデータ分析ってところがまた凄い。

カウンティング手法は物語を断絶させることなく劇中でも分かりやすく解説してくれます。ブラックジャックのルールを完全に理解していなかった為、ちょいと分かりにくい部分がありましたが、後で気になってネットで調べました。

ん~、それでも、「これで勝てるのか?」と、凡人には理解できない確率。やっぱり賭け事、シャッフルされると終わりだよね。

Photo他人のフリしたチームのひとり(偵察役)がプレーヤーに秘密のサインを送るなどチーム・ プレイの妙技が楽しめて、そこらへんは見せ方がうまい。けど、防犯カメラに映っていてバレバレじゃないですか。どうも ルール違反になるようで、見つかってとっ捕まえられたらボコボコにされ、「二度と来るな」と脅しをかけられる。カジノの裏側はヤクザ社会か。

◎物語が面白く描かれています。〈以下、後半のネタバレにご注意〉

ハーバード大学医学部へ進学する為の学費(30万ドル)が必要で苦悩するMITのエリート学生ベン(ジム・スタージェス)が、彼の天才的な数学力の才能に気付いた教授ミッキー(ケヴィン・スペイシー)の勧誘を受けカード・カウンティング研究チームへ仲間入りし大活躍。そこにはベン憧れ&お気に入りの美女ジル(ケイト・ボスワース)もいた。 

彼女、映画『スーパーマン リターンズ』(06)で出てました。ベッピンさんです。一歩引いてはチームの行動をちゃんと見ている才女といった印象で、髪型や衣装が変わるたびに色気が増す良い役柄を演じておられたと思います。

ジム・スタージェスは“天才”という風格よりむしろ見た目は甘く優しき好青年な感じ。母親思いの主人公を好演。金のためにやるんじゃないとかいいながらも、高級スーツに身を包み、徐々にギャンブルの世界に嵌り理性を失うところ、親友2人を置き去りにしてしまうところなんぞ、作中に警笛を鳴らしております。ギャンブル依存症には気をつけましょう。

チームの仲間割れなんかも描かれています。エリート集団も感情を持った人間ですから、いろいろあるよね。感情に支配されずに、理論的に行動する事が大事だと悟る。“変数変換”も強調されていた。

Photo_2で、ヘマやらかして、教授を怒らせるんですね。「この青二才!」って。ベンの学籍を剥奪する教授、ケヴィン・スペイシーはやっぱり曲者俳優。作品自体をプロデュースしておられます。かの名作『セブン』(95)のキャラのイメージがなかなか消えないのだが。

ボコボコにされてベガスから戻ってきたベンは全てを失うが、再びベガス攻略を胸に教授に接近、リベンジへと向かう。

ヘマやらかした時点で優しいドラマに転じるんじゃないかと思ったんですが天才のやる事は違います。まだ懲りないのかよ!と。教授も只者ではない。
「~教授、そこでうなずくかよ、いろいろ偉そうな事言っといて、結局あんた、金が欲しいだけやんけ。」
なんてこと思ったのは私だけ?

Photo_3ラストの展開はうまかったです。ヒロインとの修復作業も上々、年金が欲しいカジノのおっさん(ローレンス・フィッシュバーン)との裏工作が微笑ましくもあり。教授はその後どうなったのだろう。最後の最後でこのエピソードがハーバード進学に繫がるところ、クスッと笑いがこみ上げる出来で後味は爽快。

どこからどこまでが実話なのかな。記事で見ましたが、94年にMITのブラックジャック・チームに誘われた学生ジェフ・マーが実際劇中でディーラー役として登場していたようです。

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2008年6月 1日 (日)

再び『県庁の星』

いや、さっきね、『県庁の星』がTVでまたやってました(今、0時過ぎ)。


Photo 










全部観る気なかったのに、グイグイと見入ってしまいました。

前観たのが06年10月か・・ほぼ2年ぶりですね、実に観るの。はやいな~。

レンタルしたDVD他にまだ1本残ってるんですけど、見れなくなってしもうた~。

それくらい、やっぱり面白いんですね。
いろいろ思い出します。 

柴咲コウの表情が変わるたびに笑えてくる。 

感動作です。

過去記事はこちらへ。


       

