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2009年12月19日 (土)

映画『バタフライ・エフェクト3/最後の選択』

Butterflyeffect31_2

「過去に戻って、別の人生も歩んでみたい」なんてふと、誰しも思うことってあるかもしれませんが、そこは一本道。例え戻れたとしても、結局現在(未来)の概念が“生きていれば”やり直すことにはならないわけで、自身の現在進行形は一本道で続いていく。

キャッチは〈愛する人を救うため、僕は「今」を捨て「過去」に戻る〉。その、愛する人を救ったはいいが、また今度は別のトラブルに数多く見舞われる主人公を描いた本作です。

シリーズ中最もスリラー要素を強め、警察と協力して活躍したりと犯罪サスペンスとしても見応えのある映画になっていました。

「初期条件のわずかな違いが、将来の結果に大きな差を生み出す」というカオス理論を題材にした傑作『バタフライ・エフェクト』(04)。『』(06)はつまらなかったが、今回のは3作目にしてなかなか濃い作品になっていた。

主人公のサム(クリス・カーマック)は既にタイムスリップする能力を使い、犯人逮捕のために警察に協力するという“探偵”(霊能者)になっていた。彼にはたったひとりの身内である妹ジェナ(レイチェル・マイナー)がいるが、火事で死んだはずの妹を過去に戻って救ったがために、生きていたはずの両親を亡くすというパラドックスに苦悩している。

警察に協力する際は、過去の犯行時間に飛んで外から見てるだけで済むが、肉親、友人、恋人が関わると未来が大きく変動するわけで、その無限連鎖に巻き込まれて身動きが取れなくなってしまう。

彼にはかつてレベッカという恋人がいたが、彼女の姉リズの話によれば、レベッカは殺人鬼に殺されていて、ついでに当時つきあっていたらしいロニーという男が冤罪で捕まっているという。真犯人を突き止めるために過去に戻ったサムだが、犯人が誰か見つからないばかりか、身近な人間が次々と殺されていく。

かなり酷い猟奇連続殺人事件に発展していくのでスプラッタ・ホラー色さえあり、犯人はかなり無骨で大柄な変質者・・という印象が湧いてくるが、中盤あたりで「犯人はこの人しかいないな」と、気がつきます。最初から怪しい人物だったのですが、して、やられました。

そう、このタイムスリップ能力は特別な家系に脈々と受け継がれているものであることを忘れていた。真相を知った主人公は再び過去を書き換える為に原点に戻る。そして現在(未来)の彼の姿はー。

Butterflyeffect_2過去に戻り、何をしても墓穴を掘り続けることになるので、封印しなければならないその能力。1作目で封印されたはずなのですが、他に「能力者」がいる限りこのシリーズが終わることはないかもしれません。ラストも『2』とよく似た終わり方だった。

にしても、脚本が練りこまれていて、前作よりはかなり見応えのあるものになっていたと思う。今回の主人公は日記や写真がなくても過去に飛べたなぁ・・。

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