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2009年3月31日 (火)

TV版『ハンサム★スーツ』

映画『ハンサム★スーツ』の番外編がTVでやっていてびっくり。

今日、気が付いたのですが、時間あったので見ました。

前半はちょっとアレンジがあるものの、映画と同じような展開で、後半はかなり違っていました。ラストでサプライズもあったし。

◎母親の経営のもと、小さな喫茶店でコックとして働いている裕太郎(秋山竜次)は料理はうまいが容姿のコンプレックスからどんより落ち込んだりといろいろ。近所に巨大フードコートが出来て客が激減した店にアルバイトとして涼子(加藤ローサ)がやってくる。

めっちゃ好みな涼子が目の前に現れ嬉しい反面、自信の無い裕太郎は店を出て行ってしまうがさてー。

やはりここでも洋服の青山が出てきました。で、その中の研究者に何故か相武紗季がメガネをかけて出演しています。

そこでハンサムスーツを着ることになった裕太郎が杏仁(谷原章介)に変身し、店に戻っては仕事をテキパキこなし、繁盛させます。

一番見ていて楽しかったのは杏仁が働いているところですね。壊れながらも大活躍する谷原章介が面白い。夜中徘徊していた裕太郎はどうみても危ないやつだった・・

大袈裟な言い方かもしれませんが、なんか、資本主義と共産主義の狭間を見ているような気さえしてきて、しっくりこない終わり方だったな・・。

自分らしく生きていこう、がモットーです。

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2009年3月26日 (木)

DELAIN/APRIL RAIN・・・90点

エイプリル・レイン Music エイプリル・レイン

アーティスト:ディレイン
販売元:ROADRUNNER JAPAN(W)(M)
発売日:2009/03/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

WITHIN TEMPTATIONのキーボード奏者であるマタイン・ウェスターホルト率いる5人組ゴシック・メタル・バンドの2ndアルバム。前作『LUCIDITY』が豪華参加ミュージシャンの集合体であったのに対し、実質バンド作としてはこれがデビュー作にあたる。メンバーはウェスターホルトシャルロット・ウェッセルス(Vo)、ロナルド・ランダ(G)、ロブ・ファン・デア・ロー(B)、サンダー・ズーア(Ds)。1名、ライ・ファン・レンテ(G)は07年に脱退している。

歌姫シャルロット嬢の透明感溢れる凛としたヴォーカル・ワークにダイナミックなサウンドが痛快に鳴り響く。①を聴いただけでいかにしてバンドがパワーアップしているのかが分かる。よりキャッチーに、メロディアスになった印象です。

シンセ・サウンドとピアノをバックに冷たく哀しげなヴォーカルが流れる③、アグレッシブなサウンドの中にも流麗なメロディが冴える美しきアップナンバー⑦等もハイライトになっていて素晴らしい出来具合。

エモーショナルなバラード⑤と潤滑するサビにデスVoがかぶさる⑥にはチェロ奏者マリア・アンが参加。無機質な音の塊の中で有機的な響きを与えている。軽く突進するメタル・ナンバー⑨、壮大なバラード⑩、勇壮・荘厳な⑪もいい。

徐々に盛り上がる感動的な哀愁バラード⑫がまた素晴らしい・・。メロディックなギター・ソロも鳥肌立ちますわ。捨て曲も少ない充実した内容に満足です。

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2009年3月25日 (水)

PAUL LAINE/STICK IT IN YOUR EAR・・・83点

Paul_laine_2 

Iconmusic

スティック・イット・イン・ユア・イアー

 アーティスト:ポール・レイン
 販売元:エレクトラ
 発売日:1990/06/25
 Amazon.co.jpで詳細を確認する

BON JOVIの『SLIPPERY WHEN WET』を手掛けて一躍有名になったブルース・フェアバーンのプロデュースによるメロディアス・ハードの隠れ名盤。

カナダ出身の若きシンガー・ソングライターであるポール・レイン。

DANGER DANGERに参加していた事でも知られるが、彼の楽曲はさっそくこの1stソロでインパクト絶大だった。バックのサポートが強力なのは当然だが、曲の良さありきでは本作が最も印象に残っている。