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2008年5月31日 (土)

映画『ONCE ダブリンの街角で』

Once_2音楽を題材にした映画って案外少ないものです。ロック系なら尚更。で、ひょっこり出ていたこの作品、何気に気になって観てみました。ハリウッド的な盛り上がりは皆無ですが、なかなか味わい深いリフレインが綴られていき、印象に残る映画。

主演にアイルランドの実力派バンド、『ザ・フレイムス』のフロントマンであるグレン・ハンサードが出演しています。

舞台はダブリン。おっさんの域を出ないストリート・ミュージシャンの男(グレン)が街角で話しかけてきたピアノが趣味の若き女性(マルケタ・イルグロヴァ)と出会い、共通項である音楽を通じて友情を深めていく物語。

劇的なラブ・ストーリーにもしや発展するのか・・と思いつつも、女性には恋愛に踏み込めない家庭の事情があり、男は彼女を理解、淡々と話は進行していった

そこらへん、現代アメリカ映画とはまるで違う古風なもどかしさが全編溢れていて、言葉少なげな二人が作った歌の歌詞から各々の気持ちが切なく表現されています

マルケタ・イルグロヴァって方、まったく知らなかったのですが、チェコのシンガー・ソングライターだそうで、普通にかわいらしくもあり声もキレイでした。

愛しき人への心の喪失感が音楽で表現され、やがてセッションによりバンド・サウンドが完成。デビューの為に男はロンドンへ旅立つ。そして女は・・。

Once2おそらくこの二人は結ばれる・・と期待させつつ、本質はそこじゃないんだぞと。おっさんにはやはり音楽で成功してもらわないといけないし、女性には今ある幸せをしかと受け止めて生活してもらわないといけないのだよと。

しかしながらラスト、彼女に託したものからは生涯にわたり男との思い出、リリックが生き続けるのでしょう。男が成功したら再開ももちろんアリ(!?)なのかな。

正直退屈で、特別面白い映画ということも無いですが、歌のリフレインがずっと残ってるんですね。そういうところでは、もしかしたら名作といえるのかもしれない。サントラが欲しなるがな。

あと、『シン・リジー』が好きなロック・サポート・ミュージシャンの登場、少しの場面でしたけど、嬉しかったです。HR/HMブログですから、しっかり書いときましょう(笑)

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2008年5月25日 (日)

映画『ランボー 最後の戦場』

Photo_2『ランボー 3』を観たのは確か中学生の頃。現実味ある世界情勢を盛り込んでいた作品だという認識は当時あまり無く、むしろランボーのヒロイックな活躍をアクション映画の醍醐味として楽しんでいたと記憶しております。

あれから20年の歳月を経てまさかの『ジョン・ランボー』復帰!

もう、観て疲れたというか圧倒されたというか、ひたすら過激なバイオレンス描写にハラハラドキドキ状態。震えながらも怒りさえこみ上げてくる残虐な場面の数々。

本作で描かれていることは全て映画の舞台となっているミャンマーで実際に起こっているという。目を覆う虐殺は冒頭のニュース映像から現実味を帯びてくる。

その悲惨な場面は主人公ランボーの姿がかすむほどに残酷。リアルな戦場ドキュメンタリーを観ているようでかつてのヒロイックなイメージが揺らいでいた。

しかしながら、戦闘モードに入る彼の弓矢を使った超人的な腕前や密林を猛スピードで疾走するシーン、ラスト・バトルの機関銃をぶっ放すシーンなどはさすがに「ランボー、ここにアリ」といえる展開。

シリーズ初の監督を務めたスタローンの伝えたい事がここにあったのでしょう。ドラマなんて期待してはいけませんね。無茶苦茶な国が舞台の酷い話ですから、暴力の惨さをしかと受け止めて、ランボーの生き様を目撃するのです。

