映画『ヤッターマン YATTERMAN』
ご存知、国民的人気アニメの実写版。’77年に『タイムボカンシリーズ』第2弾として放送され子供の頃楽しんで見ていた記憶があります。昨年からリメイクが放送されていたが、こっちはまったく見ていなかった。見るなら実写版!ということでようやく拝見。
これを映画館へ観に行くのはちょっとな~と躊躇してスルーしていたのですが、DVD化にあたり観たところ、アニメの実写版にしては素晴らしい出来具合だと思った。
キャスティングも気になっていたのですが、これがまたハマリ役。ヤッターマンのひとりガンちゃんは櫻井翔が担当、違和感あまり無しでちょっとユル系キャラ!?。ガンちゃんのガールフレンドであるアイちゃんは福田沙紀が自然体で好演。
アニメのヤッターマンは悪玉トリオ3人のイメージの方が強く、これは『タイムボカンシリーズ』通して強く印象に残っているのですが、あのお色気悪女ドロンジョを深田恭子が演じるのはちょっと意外でした。ドロンジョの設定年齢って、意外と若かったんだな~。
ボヤッキーとトンズラーに生瀬勝久とケンドーコバヤシが演じていたけど見事にハマッている。インチキでもやたらと商売人だったりする謎の悪玉トリオなのですが、メカを操るのも超一流・・と思いきや、なんだかいつも自虐的。ほとんどビジュアル&キャラ重視で戦闘能力希薄なロボに見えるが、映像的には充分楽しめるようになっている。
「全国の女子高生のみなしゃ~ん」「ポチッとな!」「ぶたもおだてりゃ木に登る」「おしおきだべぇ~」など数々の名言が蘇る。おしおきが趣味のドクロベエは声がいっしょで嬉しい。
「おだてぶた」は悪玉ドロンボーメカ全てに搭載されており、おだてられて調子に乗った人間が発する特有の波長に反応して登場するらしい。他、主に出てきたメカは次の通り。
とりあえず実写版では目立って3体のメカが出てきた。男の手料理をモチーフにした「ダイドコロン」、色気を放出する「バージンローダー」、最後に登場するイカ+タコみたいな「イカタゴサク」。
この「イカタゴサク」。ヤッターマン側のメカ、ヤッターワン及びヤッターキングの小型応援メカである“ビックリドッキリメカ”をパクったかの小型ハマチ・メカを搭載している。ヤッターキングの小型トビウオメカに対抗して生み出された品物であるが、ハマチからブリへ順調に出世街道を突き進み、ドロンボーの勝利へ導くと思われたが、出世しすぎて言う事を聞かなくなるのだった。自爆。時代に合わせ、ETCを装備したヤッターワンにも注目。飛ぶことは無いが海上をホバー走行し、世界中どこへでも行けるが、乗務室が無い為に乗り心地が最悪だ!!・・闘いに疲れてもメカの素(骨)を食べると元気が出る。
愛あるメカたちとともに存分にその世界を楽しむべし!とにかく、美術、セットも超豪華。
アニメ版が懐かしいな~まぁ、また見たいとはそんなに思いませんけどね(笑)劇場版アニメなら見てもいいかと思うけど。また見るとハマってしまいそうで怖い。
ラブコメ・テイストもあり面白くキャラが描かれていたとも思う。ドロンジョとガンちゃんが・・ 「え?」なシーンもあるし。実写版オリジナル・キャラと思わしき考古学者の海江田博士(阿部サダヲ)と娘(岡本杏理)も存在感あった。顔が怖いし、博士そのものがドクロベエじゃないかと思ったけど。
岡本杏理はなかなか良い“間”を魅せていたと思う(笑)
サイコロ型ロボのオモッチャマ、かわいかったな。
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