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2010年1月13日 (水)

映画『ディア・ドクター』

Photo

結構話題になっていた映画ですが、あまり興味も無くスルーしてました。笑福亭鶴瓶が出てるし、もっとシュールなコメディかと思っていたらそうでもなく、なかなかぐっとくるようなヒューマン・ドラマになっていた。

なるほど、薬の営業マンに香川照之が出てますが、彼が出演していた『ゆれる』の西川美和監督作であった。今、雑誌見て知りましたよ。

主要登場人物は、村人に慕われる医者・伊野に笑福亭鶴瓶、都会から研修医としてやってきた相馬に瑛太、伊野をサポートする看護師・大竹に余貴美子と錚錚たるもの。

そこにひとり暮らしの老婦人であるかづ子さん(八千草薫)が加わり、さらには都会で医師をしている彼女の娘(井川遥)の登場で事態は一変します。

冒頭から伊野が失踪してしまった現場が映し出されるんですね。そういう映画なの?といきなり意外性を突かれましたが、その事件を捜査する警察の姿と、村医者として慕われていた時の伊野の活躍が交差し、ストーリーが進んでいきます。

24時間体制で伊野は患者をサポートしています。彼にとって患者は家族同然なのか、個人との結びつきを非常に大切にしているように見られます。

途中から、彼は医師免許の無い偽医者であることが発覚、唖然としますが、相馬やかづ子さんとの交流からも分かるとおり、決して悪意で村人と接しているわけではない様子。

いつの間にか“流れ”で辿り着いた医者という職業なのかもしれません。免許がないからこそ僻地での対応が可能だったとも解釈できます。キャラクター像はかなりあいまいで、謎の男ではありますが、その辺は西川監督独特の描き方だったように思います。

免許のある医師でも、役目を果たしていない医師はいると思うし、まぁ、どんな職業でもこれはいえますね。出てくる警察だって、本質的な仕事をしているのか?と、疑問に思うし。

だからといって、偽者がいつまでも続くはずがないわけで、冒頭で分かるように突然失踪してしまった。彼はいったい何処へ行ってしまったのだろう。・・どうなると思います?

井川遥が出てくるとは思っていなかったので、後半はかなり作品のトーンが変わる。

Photo_2彼女が出てこなければ、伊野はその世界で、医者を続けていたのか。彼女が登場したからこそ、伊野は悶々としていた心を解き放つことが出来たのではないか。ラストのオチでまたしても意外性を突かれました。

彼は何者!?

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監督 西川美和 出演 笑福亭鶴瓶、瑛太、余貴美子、香川照之、笹野高史、八千草薫、  山間僻地の村の診療所に研修に来た若い医者相馬。この過疎の村に医者は一人だけ。中年の温厚な医者伊野。伊野は看護師の大竹とともに、村人全員の健康を守る。産科、整形、消化器、外科、たった一人の医者だから、すべての科目の診察と治療を行わなければならない。  伊野は労をいとわず、こまめに往診し、村人たちも伊野を頼りにする。そんな伊野に信服した相馬は、研修が終ればこの診療所に赴任することを希望。それを聞いた伊野は重大な告白を... [続きを読む]

受信: 2010年1月25日 (月) 19時47分

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