只、ランボーが再び戦闘モードに入る動機付けがちょっと弱かったというか、微妙でした。無骨なランボー=スタローンがありのままに体現されていた感があります。

「ムダに生きるか 何かのために死ぬか お前が決めろ!」

宣伝文句もしっかりと劇中で披露されていました。おひとりさまのランボーが傭兵部隊を引き連れて行動を起こす場面は珍しいが、彼も歳を取って言うことは言うようになったのでしょう。

Photo_3残酷な場面はトラウマ必至かもしれませんが、しっかりと現実問題を訴えかけるこの映画は大変意義のあるものだと思います。これまでのシリーズを今見返すと物語のテーマがまた別の角度から見えてくるかもしれません。思えば、世相が反映されているシリーズだった。

ん~もう20年か・・はやいもんです。

故郷に戻ったランボーの今後は・・まだまだ穏やかな人生はありえないかもしれません。だって、戦士ですからね。

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2008年5月23日 (金)

映画『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』

Photo_2予告編がコメディ色濃厚であったのに対し、実際は今日の世界情勢を大きく変えた人物の活躍が描かれていました。面白くしようとみせているのか、出てくるCIA局員資産家、そして米下院議員のチャーリー・ウィルソン(トム・ハンクス)の様相はなんだか軽々しくお笑いのようでありつつ、マジ話。

おそらくかなり脚色されているのだろうとふと思いましたが、実際に『美人秘書軍団』を従えていたというチャーリー本人がハンクスにアドバイザーとして接近していることもあり、まんざら嘘でもないのでしょう。

アフガニスタンに侵攻したソ連を撤退させるに到ったムジャーヒディーンの抵抗運動はアメリカの支援なくして起こらなかった。実はその裏側は、難民の惨状を目撃してアフガニスタン支援に乗り出す議員の秘密作戦によるものだった。

チャーリー・ウィルソンという人、映画観るまではまったく知りませんでした。酒と女が大好き、一時はコカインも吸うスキャンダラスなテキサス州選出の議員。

まぁ、ね、だいたい極秘作戦をこれだけ公に見せられると「ホンマかいな」って、やっぱり思います。

反共資産家マダム(ジュリア・ロバーツ)苛立つCIAおやじ(フィリップ・シーモア・ホフマン)の協力を経てアフガンのゲリラ部隊を支援するあたり、最新鋭の武器を提供するところなどは今日の世界情勢にモロに繫がっていると思えるからなんとも皮肉。当時の兵士の中にはオサマ・ビンラディンもいたとされている。そう、後に反米活動に転じたとされあの、謎の人物。

端的な映画の印象は「ソ連のアフガン侵攻がアメリカのアフガン侵攻になってしまいました。世の中複雑です。ごめんなさい。」って感じでしょうか。微妙ですけど、そんなところ。まぁ、誤る話でもないか。

特別面白いとか笑えるとかそういうことも無く、淡々と物語が侵攻進行。

何気に女性の活躍を印象付けていたのはマイク・ニコルズが監督だからかな。あの、チャーリーの秘書役のエイミー・アダムスとか可愛かったな。ジュリア・ロバーツはビキニ姿まで披露されていました。この方、おいくつでしたっけ?

Photo_3反共女性の勝ち誇ったかのような笑みも印象に残ってまして、なんだか複雑です。何もかも複雑な心境になる映画でした。全体的にもう少しシリアス路線で見せて欲しかった気がします。

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2008年5月10日 (土)

5月~ 近日公開[実話を基にした作品]

忙しくてなかなか観に行けない映画もたくさんありますが、今後の注目作を整理してみました。テーマは『実話を基にした作品』。

〈以下、シネマトゥデイより記事引用〉


★5月10日公開

『ハンティング・パーティ』

Photo_4実在のジャーナリストが体験した驚がくの実話を基に、命知らずな報道マンたちのきずなを描く社会派エンターテインメント大作。監督は大人気ドラマ「アグリー・ベティ」の第1話を手掛け、エミー賞監督賞に輝いたリチャード・シェパード。再起を求める戦場リポーターをリチャード・ギア、彼とともに戦火をくぐった元戦場カメラマンを『クラッシュ』のテレンス・ハワードが演じる。実話ならではのリアリティーと、スピード感あふれる展開が楽しめる痛快作。