サビで思わず一緒に口ずさみたくなるような②や快活なハード・ポッピー・ナンバー③がまず強力。哀愁バラード④、キーボードが効いた軽快な⑤も良い。

BON JOVI風のしゃがれたワイルドなヴォーカルがカッコイイです。後半がいまひとつなのが惜しいが、前半のナンバーがいいので、なかなかに上出来のアルバムだといえる。

私が持っているのは国内盤(帯無し)ですが、リンク先は輸入盤となります。Amazonで検索しても出てこないので・・。

後にボーナス・トラックを追加したジャケ違いの輸入盤も出ていたはず。国内盤(廃盤)は結構高値で取引されているかもしれない。帯付きなんてなかなかないだろうな~・・。

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2009年3月23日 (月)

映画『その男は、静かな隣人』

He_was_a_2ある事件がきっかけに近付くことになった、冴えないサラリーマン男社長助手ヒロインの愛の物語・・でありながらも、現代ストレス社会を皮肉った展開が不思議な余韻を残す作品。ラストは「何・何!!?」とちょっと考えた。

友達に薦められなければ確実にスルーしていたに違いない地味な劇場未公開作ですが、俳優陣が豪華で、クリスチャン・スレイターとウィリアム・H・メイシー、ヒロインに『24』 『キャプティビティ』(07)のエリシャ・カスバートが出演している。

まず、スレイターが一気に老けたな~との印象。この間『マインドハンター』(04)と『インビジブル2』(06)を見たばっかしなのだが、この映画では中年太りのおどおどした役柄でいきなり様になっている。ウィリアムは良く見る俳優さん、といった印象で、あの風貌を見ているだけでちょっと笑える。今回スレイター社員の社長役。

エリシャ・カスバートは大変重要な役どころで登場します。綺麗な女優さんだ。

原題は『HE WAS A QUIET MAN』。“静かな人だった”と、過去形になる。

年下の上司や社員にいじめられ、日々悶々と暮らしている情緒不安定なボブ・マコーネル(スレイター)。社内には副社長であり、お気に入りのバネッサ(エリシャ)がいるが、ある日彼は絶望感・疎外感の中で銃に弾を込め、デスクに身を潜めていた・・が、その時、あろうことか同僚のコールマンが社内で銃を乱射、倒れているバネッサに止めの銃口が向けられるが、とっさに彼はコールマン目掛けて銃を発射する。

乱射した犯人の暴挙を食い止め、一躍英雄として持ち上げられたマコーネルは脊髄に銃弾を受け、全身麻痺になってしまったバネッサの役職を手に入れることに。

社長命令で彼女に会いに行くマコーネルだが、バカ野郎!死んだほうがマシよ」と、助けたのも裏腹、いきなり罵倒された。

犯罪映画の様相でありながらも、この後ラブ・ストーリーに場面転換されるから意外や意外。予測不可能な展開になだれ込んでいく。

涙モロモロの究極の愛の姿が狭間見れるのですが、そうはいかないのがこの話でして、やっぱりマコーネルはマコーネル。で、ラストがあのオチですから、ええ~っと、ちょっと考えました。どんでん返し?何か重要な伏線でもあった!?

He_was2只単になんのひねりもなく、あーなってしまった・・が結論かな。『静かな隣人』が事件により注目されるようになった。ブラックなコメディのテイストもありつつ、最近のニュースでも見たことあるような悲劇の社会派サスペンスといえる。

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その男は、静かな隣人 [DVD] DVD その男は、静かな隣人 [DVD]

販売元:ビデオメーカー
発売日:2009/04/03
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カバンかと思ったら、バクダン抱えてますね・・・

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2009年3月21日 (土)

ZINATRA/THE GREAT ESCAPE・・・86点

Zinatra_3

Iconmusic_3グレイト・エスケイプ

 アーティスト:ジナトラ
 販売元:マーキュリー・
       ミュージックエンタテインメント
 発売日:1994/06/25
 Amazon.co.jpで詳細を確認する

ヨーロッパの『ファイナル・カウントダウン』並みにチープなジャケ(好きだけど)、とは裏腹に、内容は素晴らしかったオランダのハード・ポップ・バンドの2ndアルバム。

’90年にリリースされたものだがロビー・ヴァレンタイン(Key)が参加しているということで日本ではこの国内盤が発売された当初、話題になっていたと思う。

ロビー様が①⑤⑥⑦、ポール・レインが②③⑨⑩で曲提供しているのもツボで、ほとんど捨て曲無しのアルバムに仕上がっている。88年の1stも良い曲が揃っていたが、よりサウンドがゴージャスになり、コーラス・ワークも分厚くなった

