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2010年3月 4日 (木)

映画『ショーシャンクの空に THE SHAWSHANK REDEMPTION』

Photo

冤罪で投獄され、悪夢の泥沼から這い出した元銀行員の物語。これも数少ない名作のひとつで、主演のティム・ロビンスとモーガン・フリーマンの存在感が素晴らしい。獄中の生活は酷ですが、爽快なまでに感動的なエンディングを迎える。

94年にスティーヴン・キングの原作に惚れ込み、脚本を兼ねたフランク・ダラボン監督の手腕が光る。この方、『ブロブ/宇宙からの不明物体』(88)『ザ・フライ2/二世誕生』(88)の脚本も担当していた。前者は結構好きな映画ですが、意外です。後の『グリーンマイル』(99)や『マジェスティック』(01)、『ミスト』(07)を手掛けたのは有名。

妻とその愛人殺害の罪で投獄された銀行員のアンディ(ティム・ロビンス)。無実を主張するがその声は誰の耳へも届く事なく彼の悲惨な獄中生活が始まる。

聖書を手放さない刑務所長、出来すぎたくらいに暴力的な威圧感のある刑務主任、人を更生させるはずの刑務所が人を廃人にさせる。腐敗した様相が酷なまでに描かれていきます。

そんな中でも長きに渡り獄中生活を送っている“なんでも調達屋”のレッド(モーガン・フリーマン)との人間味のある交流が展開。彼のナレーションが挿入され、これがあったかみがあり話が分かりやすい。

ある日、相続税の件で話をしていた刑務主任の言葉を聞き、アドバイスをしてうまく取り巻いたアンディ。この時点ではただ単に仲間を含めて一時の安らぎが欲しかっただけかもしれませんが、事態は変化してきます。

所長の計らいにより今度は洗濯係から図書係へ。経理が得意だとして、刑務官達の相談役になり、所得申告の書類作成まで担当。隣ではレッドがお手伝い。州議会へ予算を求め、図書室の改良にも着手しだす。

所長の側でも働くようになった。“新入り”から冤罪を晴らす情報を入手したアンディだが、所長は取り合わず一ヶ月の独房を命じた。

酷い・・何かが起こりそう・・ “主の裁きは下る いずれ間もなく”

Photo_2ここまでたっぷりヒューマン・ドラマが続いてきたのでもうこれで終わり・・と思っているところにラストの思いがけない仕掛けが。これぞ映画の醍醐味!銀行員、内向的ながら緻密な性格の彼はやってのけた。

環境に流されずに、自身の内面から物事を変えていくこの精神。そして感動のラストは忘れられません。

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

こんばんは~♪

先に原作を読んでいましたが、個人的には原作よりも映画の方が好きです。
モーガン・フリーマンとティム・ロビンスの醸し出す雰囲気が物語にピッタリだったんだと思います。
ラストの感動は言葉になりませんよね~

こういう作品こそ名作として語り継がれるのでしょうね♪

投稿: 由香 | 2010年3月13日 (土) 23時09分

>由香さん、
原作は読んでないのですが、映画だけでもOKってことですね。
ティム・ロビンスは『ハワード・ザ・ダック』の頃とはえらい違いですよ。
人格者モーガンも見事な役柄でしたね。
見ていない人にはどんどんおススメします。

投稿: たまさん(主) | 2010年3月18日 (木) 14時09分

たまさん、こんばんは!

過酷な状況でありながら、自分の意志は曲げないという強さを持つということの凄みを感じました。
辛い状況ほど流されやすくなりますが、そういうのを越えたところに感動がありましたよね。

投稿: はらやん(管理人) | 2010年3月18日 (木) 23時02分

>はらやんさん、
もう、彼はダメかも知れない・・と思ったんですね。『紐』というアイテムが出てきた時にはモーガン同様、もしかしたら死ぬんじゃないかと。

でも、「まるで自分の公園を散歩しているような姿」が入所して間もない頃からあったように、しっかり自分の世界が彼の中にはあった。

ラストがまぶしい映画でしたよ。

投稿: たまさん(主) | 2010年3月21日 (日) 23時34分

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