« 映画『あの日の指輪を待つきみへ CLOSING THE RING』 | トップページ | 婚カツ!第4話『女からの愛の告白』 »

2009年5月 9日 (土)

映画『エネミー・ライン BEHIND ENEMY LINES』

Photo_06_hires_2先日DVDで出た『エネミー・ライン3』を観たのですが、やっぱり面白いのは1作目だよね~と話題になった本作。米国防総省が全面協力した01年製作の傑作ノンストップ・アクション。監督は元報道カメラマンのジョン・ムーア

アメリカを称えるプロパガンダ色濃厚な色彩があるように見えますが、随所でしっかり問題提起されているので考えさせられる仕上がりとなっています。

停戦中のボスニアを監視する米海軍の空母カールビンソン。戦闘の無い軍務に意味を見出せず、転職を考えているバーネット大尉(オーウェン・ウィルソン)は微妙な軍人だ。そんな中、レイガート司令官(ジーン・ハックマン)からクリスマスに偵察飛行が命じられる。

相棒と共にF/A-18F戦闘機でボスニア上空を飛行中、偶然非武装地帯で軍事行動をしていたセルビア人民軍を撮影したために地対空ミサイル攻撃を受け、敵地のど真ん中に不時着してしまうことになった2人。負傷した相棒のスタックハウス(ガブリエル・マクト)は射殺され、バーネットは只ひとり決死の逃亡劇を繰り広げる。

前半の戦闘機撃墜シーンがまず大迫力で本作中最も印象に残ります。以降は主人公のひたすら逃げる様と激戦がメインなのですが、ぐるぐると動き回るカメラ・ワークがかっこよく、全体的にスタイリッシュにキメています。

政治を絡めた戦争映画でありながら、主演のオーウェン・ウィルソンのユニークなキャラと司令官である名優ジーン・ハックマンのシブイ演技、友情物語がまた良い。

救出作戦を開始するべく動くレイガートだが、和平を重要視するNATO軍の提督(ホアキン・デ・アルメイダ)は停止を求めた。

ひとりの軍人の為に紛争の再熱を危惧する提督の言っていることは正しい。「また米軍は大軍を投入するのか」と。レイガートはミクロだが、提督はマクロな視点で語っているように散見される。かたや、レイガートの言っている事も間違いは無く、攻撃してきたのはセルビア軍であり、バーネットは現地で実際大量虐殺の地を目撃している。真実は公表すべき。

とにかく、逃げて、逃げて、逃げまくる主人公、とっくにあんた、「死んでるよ。」と思ってしまう場面もあるが、あきらめずにとことん疾走して目的を果たすことがこの映画の肝であるように感じます。

Photo_2こんなこと、本当にありえるのだろうかと調べると、ウィキにストーリーのモデルが〈1995年 7月22日撃墜された米空軍F-16Cパイロットスコット・F・オグレディ大尉が友軍に救出されるまでの6日間の逃亡劇とする説が有力〉と出ています。事実は小説より奇なり。

ラストで初めて銃を構えた主人公、リアルな戦闘を体験し、彼は海軍に残ることを決意する。

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

エネミー・ライン (Blu-ray Disc) DVD エネミー・ライン (Blu-ray Disc)

販売元:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
発売日:2006/11/10
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

« 映画『あの日の指輪を待つきみへ CLOSING THE RING』 | トップページ | 婚カツ!第4話『女からの愛の告白』 »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/143088/29521898

この記事へのトラックバック一覧です: 映画『エネミー・ライン BEHIND ENEMY LINES』:

« 映画『あの日の指輪を待つきみへ CLOSING THE RING』 | トップページ | 婚カツ!第4話『女からの愛の告白』 »