ロビー・ヴァレンタインのキーボードが大活躍し、ヨッス・メネンの甘くハスキーなヴォーカル・メロディが冴え渡る。

チャチャチャ・チャーチャー♪とシンセ音が印象的な快活ハード・ポップ②、サビが力強い哀メロ・チューン③。ポール・レインはまったくいい曲書くよな~。

チョコレートよりも甘いメロディにとろけそうになる④、ロビー様とメネンのデュエットが聴ける綺麗なバラード⑤、軽快な疾走ナンバー⑥、ハートフルな美しい楽曲⑦。

感動的な歌い上げバラード⑨は間奏のギター・ソロが聴きモノ。

そしてとどめは最もリピートして聴いた⑪。このメロディアス・ハードの『名曲』は絶妙なサビのハモリ具合がなんとも素晴らしい。「クリーニン・レイディ・ア・デイタイム!♪」って感じで。

ラストの⑫、何でもないアコギの曲だと思っていたらハーモニカの音色から一気に後半盛り上がるロッカバラード。

今聴き返してみても、ホントに素晴らしいです。残念なことにこの作品を最後に解散してしまったバンドですが、メネン、ポール・レイン、ロビー・ヴァレンタインのソロ・プロジェクトでの活躍も良かったな~と、改めて思うのでした。       

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2009年3月20日 (金)

映画『おくりびと』

Photo「生と死」を取り扱ってきた映画は数多くあれど、これほど深遠且つ優美な感動を運んでくれる作品は無かった。忘れかけていたもの、日本情緒溢れる静かで繊細な感動がスクリーンからにじみ出てくる。名作といわれるのも納得の作品。

オープニングからその納棺師、小林大悟(本木雅弘)の姿がクローズアップされる。隣にいるのは社長の佐々木(山崎努)。映画は遺体に着付け・メイクを施す非常に洗練された納棺業者の姿を追うが、劇中度々ユーモアのある笑いの部分をも織り交ぜ、苦労・涙・幸せアリの人々の人生を綴っていく。

テーマは重いが、人の死に際でも巧みなユーモアのセンスを取り込んでいるので見ていて辛くなる場面はあまりない。 “旅立ち”のお手伝いをするNKエージェントの仕事ぶりはなんとも美しく、気品に満ちている。

父親が亡くなったときもこのような儀式は見たこと無かったし、納棺師という専門業者が存在していることすら知らなかった。

Photo_3通常は葬儀社内の担当者が行うことが多いらしいが、納棺を請け負う小さな会社で勤めているのが本作の主人公である大悟。楽団の解散によりチェロ奏者としての道を断念し、故郷の山形に妻の美香(広末涼子)を連れて帰郷、ひょんなことから納棺業者としての道を歩む彼、社長や事務の女性(余貴美子)とのやりとりも見所です。

納棺教則ビデオ(!?)の撮影現場で、大悟がいきなり死体の役割をさせられるシーンはひとつのハイライト。思わず吹き出して笑いそうになるシーンもあり、可笑しいです

妻に隠していた仕事がばれてしまい、「けがらわしい!」と納棺の仕事に嫌悪感を抱く彼女は実家に帰ってしまいます。何がけがらわしいのか、一瞬そのセリフには信じられないものがありますが、チェロから離れることも、田舎に戻ることも、彼女はぐっと堪えていた。それが一生続けられる仕事?

幼馴染からまで仕事に対してバカにされる始末ですが、納棺師にやりがいを感じ始める大悟は着々と仕事をこなしていく。

Photo_4様々な人間模様が交差する中で、家族愛・夫婦愛が綴られる。父親との『再開』はおそらくこうなるであろうと読めてしまいましたが、石ころのシークエンスはグッときました。たとえセリフがなくとも、形だけで気持ちが伝わる、静かな本編の“妙”を見ました。

静かな、優しい気持ちになれる・・と同時に音楽が効果的に配置され、代役なしで挑んだモックンのチェロ演奏シーンや納棺技術など、感動的な余韻を残します。どこか宮崎アニメ風のBGMだな~と思っていたら、久石譲が音楽担当だった。古風であり、自然との調和を描く上でも、音楽がもたらす効果は大きい。

