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2010年12月27日 (月)

映画『ロビン・フッド』

Photo_3年末に1本。何を観ようかと随分悩みましたが、気になった『ロビン・フッド』を観ることに。これは『グラディエーター』のリドリー・スコット監督と、ラッセル・クロウの黄金コンビによる歴史スペクタクルとなりますが、比較してしまうのは91年に公開されたケヴィン・コスナー主演の『ロビン・フッド』。

ケヴィン・コスナー版はアクション・アドベンチャーとして非常に分かりやすく、ヒロイックで面白い傑作だったのですが、まず、作風が今回はまるで違います。

『グラディエーター』でも体験できた重厚な音楽と映像がここにきて復活しているようにも感じられ、まずもって冒頭の戦闘シーンからテンポよく迫力のアクションが繰り広げられる。

ゴツイ風貌のラッセル・クロウが今回ロビン役なわけですが、ロビンがロビンでないような感覚は最初から最後まで何気にまとわりつきました。これはやはり、ケヴィン・コスナーのあのかっこよさのイメージがあまりに大きくて、ましてストーリーは『ロビン・フッド番外編的なノリであり、少々混乱します。『グラディエーター』の印象も強いですね。

フランスでの戦闘でリチャード王が亡くなり、弟のジョンが王位継承によりイングランドを統治。この男がたいそうな悪ガキで、増税で民衆の不満を招くのだった。今の日本と比べてもおかしなくだりで、メッセージ性があるような気がします。

部下には仏王に内通するスパイまでいる始末。ここでこのスパイに暗殺された騎士に成り代わり、一介の兵士だったロビンがやがて立ち上がる。

ケヴィン版とは違ったものとして割り切って観ようと思っても、微妙に似ているようで違う話になっていてどうしても混乱してしまう。どこかで観たようなシーンやら展開やらで新鮮味もあまりない。ヒロインも名女優が出ているが、年齢と設定に無理があるような気がした。それぞれのキャラクターの動き自体がゴチャゴチャしていて感情移入できる隙がない。

Photo_4とにかく、見せ場は冒頭とラストの戦闘シーン。まるでノルマンディ上陸のような船団に、迎え撃つ手無しに見えてズカズカと立ち向かう主人公達。ここで、どこまで盛り上げてくれるのかな?と期待しつつ、スパイに弓矢の一撃!で物語は終わろうとするのでした。

エンディング前にシャーウッドの森のシーンが登場。ここからこそが面白いのに、これで閉幕してしまうなんて・・・。2時間以上ありますが、一気に観れるので退屈な映画ではなかったかなと思います。名コンビらしい威厳に満ちた作風が楽しめた。ただ、ケヴィン版を後で観直しますと、「前のほうが、断然面白い!」ってことに結局なっちゃいました。

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コメント

たまさん、新年明けましておめでとうございます!

僕はラッセル・クロウもリドリー・スコット監督も好きなので、おおむね満足できました。

ただそろそろラッセルには現代劇の代表作を出して欲しいかな。
それとリドリー・スコットとも5回作品が続いたのだから、ひと段落して、別の監督の作品にも出演しても良いかとも思いますね。

それでは今年もよろしくお願いします!
自分のブログでは12月の初めの方にHAMMERFALLに触れたきりメタル記事を書いてないので、そろそろ書かなければ(笑)去年はAVENGED SEVENFOLDを自分でも驚くほど好きになりました。(知ったのは09年辺りからですが)

投稿: バーンズ | 2011年1月 2日 (日) 11時49分

バーンズさん、
明けましておめでとうございます。

ラッセル・クロウの作品は『バーチュオシティ』(95)の頃からずっと観ていますがはずれがありませんね。

ここ数作、リドリー・スコットの作品が多いのはなんか意外だったのですが、よいコンビなのでしょうね。ただ、今回の『ロビン・フッド』はラッセルの過去作と比べても個人的にはもうひとつでした。

おっしゃるように、次は別監督の現代作(やっぱり刑事もの!?)とか、観たいです。

メタル作でも、今年盛り上がりましょう(笑)

投稿: たまさん(主) | 2011年1月 3日 (月) 17時08分

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受信: 2011年1月 2日 (日) 11時50分

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