映画『ガタカ』
遅ればせ、今年一発目の映画ネタ、第25回ブログDEロードショーから『ガタカ』(97)です。監督は新作『TIME/タイム』も話題のアンドリュー・ニコル。この新作もちょうど観に行ってきたところなので、類似点が随所であり、感慨深いものでした。
遺伝子操作による近未来という設定も一緒でテーマが分かりやすかったです。
『ガタカ』は新生児として生まれた段階でその後の人生がデータとして検出され、寿命まで分かってしまう世界での話。
遺伝子的に優秀な人材は上流階級、将来性の無いものは下層階級と、区別されている。
人間、生まれた環境によりその後の人生が決まってしまうといえばそれまでですが、いろんな人との出会いとか、努力、職を選択する自由があればなんとでもなるわけで、生まれながらに短命だと決まっている主人公が頑張って夢をかなえようとする姿には思わず見入ってしまった。
なんとでもなるといってもミサイル飛んできたら死にますから、どうにもならないこともあるでしょう。
劣っているからと、バレないように他人になりすまして希望する職に侵入し、偽装工作を働きながら努力を惜しまない主人公。都合よく展開するのでそんなバカなと思いながら観ていましたが、映画として面白い見せ場が多くあったと思います。関係ないですが、映画『フェイス/オフ』を何故か思い出したり。顔ごと代えちゃえって。
ハイライトはあそこ、キャッチに横断歩行は気をつけよう、とでもつけたくなるほどに・・・“あの場面”は怖かった(苦笑)。
“神は人間の挑戦を待っている”。人間は努力し、挑戦し続けるのですね。宇宙の法則にどこまで立ち向かうのかということです。挑戦することそのものが自然現象、といえばそうなるのかな、摩訶不思議な世界です。
全体的に静かながら、音楽が印象的でした。
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