この映画は本木雅弘でなければ、山崎努でなければありえなかったのでは!?そう思えるほどに、納棺師として活躍する役者の美徳を見た気がします。

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◎米アカデミー賞外国語映画賞を受賞し、今もなおロングランヒットの上、上映拡大。DVDパッケージ表記には「世界中を温かな感動で包んだ2008年No.1の名作」となっている。

おくりびと [DVD] DVD おくりびと [DVD]

販売元:アミューズソフトエンタテインメント
発売日:2009/03/18
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2009年3月19日 (木)

TERRA NOVA/LIVIN’ IT UP・・・92点

Terra_nova

Iconmusic

リヴィン・イット・アップ

 アーティスト:テラ・ノヴァ
 販売元:ビクターエンタテインメント
 発売日:1996/10/23

 Amazon.co.jpで詳細を確認する

プロデューサー、ソングライターとしても類稀なる才能を発揮するフレッド・ヘンドリックス(Vo,g)率いるオランダの5人組ハード・ポップ・バンドの名盤1stアルバム。

オランダのメロディアス・ハード系といえばHELLOISE、ZINATRA、ロビー・ヴァレンタイン、1st AVENUEなどのロック・バンドを思い出しますが、このテラ・ノヴァの完成度たるや、並みのものではなかった。

3rd以降徐々に地味なサウンドになっていったバンドでもあるが、今年新作が発売されるはず。いつ出るのだろうかと待っているところでのレビューです。

キーボードを効果的に配したサウンドは弾けた爽快感があり、①~③の流れは絶品。夏場でも爽やかな風が吹き抜けるような清涼感のあるハード・ロックだ。

③は何度もリピートして聴きまくった曲。たっぷり哀愁美を兼ね備え、サビでキーボードの音色と供に一気に弾けるポップな名曲。

バラード⑥⑩も叙情的で煌びやかな美しい名曲といえる。快活なアップナンバー①⑦含め、ハイライトをしっかりと配置した捨て曲無しのアルバムだ。

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2009年3月18日 (水)

TALON/FALLEN ANGELS・・・84点

フォールン・エンジェルズ Music フォールン・エンジェルズ

アーティスト:タロン
販売元:Spiritual Beast
発売日:2009/02/18
Amazon.co.jpで詳細を確認する

古き良き80Sアメリカン・メロディアス・ハード・ロック・サウンドを現代に蘇らせた5人組ロック・バンドの2ndアルバム。今回ヴォーカリストが交代している模様。

1stは未聴の為に今回が初めてとなったTALONサウンドですが、噂で聴いていたとおりのなかなかに素晴らしいものでした。

ヘタウマ感漂うハスキーなヴォーカル・ワークに絶妙なハモリ具合。モロに20年前のあの頃の音楽が目の前にあるような錯覚。

ギターも時にメロディックだし、哀愁のハーモニーが心地よい。ほぼ捨て曲らしいものは見当たらず、安心して最後まで聴ける。

惜しむらくはキラーチューンの不在。アップナンバー⑥や哀愁美溢れる⑪とかお気に入りで印象的だったが、何度か聴き返しても、やや全体的にあっさりしている作品なのでそこは惜しいところだ。

ま、それがいかにも80Sメロハー的なウリでもあり、その手のファンにとっては重宝CDになるかもしれない。

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2009年3月17日 (火)

PINK CREAM69/ELECTRIFIED・・・86点

Photo_2

Iconmusic_2エレクトリファイド 

 アーティスト:ピンク・クリーム69
 販売元:ビクターエンタテインメント
 発売日:1998/09/23

 Amazon.co.jpで詳細を確認する

まるでホラー映画のサントラのようなジャケが目に付くピンク・クリーム69起死回生の一撃

アンディ・デリス(Vo)脱退後、新Voにデヴィッド・リードマンを迎えるも作風がイマイチでガッカリだった彼らの作品も、このアルバムでメロディ重視のサウンドに戻り復活。デニス・ワード(b)のプロデュース力が冴える力作になった。

