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2010年10月 8日 (金)

映画『アマデウス』

Photo_2誰もが知っている、聴いたことがあるモーツァルトの曲。といっても、私はクラシック自体普段聴く事がないし『トルコ行進曲』くらいしか今となっては覚えていない。まして彼の人柄などまるで興味が無かった。

今回『ラジオ・ヒッチコック』のロッカリアさんが選ばれた第13回「ブログDEロードショー」作の『アマデウス』を拝見し、意外なモーツァルトの一面を知ってちと驚きました。

しかし、前回の『ゴッドファーザー』から早一ヶ月・・早いです。どんどん日々が加速しているような・・映画鑑賞記録としては良い機会になっています。

さて、本作の内容ですが、まったくどのような作品なのか前知識もなくいきなり鑑賞しましたが、やはり驚いたのはモーツァルトのキャラクター。若いし、冗談かますし、甲高い声でよく笑うし、で、なんと短命だったことか

中学校の授業かなんかで習いましたっけ?こんな人物でしたっけ!?

タイトルの『アマデウス』はモーツァルトのミドル・ネーム。そんなこともてっきり忘れてしまっていたのですが、とにかくモーツァルトありきの豪華絢爛な映画であることは間違いない。

冒頭から首切ってもだえ苦しむ老いた宮廷音楽家サリエリが登場します。最初は彼がモーツァルトだと思ってしまいました(汗) さらに、「死んだのか!!?」と思いましたが、精神病棟へ移された彼はピアノに向かい、何やら神父に語りかけていきます。

物語は、側近としてサリエリが見てきた過去のモーツァルトの姿を追いかけるような内容になっていて、冒頭の語りでは「私が彼を殺した」というようなシチュエーションになってます。生前の姿を追っかけてるわけですね。

それで、いつ死ぬんだ?何故死ぬんだ?ということになり、なんとなく不穏な物語が進行していきます。ミステリーです。

ちゃらちゃらした若き天才モーツァルトを見ているサリエリは金も分別もある教育者でありながら彼に嫉妬している様子。モーツァルトの才能を高く評価しているが、自分に出来ないことを神業なまでに成し遂げるのが気に食わない。ガキっぽく、自由きままに行動する彼に嫌~な感情を抱いている。

表向きは味方のように接しているが、裏工作を仕掛け、嫁を利用したり、召し使いを潜入させたり、サリエリも随分嫌な男ではあります。

当時の音楽は政治に多大な影響力があってか、いくら芸術性を求めたところで社会性をも無視することは出来ず、自分の思い通りの作品を世に出せないモーツァルトの苦悩などはよく分かります。サリエリの微妙な裏工作含め、それらが彼の死へと繋がっていくのだった。

今ほど表現の自由がきかなかった時代の話かもしれませんが、この大衆性と独自性の狭間でもがき苦しんでいるミュージシャンというのは結構いる(!?)と思うので、そこは普遍的なテーマではなかったかなと思います。自我・アーティスト志向が強ければ強いほどビジネスに向いていなかったり・・・まぁ、いろいろでしょうけど。

Photo_4元より、本当にモーツァルトは あんな人物だったのかと思うと怪しいし、サリエリもかなり映画的に作られたキャラクターだろうからフィクションとして観たほうがよいのかも。モーツァルトが創りだす音楽・ステージを楽しみ、独特な生活様式を体感する。

サリエリ然り、モーツァルト然り、父親や嫁など含めて彼らの人間関係というのは案外どこでもありそうな気がするので共感できるものでした。

全体的にやるせなさが漂っているのでいまひとつ盛り上がらず、中弛みするところがあったのが難点かな。これは時代性と、死を前提とした話なので仕方がないのかもしれません。この映画を観るとモーツァルトへ興味が沸くし、音楽も改めて聴こうかという気になります。84年の映画のわりには映像が綺麗で、てっきり最初は90年代の作品だと勘違いしていました(苦笑)。

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コメント

こんばんは☆
今回もご参加とレビューを有難うございました☆

>サリエリ然り、モーツァルト然り、父親や嫁など含めて彼らの人間関係というのは案外どこでもありそうな気がするので共感できるものでした。

その通りですね~!
彼らほどの高みにはいなくても、庶民は庶民なりに、
現代人は現代人なりに、ありますものね!