ストーリー:紛争から5年、未だ危険地帯のある2000年のサラエボ。かつては花形戦場リポーターだったサイモン(リチャード・ギア)、彼とともに戦火をくぐったカメラマンのダック(テレンス・ハワード)、そして新米テレビプロデューサーのベン(ジェシー・アイゼンバーグ)は、国連にもCIAにも捕らえられない戦争犯罪人“フォックス”を追うことに……。

公式サイト:http://www.huntingparty.jp/


★5月17日公開
『痛いほどきみが好きなのに』


Photo_10『ビフォア・サンセット』などの人気俳優イーサン・ホークが自身の体験を基に執筆した同名小説を、自ら監督、脚本を手掛けて映画化。ニューヨークを舞台に、新進俳優の主人公とシンガーソングライターの卵のもどかしい恋模様を描く。主演は『ブロークン・フラワーズ』のマーク・ウェバーと『そして、ひと粒のひかり』のカタリーナ・サンディノ・モレノ。誰もが味わう恋の痛みを繊細(せんさい)に紡ぎ出すイーサン監督の手腕に注目だ。

ストーリー:新進俳優としてまずまずの生活を送っているウィリアム(マーク・ウェバー)は、21歳の誕生日を前に、シンガーソングライターとしての成功を目指す女性サラ(カタリーナ・サンディノ・モレノ)と出会う。ウィリアムは独特の魅力を放つサラにどんどんのめり込み、自分でも信じられないほど彼女を深く思うようになるが……。

公式サイト:http://www.itakimi.jp/


★5月31日公開

『ラスベガスをぶっつぶせ』

Photo_7

マサチューセッツ工科大学の数学の天才学生たちが、ラスベガスのカジノで荒稼ぎしたという実話を基にした大ベストセラーを映画化。オスカー俳優ケヴィン・スペイシーが製作と出演を務め、監督は『キューティ・ブロンド』のロバート・ルケティックがあたる。全米期待の若手注目株ジム・スタージェスが主演を務め、共演には『スーパーマン リターンズ』のケイト・ボスワース、『マトリックス』シリーズのローレンス・フィッシュバーンらが名を連ねる。

ストーリー:
マサチューセッツ工科大学の学生ベン(ジム・スタージェス)はある日、並外れた数学的資質を教授(ケヴィン・スペイシー)に見込まれ、ブラックジャックの必勝法を編み出した天才学生チームに誘われる。チームに参加した彼は仲間たちと日夜トレーニングを重ね、卓越した頭脳とチームワークを駆使してラスベガス攻略に挑む。

公式サイト:
http://www.ore-tensai.jp/


★6月28日公開
『シャークウォーター 神秘なる海の世界』

Photo_11サメが生息する世界各地の神秘的な海の世界を、美しい映像でとらえた海洋ドキュメンタリー。幼いころからサメに魅せられたロブ・スチュワート監督が“血に飢えた凶暴な怪物”というイメージを覆すべく、海洋生物の進化を支えてきたサメの知られざる生態を映し出す。また巨額の富を生み出すフカヒレのためにサメが密漁、乱獲される現場を追う中で数々の妨害にあう様子も収められており、今や絶滅の危機にひんしたサメを取り巻く環境に驚かされる。

ストーリー:
幼いころからサメに夢中だったロブ・スチュワートは、サメが海の生態系を支えてきたことを学ぶ。“血に飢えた凶暴な怪物”というイメージを覆すべく、自ら海底でサメと戯れその知られざる生態を映し出す。一方、ガラパゴスなどの保護海域でサメが密漁されていることを知った彼は、マフィアも絡む巨大フカヒレ産業の実態を目撃する。