アンディ時代の初期2作も素晴らしいアルバムでしたが、負けず劣らずのメロディアスな本作、デヴィッド・リードマンの上手いヴォーカルが生かされた。

強力なのはメロハー①とハイライトになる勇壮な③。特に後者は当時何度もリピートして聴いていた楽曲で疾走感がある完璧な展開の名曲。

ファンキーなタイトル曲④や⑦はおまけ的な楽曲であるが、メロディアスな楽曲を引き立てる為の重要な配置といえる。

①③に続きかっこいいナンバーの⑧、感動的なバラード⑪なども印象的だ。聴くだけでは気が付かなかったが、疾走するアグレッシブな⑤にはD.C.クーパーとラルフ・シーパーズが参加している模様。

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2009年3月16日 (月)

映画『ブレーキ・ダウン BREAKDOWN』

_breakdown_l_3カート・ラッセル主演傑作サスペンス・スリラー、97年作。転職の為、東海岸からカリフォルニアを車で横断中に妻を誘拐された男が決死の反撃に出る。ぐいぐいと引き込まれる展開に身を乗り出して観てしまう後半。

怒涛のカークラッシュ&アクションが印象に残る。タイトル原題は“BREAKDOWN”、打破・故障・挫折。

実は先日仕事から深夜の帰宅途中に突然あるものが車の左横前方付近に激突してきました。何々!?唖然、呆然、で、ライト越しに目の前を過ぎ去っていった物体は『鹿』だシカ!!降りて見てみると見事にフロント横が凹んでいる!!!

現在修理に出しておりますが、いったいいくら金額が掛かることやら・・。車両保険には入っておりませんので(入ったところでバカ高だが)、現在私自身が凹んでいる状態です。普段は裏道を通って帰宅しており、これは暴走する大型トラックの多い国道を避けているからでもあります。

スピルバーグの傑作映画に『激突!』(71)がありますが、そんなカーアクション映画を彷彿とさせる部分がありながらも、この作品『ブレーキ・ダウン』はより明快な登場人物の登場により テンポよく描写されている傑作のひとつ。

交通道路に安全は無い・・。改めて痛感した次第ですが、映画の中では車が故障して立ち往生する夫婦に魔の手が忍び寄る。キャッチは以下の通り。

Break2_2始まりは何でもない車のトラブルだった…
あなたの後ろを走っているドライバーが 常人とは限らない。
全米を横断するハイウェイ「ルート15」で-- 最愛の妻が〈ら致〉された! 誰も信じてはくれない、誰も助けてはくれない……。〉

親切なトラック運転手に妻が拉致され、怪しい仲間に銃を向けられ、金を要求される主人公。やがて彼の怒りも頂点に達し、反撃に出る。

行け!ラッセル!!妻を取り戻せ!!!と、応援したくなる後半、ハラハラドキドキなカーアクションがラストで炸裂。悪役のトラック運転手の人物が一見幸せな家庭を持っている父親であるのが、また怖い。

Break3普段安全運転を心がけたいものですが、こちらに非が無いにも拘らず、いつ何時に“激 突”されるか分からない。車と供にへこんでいる状態ですが、ちょっと忘れたいと思い、映画を見ながら現実逃避しています。『ブレーキ・ダウン』は2度目の鑑賞ですが、やっぱり面白い映画でした。

今回の『激突!』ぶりはリアルでした。

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2009年3月15日 (日)

PLACE VENDOME/PLACE VENDOME・・・85点

プラス・ヴァンドーム Music プラス・ヴァンドーム

アーティスト:プラス・ヴァンドーム
販売元:マーキー・インコーポレイティド
発売日:2005/09/22
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「マイケル・キスクって、こんなにハード・ロックが似合うんだ!!」と、1曲目を聴いてガッツポーズな作品。

HMから遠ざかっていた元HELLOWEENの名ヴォーカリスト、マイケル・キスクをフィーチュアして『PINK CREAM69』のメンバーが参加したメロハー・プロジェクトの1st。メロディアス・ハード・ロックの傑作といえる。

デニス・ワードがプロデュースしているし、バック陣も強力。これだけで安心して楽しめるロック作だと思えるが、マイケル・キスクのヴォーカルがまたうまくフィットして良質なハード・ロック作になった。

①はいきなりキラーチューン。PINK CREAM69的な楽曲ですが、いまだかつてこんなカッコイイ曲を聴いたことがない気がするほどの名曲だ。キーボードの挿入も絶妙で、ギュンター・ヴェルノ(VANDEN PLAS)のプレイが効いてくる。