では、今回もいつもの記録にリンクさせて頂きますネ☆
ロッカリアさんのブログにご訪問くださり、有難うございました。
では、次回もまたお楽しみにお待ちくださいね~♪

投稿: miri | 2010年10月 8日 (金) 20時21分

miriさん、こんばんは!
結構長丁場の作品で、ゆっくり観させていただきました。
時代は違いますが、共感ポイント高めの作品で
安心して観れました。

今回も良い機会をくださり、ありがとうございます。
クラシックに再び目覚めます(笑)

投稿: たまさん(主) | 2010年10月 8日 (金) 20時55分

コメントありがとうございます。
記事も読ませて頂きましたが、イラストも描かれているんですね!かなり達者で!
あと、私も今はメタル人ではありませんが、ZEPPとかパープル世代です。
エイジ・ギャップはあると思いますが、好きな物が結構似ているんですね。
こちらこそリンクお願いします。
もし不都合があればご一報下さい。
よろしくお願いします。

投稿: ロッカリア | 2010年10月 9日 (土) 11時55分

こんにちは。
モーツァルトの人物像には驚かされますよね。わたしも音楽の授業で写真を見たくらいだったので、ぎょっとしました。
やはり天才は変わり者が多いんでしょうか。
父親はいかにも真面目~という感じでしたし、気ままに振舞っているように見えて、内心びくびくしてたかもしれませんね。

投稿: 宵乃 | 2010年10月 9日 (土) 12時11分

>ロッカリアさん、
ご来訪ありがとうございます。
記事も読んでくださり、感謝です。

イラストはここ最近ネタに悩まされてあまり公開していないのですが(実際は下書きだけ何枚も描いている状態)、何かしらで気軽にUPいたします。その時はまたよろしくです。

ロッカリアさん、大変お上手なので触発されて頑張ります(笑)

ZEPP/パープルはもちろん、昔のロックもたくさん聴いています。音楽の記事もぜひお付き合いください。
リンク、よろしくお願いいたします。

投稿: たまさん(主) | 2010年10月 9日 (土) 13時30分

>宵乃さん、
天才は変わり者でも、長命でまっとうな人生を送っている方はたくさんおられるでしょうから、モーツァルトはさらなる変わり者に見えました。
人格が幼いというか、繊細というか、にしても随分ひょうきんな方に見えましたが(汗)
甘やかされた子供に、何故『神』が宿っていたのか、
モーツァルトにとって、父親の存在というのは大きかったんでしょうね。

投稿: たまさん(主) | 2010年10月 9日 (土) 13時52分

こんばんは。

テーマについての考察が興味深かったです。

>今ほど表現の自由がきかなかった時代の話かもしれませんが、
>この大衆性と独自性の狭間でもがき苦しんでいるミュージシャンというのは
>結構いる(!?)と思うので、そこは普遍的なテーマではなかったかなと思います。

ワーグナーなんかは、うまいこと王様に取り入って、
税金を湯水の様に使って作品を上演しましたからね。
どっちの時代が自由かは、よくわからないです。
とかいって、クラシックは全然知らないんですけど(笑)。

あと相互リンクの件、ありがとうございました。
こちらからも是非、よろしくお願いたします<(_ _)>

投稿: ケン | 2010年10月10日 (日) 22時04分

>ケンさん、こんばんは。
当時のクラシックには詳しくないので
今回良い勉強になりました。
やはり、ややも映画的に作られた話のようですが、
モーツァルトのキャラクターには
ビックリでした(苦笑)
他の偉人達も調べると面白いかもしれませんね。

リンク貼らせて頂きました。
今後もよろしくお願い致します。

投稿: たまさん(主) | 2010年10月10日 (日) 23時02分

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