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2009年10月28日 (水)

映画『スラムドッグ$ミリオネア』

Slumdog1_2

傑作の呼び声高い“Slumdog Millionaire。第81回アカデミー賞では作品賞を含む8部門を受賞したとある。あんまり持ち上げられると返って見る気が失せることもあるのですが、傑作なのかどうかはさておき、まずは拝見致しました。

『運命』というものがキーワードになってます。これは運命だったと。

ミリオネアは日本でも「ファイナルアンサー!」でお馴染みの、みのもんた司会のクイズ番組が有名ですが、これ英国発祥だったとは初めて知りました。オリジナルは“Who Wants to Be a Millionaire?”という題名らしい。映画ではインドの人気番組という設定です。↓以下、ちょいネタバレご注意

『運命』 ・・そう言われればそうなんだろうねと、納得せざるを得なくなる展開。「運命は自分の手で切り開くもの」なんて言葉がふと過ぎるのですが、努力して変わろうとする姿ではなく、全て運命に支配されている事を前提にしている話ならば、鑑賞後のスッキリ感はあまり無いのではないかと思う。

ムンバイのスラム育ちの青年がミリオネアにおいて何故か次々と答えを解いていきます。
映画を観る前に不思議だったのは、何故主人公の青年が正解を連発するのかということでした。何か番組上に裏工作があるのか、影の立ち役者がいるのか、女性への思いがきっかけになり猛勉強でもしたのかとか、色々考えながら観るのですが、子供の頃のスラムでの過酷な生活と番組の進行が同時に流れ始めて「ああ、こういう映画なんだな」と知る事になります。

彼の人生そのものがミリオネアの『答え』になってます。これはいささか都合の良い展開で「あれ?」だったのですが、紙面上ではなく経験を積んでこその『勉強』『学び』だと捉えることもできる。流れを見ていると、番組の進行よりもむしろその過酷なスラムの貧困が気になって、インドってこんなに酷いのかと青ざめることになる。こんな経験はしたくない、させたくない、と思うだろう。目を潰された子供の姿が忘れられない・・・。

仲の良かった兄が離れたり寄りを戻そうとしたり、生き延びる上では致し方なかったのだろうが、描き方がやや雑な感じもしました。主人公の弟は案外したたかに生きているようにも見える。

離れ離れになった幼馴染の女性を思い続けるが故に、あるときコンタクトを計ろうとする青年ジャマール。

きっかけはミリオネアへの出演。特別大金が欲しいわけでもないようだが、次々と4拓方式のクイズを正解していく。

司会者のおっちゃんは番組の表ではいい顔をしているが、裏では嫌味な奴である。みのもんたのキャラクターとは意外とあまりカブらない。ジャマール最後の一問となったところで一旦打ち切りになり、ファイナルアンサーは次の日となった。なんとこの時、彼はインチキ容疑で警察に拷問を受けている。

Slumdog2_3なんとか最後の出演を得てファイナルアンサーなのだが、ここで私はてっきり彼が問題を間違えて、彼女との愛を成就させるものだとばかり思った。なんか、“運”が良過ぎるんですね。大金を手にしなくても、自分達の手で築き上げていく幸せがきっとある、というような終わり方になるのかなと思ったのですが。

良い映画だったとは思いますが、貧困や暴力と、ラストのエンドクレジットにさえも大きな差を感じてしまいました。これが現実、なのでしょうか。

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第81回アカデミー賞≪作品賞≫≪監督賞≫≪脚色賞≫など8部門受賞作品―【story】TV番組「クイズ$ミリオネア」に出演したジャマール(デヴ・パテル)は、あと1問正解を出せば番組最高額の賞金を勝ち取るところまできていた。だが、インドのスラム街で育った少年が正解を知るはずがないと不正を疑われて逮捕されてしまう。警察の尋問によって、何故ジャマールが番組に出演するに至ったのか、学校に行ったことがないにも関わらず一体どうやって答えを知り得たのかが明らかになっていくが―     監督 : ダニー・ボイル 『サ... [続きを読む]

受信: 2009年11月 2日 (月) 06時57分

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