キスクの鼻にかかったようなヴォーカルがいいハートフル・ナンバーの②、突き抜けた軽快なハードポップ⑥、「いまを生きる」と称した⑧なども印象的な楽曲。

AORと呼べる大人しい楽曲は⑦くらいで、全編高品質なHRが楽しめる。オープニングの『Cross The Line』があまりに強力。これ1曲の為に買っても損はないだろう。

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2009年3月14日 (土)

SUNSTORM Featuring JOE LYNN TURNER/SUNSTORM・・・83点

サンストーム Music サンストーム

アーティスト:サンストーム~フィーチャリング・ジョー・リン・ターナー
販売元:キングレコード
発売日:2006/09/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

『Frontiers』が提案した夢のメロディアス・ハード・ロック・プロジェクトである本作。ヴォーカルにジョー・リン・ターナー、曲提供に『SURVIVOR』のジム・ピートリックを絡ませ、産業ロックの傑作を誕生させた。

プロデューサーには『PINK CREAM69』のデニス・ワードを起用、ベースとキーボードを担当している。

ギターのウヴェ・ライテナウアーはマイケル・キスクをフィーチュアしたメロハー・プロジェクト『PLACE VANDOME』にも参加していた。こちらの作品もオススメ作。

ジョーの1stソロ・アルバム『RESCUE YOU』(85)の続編ととれる本作中、④⑤⑥⑩~⑫はジムの曲となっています。

1曲目から産業ロック然としたナンバーが飛び出し、軽快なハードポップ②がカッコいい。ハイトーンVoが冴えるバラード③と頭3曲だけで手応えはある。いずれの曲もキャッチーで哀愁ハードポップ⑨なども印象的。

ジムの曲はらしくも情感たっぷりで、“あの独特なメロディ”をじっくり堪能できる。

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2009年3月13日 (金)

JEFF LOOMIS/ZERO ORDER PHASE・・・85点

Photo_2 

Music ゼロ・オーダー・フェイズ

アーティスト:ジェフ・ルーミズ
販売元:キングレコード
発売日:2009/02/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

これはまた思っていたよりも素晴らしいギター・インスト・アルバムでした。シアトルプログレッシブ・パワーメタル・バンド、NEVERMOREの超絶ギタリストであるジェフ・ルーミズ初のソロ作にしてメロディ重視の快作。

『ネヴァーモア』自体にあまり興味が無かった私ですが、これを聴くとなんと凄いアーティストであるか!と、確認できました。

ブルータルでありながらも流麗なリード・プレイを展開する彼の魂宿る旋律が美しく、どの楽曲に至っても印象的なフレーズが堪能できる

モダン・ヘヴィながらも80年代的な分かりやすいメロディが随所で炸裂してます。インギーやトニー・マカパインなんかをふと思い出しました。これほどメロディックなインスト作だとは思っていなかったもので感動的です。

アグレッシブに突進しながらもエモーショナルな泣きのパートが響く①、パワー・メタル然とした②、スラッシーな③、アコースティックな④は静寂の泣きメロがたまらない。

プログレしていてヘヴィなミドル・チューン⑤、スラッシーなまでに弾きまくる⑥、情感たっぷりに弾きまくる⑦、重量感抜群で突進しながら、4分を過ぎたところ、後半で泣きに入る⑧、叙情フレーズとピアノのバックがグーな⑨、泣きまくる⑪。

マーク・アーリントンのドラムもギターと同化してタイトにキメている。凄いです。

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生まれ変わるなら、どこの国の人がいい?

コネタマ参加中: 生まれ変わるなら、どこの国の人がいい?

