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2010年2月 2日 (火)

映画『ゴールデンスランバー』

Photo

大変よくできた面白い映画。最初に出てきた竹内結子演じる夫婦の隣にいた怪しい男がラストであーなるなんて・・。パレード中の首相が、ラジコン・ヘリに搭載された爆弾で何者かに殺害されるのですが、堺雅人演じる主人公がいつの間にやら犯人に仕立て上げられ、奔走する様が描かれています。

ジェネラル・ルージュの凱旋』の中村義洋監督が堺雅人と竹内結子を再び主役に迎い入れ、伊坂幸太郎の同名ベストセラー小説を映画化。原作本は読んでいないので、誰が犯人なのか知りたくてわくわくしながら観ていました。

過去と現在、現実味がある部分とそうじゃない部分が交差してストーリーが進みます。コメディなのかと思いながら観ていると、笑える中にもグッとくるような、ホロリときてしまうような人間ドラマが盛り込まれていて、最後まで静かに、堺雅人の逃走劇を見守っていた感じです。

まず、いきなり銃を撃ってくる警官にビックリします。ここから、何やら巨大な陰謀が渦巻いているように見られるのですが、何が何だか分からないまでにも逃げて、逃げて、逃げまくる主人公を追っかける。

証拠が不明確なまま、犯人に仕立て上げられ、ニュースでも取り沙汰される。誰も信じることが出来ない状況の中でも大学時代の元恋人や職場の先輩、ニュースを見ていた人々、家族に助けられながら彼は警察の包囲網をくぐり抜けて行きます。

学生時代のエピソードなどちょっと思い出にふけるような場面が印象的。動かないはずと思われる車が動いたり、打ちあがるはずのない花火が打ちあがったり、そういうのもあるけれど、感動させられる人と人との繋がりがあってジンときてしまう。パッ・パッ・・といろんな思い出が浮かび上がるような作品になっていたから意外だった。

「びっくりした?」の通り魔君や、香川照之扮する警察庁のキモキャラなど面白可笑しげな豪華メンバーも堪能できる。相武紗季は何者だったんでしょう。あの流れからだと最後にもう一度出るとばかり思っていたのに。

Photo_2竹内結子が花マル付けていた通り、ニクイくらいよくできた映画なんです。あれだけの事件ですから、結局誰が犯人だったのか、黒幕は誰なのかと、そこが知りたかったので、モヤモヤしたものが残る。だけど、そういう作品ではないのですね。

シュールだけど心の動きに感動してしまう・・そんな映画だった。

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