AMORPHIS/THE BEGINNING OF TIMES・・・89点
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ザ・ビギニング・オブ・タイムズ アーティスト:アモルフィス |
フィンランドのメランコリー・メタル・バンドの10thアルバム。祖国の叙事詩「カレワラ」をルーツにして、新たに完成させた傑作アルバム。
その、物語に関して詳しくないので多くを語れないのですが、この民族音楽のメランコリックで奥の深いサウンドが新鮮に聴こえて、様々な映像(森メタル?)が浮かんでくる感覚になります。翳りのあるサウンドはフィンランドならではといえる。ジャケの印象のとおり、薄暗い世界を彷徨うような気分にもなる。
ピアノ、キーボード、女性コーラスの導入が冴える②から快調で、煽情的な疾走曲⑤などアップ・テンポの曲が多いのも良い感触だ。アグレッシヴに泣きまくる⑦、メロディックな⑨、メロデスたる壮大な⑧⑪、躍動感溢れる⑩、ハード且つドラマティックなタイトル曲⑫。
盛り上がりそうで盛り上がらないもどかしさを感じる部分はあるが、彼らのアルバムでは最高傑作になると思うし、13曲もあって捨て曲らしいものが無いのがまた凄い。
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