公式サイト:
http://www.glassymovie.jp/sharkwater/


★6月28日公開
『告発のとき』


Photo_9
失踪(しっそう)したイラク帰還兵の息子を捜索する父親が、アメリカ軍が封印しようとする真実に迫っていくサスペンス・ドラマ。2003年に実際に起きた事件を基に、『クラッシュ』のポール・ハギスが映画化。あえてアメリカの闇に触れ、正義ために何をすべきかを描いた。主演のトミー・リー・ジョーンズをはじめ、シャーリーズ・セロン、スーザン・サランドンの3人のオスカー俳優による、重厚な演技のアンサンブルも見どころ。

ストーリー:退役軍人のハンク・ディアフィールド(トミー・リー・ジョーンズ)は、イラクから帰還してくるはずの息子マイク(ジョナサン・タッカー)が脱走したという知らせを受ける。息子を探すために現地へ向かい、地元警察のサンダース刑事(シャーリーズ・セロン)と捜索を開始。真実が明るみに出るとともに、ハンクは知らなかった息子の素顔を知ることに…。

公式サイト:
http://www.kokuhatsu.jp/

◎気になる作品をピックアップしてみました。参考までに。


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2008年5月 2日 (金)

映画『幸せのレシピ NO RESERVATIONS』

Photo

普段よく見る映画はこのところサスペンスやアクションものが多くてついつい見逃してしまいがちなラブコメ作。“幸せ”という響きには随分鈍感になってしまっているかもしれません。前から見たかった作品です。

キャサリン・ゼタ=ジョーンズっていうベッピンさんも出てるし。

やっぱりこの方はキレイですね。見ていてちょっと強気な感じが今回の役にはまっている印象でした。

最初、お菓子か何かを創る映画だと思っていましたがちょいと違いました。人気レストランを舞台に、そこで働く頑固で妥協を許さぬ料理長のケイト(キャサリン)亡き姉の娘ゾーイ(アビゲイル・ブレスリン)と暮らし始め、副料理長として店にやってきた陽気なニック(アーロン・エッカート)と出会い自分の居場所を見いだす物語。

職種は違いますが、同じサービス業としては彼女の行動・気持ちが痛いほどよく分かります。 「自分はこうしたい」と思っても、上司の言動、お店としての立場や配慮などで思い通りにいかない事ってあるわけで、プライドや自信、理想が高いほどイライラがつのります。

悪く言えば独善的になっている。自分と同等かそれ以上の優秀な人材を求めている結果かもしれません。

冷蔵庫(冷凍庫)の中での一息も分かるな~、昔スーパーでバイトしてた時、夏場とか特にね、冷蔵庫に入ると何気に気持ちよかったりしてたんですわ(笑)まぁ、今となっての笑い話ですけど。

あの、クレーマーなお客さんへ向かって肉をテーブルに叩き付けるシーンがありましたが、あれはひとつのハイライトになってました。はっきりいってダメですね、別の配慮の仕方があるはずです。有名シェフだからこそ、許される行為だったのか!?けど、あの気持ちがよく分かるんだね。 「ふざけんなよ、てめぇ」と。
あそこで一気にケイトは外の世界へと飛び出し、『幸せ』を見いだした。

最初は反目するケイトニック。堅いケイトが柔軟なニックにひかれていくところなど、なかなかに素敵です。ニック、にっくいね~なんてね。

母親を亡くし心を閉ざしていたゾーイ。シリアスで泣かせる場面も印象に残る作品ですが、ちゃんと子供に対して接し方をわきまえてる仕事人ケイトがカッコ良く映っていた。

Photo_2ラストはもう、爽やかで後味がグーでした。彼女も意外とさっぱりしていて柔軟だったので すね。ちょいと幸せ気分を分けてもらえるハートフルな作品でした。たまにはこういう映画、観た方がいいよね。

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幸せのレシピ 特別版 DVD 幸せのレシピ 特別版

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2008年4月26日 (土)

映画『大いなる陰謀 LIONS FOR LAMBS』

Photoロバート・レッドフォード監督作。彼の監督作はこれまで未見でしたが、出演作として印象に残っているのはダスティン・ホフマンと共演した映画『大統領の陰謀』(76)があります。“ウォーターゲート事件”の真相を突き止め、ニクソン大統領を失脚にまで到らしめた新聞記者の活躍を描いた作品。

