映画『ニンジャ・アサシン』
ちょ~っと、なめてました。凄まじいアクション映画です。タイトルの通り忍者が出てきますが、これまでのそのイメージを覆うほどの、超スパルタ教育のタフな忍者集団。謎々な暗殺集団ですが、組織の長にショー・コスギが出演されてます。
主人公に韓流スターのRainが扮し、長に育てられながらも初恋の女性を組織に殺され復讐に走る最強の男“雷蔵”を熱演。
クールな顔付きなので何を考え、行動するのかややも分かりにくいところもありましたが、彼らを探るユーロポールの捜査官ミカ(ナオミ・ハリス)に協力され組織に立ち向かいます。
冒頭から殺戮ゴア・シーンの連続で「こういう映画なのか!?」と途端に驚き。見終わってから成人指定ということを知った。確かにそれくらいの凄まじさはある。映画館で公開されるもあまり大きく話題にならなかったのはそのためなのかと。劇場で見たかった気もしました。
監督は『Vフォー・ヴェンデッタ』(05)のジェームズ・マクティーグ。『マトリックス』シリーズのウォシャウスキー兄弟とジョエル・シルバーが製作を務めているとあらば見ないわけにはいかない。そりゃ~凄いアクション作になるはずだ。
「シュ~リケン、シュッシュッ、シュッシュシュ~♪」なんて歌っている場合ではないです。この映画の手裏剣は肉体を切り裂き相当な破壊力を持つ、妙にリアルな殺人兵器として登場します。
ソード・アクションも半端なくスピーディーで残虐。容赦の無い血みどろアクションが炸裂していきます。警察の特殊部隊達もお手上げというもの。
忍者組織の連中が、表の世界で何故そこまでして執拗に雷蔵を追っかけるのかと、ちと滑稽さを噛み締めながら見ている感じにもなりましたが、アクションてんこ盛りで一気に見せてくれます。
シーンごとに『北斗の拳』の南斗聖拳を思い出すような残酷描写もある。まるで南斗水鳥拳。
忍者組織のアジトに完全武装の特殊部隊が猛攻撃を仕掛けるシーンなど、噴き出しそうになりました。いや、そこまでしないとこの連中にはとても勝てない気がしましたが。そんな演出も面白い事になってます。極悪な演出に力が入っているショー・コスギとのラスト・バトルも凄いことになっていた。ボロボロになっても尚起き上がり、最後まで闘い抜く雷蔵の姿が凄まじい。Rainの細身でも鍛え上げられた体つきが、燃え盛る炎のコントラストとともに迫力を増す。
あの見えないほどの素早い動き・・人間じゃないです。
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