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2010年3月20日 (土)

映画『エスター ORPHAN』

Photo_3子役が出てくるホラーは見ていて痛々しくもありあまり好きにはなれないのですが、タイトルにあるこの映画の少女の正体の意外性と、そこへ辿り着くまでの家族ドラマやスリリングな展開が大変見応えあり、おススメ度の高い作品になっていた。

そこそこ経済的に裕福な一組の夫婦ケイト(ヴェラ・ファーミガ)とジョン(ピーター・サースガード)の間にはやんちゃな長男ダニエル(ジミー・ベネット)と聾唖の妹マックス(アリアーナ・エンジニア)がいる。

3人目の子供を死産で亡くしたケイトは苦痛で耐え兼ねない日々を送り、夫婦は養子をもらう為に孤児院を訪問。そこで『エスター』という絵が上手く、賢いロシア生まれの9歳の少女を迎え入れ、平和な安定した日々を送ろうとしていた。

このエスターがホラーな謎の少女で、元来平穏な家庭にずかずかと殴り込みをかけていきます。

まず最初、エスターよりもむしろ孤児院のシスターの方が怪しいと思ってしまったのですが、予感ははずれ。家庭訪問しに来たシスターが帰り道にさっそくエスターの餌食になってしまった。特別黒幕がいるわけでもなく、彼女の単独の犯行が開始される。

ダニエルは最初からエスターを毛嫌いしているが、マックスは彼女に寄り添う。彼女の本性を近くで見てしまったマックスは脅されて身動きが取れなくなってしまう。

親に言いたくても言い出せない苦悩が表情からにじみ出てくる感じで、子役はうまく演じきっていたな~と思った。

後半エスターが真犯人と察したケイトだが、アルコール依存の過去や不安定な精神状態が災いして夫をはじめ誰も信じてはくれない。

エスターを引き取りにいったのはこの夫婦だし、旦那は鈍くて気が付くのが遅い!という逆撫でがピークに達したところで、エスターの知られざる正体と女vs女のバトルでラストを迎えるのでした。

Photo_4夫婦愛や、父親に相手にされないときの兄の姿、聾唖とはいえ寡黙な妹の姿など、現実味のある家族ドラマが盛り込まれているのでストーリーに入りやすい。この一家の視点で話が進む為ラストの処置は致し方ないだろう。

エスターは痛くも怖すぎる描写が炸裂しているが、正体を知ると切なくも悲劇的であり、もう少し救いは無かったのかというもどかしさが残る。

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コメント

たまさん、こんにちは。

僕も怖さよりも悲しさの方を強く感じてしまいました。

エスターがロシア出身というのも説得力がありました。
偏見は持ってないつもりですが、ロシア(というか東欧諸国全般)はテクノロジーが発展した現代でも、まだまだ謎めいた雰囲気があるという印象を勝手に持ってますので。

投稿: バーンズ | 2011年1月22日 (土) 11時44分

バーンズさん、こんにちは。
東欧諸国は他のホラー映画でも出てきますからどす暗い印象すらありますよ。『ホステル』『テラートレイン』など・・映画の中だけの話ですが・・。

そんな印象はこのエスターでもあったかもしれません。

謎めいた怖さもありましたが、
悲劇的な主人公でしたね。

投稿: たまさん(主) | 2011年1月23日 (日) 18時11分

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エスター / ORPHAN 2009年 アメリカ映画 ワーナー・ブラザーズ製作 監督:ジャウム・コレット=セラ 製作:ジョエル・シルヴァー スーザン・ダウニー レオナルド・ディカプリオ(!) 製作総指...... [続きを読む]

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