今回の映画も同じ『陰謀』繋がりのタイトルで、『大いなる陰謀』とはいったい何の事か、そこには“選挙戦”という同じカラクリが潜んでいるように思えました。さらに、トム・クルーズ扮する上院議員の語り口からも分かるとおり、視点がかなりマクロである。

彼の言葉には責任と重みがある。テロ戦争を勝利へと導くためにアフガニスタン現地にて少数精鋭部隊により新作戦を展開させ、その真実の情報を流すようにとジャーナリストの女性に語る言葉のひとつひとつ。

「騙されてはいけない。これはプロパガンダ。」怪優ならぬ名女優メリル・ストリープがトム・クルーズに疑問を投げ掛ける。

Photo_2新作戦には志願兵の2人(マイケル・ペーニャデレク・ルーク)がいた。彼らが在学していた大学の教授(ロバート・レッドフォード)はひとりの学生に『参加することの重要性』を伝えている。

ハリウッド屈指の俳優達によるトーク・バトルは字幕を追うことに徹しました。読んで読んで読みまくっては考える。けれども疲れたり飽きたりすることは無く、ぐいぐいと引き込まれていきました。

イラク戦争の是非が問われる時勢でいまのアメリカを1時間30分の講義で教えてくれる映画です。「さぁ、あなたならどうする?」 観客に問い掛けます。

陰謀を語るのは空論にすぎない。じゃあ、参戦しよう!いや、そうではない。

日本とて、徴兵されて「おめでとうございます!」なんて言われる時代がまた来てしまったらどうだろう、恐ろしいことである。

民主主義をめざし、世界が平和になることと個人が幸せに生きることには大きな開きさえ感じるが、「無感動」「無関心」「無反応」ではいけない。そういった事柄を認識しつつ、日々前向きに暮らせればいいのではないかと私は思う。

Photo_3『陰謀』という名目は計り知れずとも、レッドフォード監督は確かな口調で問題を提起していました。歳は取っても目は輝いてみえる俳優さんでもあります。ダスティン・ホフマンの隣にいた時は若かった。

◎見応えありました。あの学生の今後の予定が気になります。

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2008年4月20日 (日)

映画『フィクサー MICHAEL CLAYTON』

Photo_3弁護士が活躍する映画は好きなもので傑作も多々ありますが、今回の作品はやや血色が違います。
ジョージ・クルーニー主演のこの映画、彼の役どころは『フィクサー』というもみ消し専門弁護士。

大手に所属しながらも法廷に立つことはなく、数々のトラブル、ゴタゴタを処理するいわば裏方のお仕事。“もみ消し”なんて響きはあまり良くないですが、徹底した悪事を働くわけでもなく、正義と私欲の葛藤があるグレーゾーンに生きている仕事人。

キャリアに不満たらたら、このままでは将来がやばい。
在職15年にもかかわらず共同経営者に昇進することもなく、今後の人生が不安である。故に従兄弟と始めた飲食店経営にも失敗し8万ドルの借金を抱えている。

40過ぎて財産0。年金がもらえない・・なんて話がやたらとリアルで私まで将来を一緒に考えてしまいました。まったく同じ境遇ではないにしろ、彼の立ち位置に共感する人は結構いるんじゃないでしょうか。

話は巨大農薬会社U・ノースの3000億円の集団訴訟に携わる人々の群像劇。

Photo_4マイケル(ジョージ・クルーニー)と同僚である被告側(U・ノース社)のチーフ弁護士アーサー(トム・ウィルキンソン)原告側(農薬に汚染された被害者)に肩入れしてしまったことで起こる妨害工作とドラマに次ぐドラマが展開。被告側企業内弁護士カレン(ティルダ・スウィントン)の精神的重圧や葛藤、偽装工作まで描かれていて重いテーマの社会派スリラーとなっていました。

