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2010年3月 2日 (火)

映画『ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀』

Photo_3これは中学か高校の頃にTVで見て面白かった記憶があるので久しぶりにもう一度見たかった作品。昨年DVD化され、再びゆっくりと鑑賞できました。かなりチープに感じるのではないかと思ったが、ハワードがよく動くこと。

製作総指揮にジョージ・ルーカス、特殊効果はILMが担当。86年作です。第7回ゴールデンラズベリー賞で最低作品賞・最低脚本賞・最低視覚効果賞・最低新人俳優賞の4部門を受賞しているといういわくつきのSF映画。

けれども、いま見てもそんなに見劣りする映像ではないです。最後に出てくるカバとエビが合体したような暗黒魔王のモンスターが、動きがぎこちなくて笑えますが、このB級感がなんとも憎めない。

ジェニング博士(ジェフリー・ジョーンズ)が宇宙へ打ち上げた高エネルギー砲により、地球に引っ張られてやってきたダック星のハワードのドタバタ劇です。

彼は とある飲み屋の会場で活躍しているロック歌手のビバリー(リー・トンプソン)と出会い、すったもんだで自分の星に帰ろうとするが、博士のエネルギー砲は暗黒魔王まで地球に呼び出していてどえらいことになる・・という展開。

このアヒルが口達者でよくしゃべるんですね。なかなかナイスな脚本だと思うのですが、最低脚本賞を受賞しているのも分からないでもない。字幕より吹き替えで観るほうが面白く、所ジョージがハワードの声を担当してました。着ぐるみだけど、目や口もよく動く。彼と出会う登場人物の数々が「ダックの衣装」だと思っているからそれ自体がギャグになっていて可笑しいし。職安に行くシーンは意味不明。

当時、ダック進化論の説明を妙に納得していた自分を思い出します。クロマニヨン・ダックって・・その説明をしていたのは、まだ無名だったティム・ロビンス。へんてこなキャラで出ていました。今のイメージと全然違うし。

ジェフリー・ジョーンズがまた可笑しくて、暗黒魔王に体を乗っ取られてからのおしゃべりが笑えます。どんどん壊れていく。ある種、彼がハイライトになっている。ビ~ンと目から光を発したり、そういうところが昔の特撮っぽくて懐かしい。

Photo_5あと、リー・トンプソンはそのまんまキュートな感じで、LAメタル風の格好をしていた。やってる音楽はかなりポップだけど、ステージの衣装はいい。劇中、普段着のファッション・センスは酷いけど。ラスト・ステージも冴えている。

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