いずれの人物も主役級、特にアーサー「彼こそが主役では」と思える程に好感のある人物でした。ちょっと、あの『素っ裸事件』はよく分からなかったですが、一線で働く仕事人の重圧は想像を絶するものなのかなぁと、冷静に観ておりました。カレンも然りです。

マイケルの家族ドラマも盛り込まれていて感動的。息子との会話、警察官である弟との反目、従兄弟との距離感などもなんか他人事のように思えず。

冒頭のとあるシーンから4日前にさかのぼり、最初はどの人物が何者なのかさえいまいち把握できなかった。しかしストーリーが進むにつれて全体像が分かってくる。難解なところは意外と無かったです。最初のシーンがラストで見事に繫がる構成力もいい。

Photo_6上司マーティ(シドニー・ポラック)からマイケルへの“8万ドル手渡し”のシーンでもう話が終わってしまうのではないか・・と思っていたら、忘れかけていた冒頭の『爆破』シーンへ。心境は複雑なようですが、命を狙われた彼の最後の反撃には胸がすくものがありました。

巨大企業の腐敗・陰謀をみせつつ、組織内に生きる個人の思惑は様々であり、人間の本質に迫る作品。それは限りなくグレーゾーン。~NYの大手法律事務所があんなにドデカイ組織だとは驚きでした。いったい中で何が起こっているのか、、

Photo_7最後の最後でカレンマイケルの対面です。なんか、鳥肌が立ちそうでした。ティルダ・スウィントンのなんともいえない表情とか、強烈。完璧なまでに振る舞う知的キャリア・ウーマンが一気に狼狽する姿。

各々の演技に釘付けになる大変見応えのある傑作サスペンス映画でした。事態が収拾し、どこへ向かうのか、タクシーに乗ったクルーニーの表情が少しずつ和らいでいたのが印象に残っております。

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2008年4月 6日 (日)

映画『クローバーフィールドHAKAISHA』

Photo_4 自由の女神の首、吹っ飛ばしやがったのは何奴!?って事で、その怪物の姿を目撃したく、楽しみにしていた謎のパニック作を観てきました。前にちょろっと宣伝記事を書きましたし、手持ちカメラの構成はまったくその通りだったので大して言うことないかも・・。

もう書くのやめようかなと思ったんですけどね、、まぁ、ちょっと聞いてくださいな。

とにかく、この映画には酔いました(汗)頭痛も起こして、そのうち吐き気まで催すのではないかと心配しながらなんとか最後まで観ました。

う~ん、ちょっとねー、風邪がまだ完治していない状態で観に行きましたから、余計にまずかったかもしれません。いや、当日体調はもうそんなに悪くはなかったんだけどなー。
だんだんと脳内がいろんなもので破壊されそうに、、、。

怪物の破壊に巻き込まれた、若者達が捉えたビデオカメラによる映像で物語が展開。国防省の記録として残る『暗号名クローバーフィールド事件目撃映像』のひとつを映画館のどでかいスクリーンで延々と見せられることになります。

前半は若者達のお別れパーティー・シーンでワキアイアイな主要登場人物の紹介。で、早く怪物が観たい為にかちょいとここでイライラが起こります。けれどもラストに向けて重要なシーンになってましたから今では納得の範囲内です。まだ頭痛は起きておりません。

Photo_3さて、ここからが問題。破壊されるNYの街の迫力映像は凄いが怪物はなかなか姿を現さないし、とにかく揺れまくる映像に酔ってきた。主人公が彼女を助けに行くのはいいが、なんだか無謀にも思えたり・・。いや、やばいのは私の健康面か・・。

怪物はしっかりと拝めましたね。こいつ一匹だけと思っていたらなんか落ちてくるし・・。うわ、落ちてきたよ~って(苦笑)凄いことになってました。戦場です。ああ・が・・・。

あ~、ごめんなさい、ろくなこと書けませんわ。いずれにせよ私にとって酷な作品になってしまったのは隠せません。エンドロールが終わって、何も残りませんでした。はい、さいならって感じです。