う~ん、やっぱりフィンランドですね。ハード・ロック/ヘヴィ・メタル大国だから(笑)夏よりも冬型の人間ですから、寒くてOK。

●政治家による汚職の少ない国のひとつ(税金の透明性)
●街の中がきれい
●教育システムの充実
●高福祉国家
●人それぞれが自立している

まだ行った事はないにしてもこのように、いろいろと良い印象のある国です。あとはスウェーデン。税金の使い道がはっきりしている、社会保障が充実している(老後が安心)など。

ミュージシャンのインタビューやネット上での情報ですから、実際生活してみないと分かりませんが、生まれ変わるとしたら、北欧フィンランドやスウェーデンあたりの国がいい・・そんな気がします。

ま、日本でいいのですけどね。輸入盤大国だし(笑)

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2009年3月12日 (木)

映画『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』

Photo70年代初頭、まだ生まれる前の頃の事件である連合赤軍事件。この「あさま山荘事件」へ至るまでの過程を『実録』として描写したのが本作。映画館で観れなかったのでDVDリリースを待っていました。今回じっくりと拝見。

「我々は共産主義者です」「我々の目的は資本家の為に民衆を抑圧する政府権力の打倒にあります。」

「戦争や不平等をこの世から無くす革命の為に戦っているのです。」

これは、あさま山荘内にて警官隊に追い詰められる連合赤軍メンバーのひとりが、人質の女性(劇中では人質ではないと語っている)に対し言ったセリフですが、簡単に言ってアメリカ帝国主義に追従する日本が嫌だ、ということなのでしょうか。戦争や不平等をこの世から無くす為、ではなく、“無くす革命の為”に戦っているというセリフも気になりました。どうもやってることがコジンマリとしている。

連合赤軍がどういった経緯で結成され、何を行っていたのか。冒頭、日米安保や学費値上げに反対する学生の運動が当時のニュース映像と共に映し出され、冒頭からあの時代へタイムスリップします。

といっても、なんせまだ生まれていない時代なもので、当時のニュース映像が鮮明に蘇る・・とかいうわけでもなく、あ、こんな事あったんだな~と前半はやや傍観する姿勢での鑑賞。「あさま山荘事件」はある程度知っていたけれど、そこへたどり着くまでの過程は詳しく知らなかったので勉強になります。

資金力はあるが武器が無く弱体化している赤軍派と、銃はあるが資金力のない革命左派が合体し、後に『連合赤軍』が誕生。

山中で軍事訓練を開始するメンバー達の姿が本作のメインとなる。

最初は軍事訓練というか、なんだか学生サークルの合宿のようであり、只のクラブ活動にしか見えない場面があります。ほぼ森恒夫(地曵豪)と永田洋子(並木愛枝)の独裁体制となるこの組織はさらなる狂気の世界へと変貌し、「自己の共産主義化」「総括」と称して同志を次々とリンチ、殺害。まさか、こんな展開になるとは・・徹頭徹尾 隙を見せない神経質な森と永田は「自己批判しろ」と自覚の足りないメンバーに暴力で訴えかける。しかし、なんで殺してしまうのか理解不能。こんな事が本当にあったと知ると、共産主義について改めて考えさせられます。

銃の管理に甘い、女性らしく化粧をする、恋沙汰に陥いる、子を身篭る母親、めくるめく妄想ゲリラ(!?)な森と永田は平気で大量殺人をやってのけた。彼らに何も言わないメンバーもメンバーだが、恐怖心の植え付けはまったく観ていて腹立たしくなったくる。だいたいこのふたり、偉そうな事言っといてしっかり後にカップルになっているからワケ分からん。

ぼこぼこに自分の顔を殴るように遠山(坂井真紀)に指示し、その顔を手鏡で見るように仕向ける狂気の永田。特にこのシーン、悲惨でした。

恐ろしいシーンが続出する「山岳ベース事件」から、立てこもった5人の逃亡メンバーが警官隊と激しい銃撃戦を展開する「あさま山荘事件」へ。結果、彼らは先に逮捕された森、永田に続き逮捕される。

Photo_2最後の少年の言葉、「勇気がなかったんだ!」って泣き叫ぶシーンが印象に残りますが、 この解釈を少し考えました。現状から途中で身を引く、投降する勇気なのか、これまで個々の精神が弱体化し、組織にまとまりがなかったから勇気がない、と想起したものなのか、森と永田のような狂気に対しての戒めの思いなのか、大きな意味で社会から疎外されたもののことなのか、、

う~ん、ある支配から逃れたひとつの救いかな。

遠山同様に、劇中最も普通の女の子に映っていた重信 房子(伴杏里)の行方が映画の中で気になっていたのですが、若松監督が既に71年にドキュメンタリー「赤軍-PFLP 世界戦争宣言」を製作しているのでこちらも必見といえます。

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 [DVD] DVD 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 [DVD]

販売元:CCRE
発売日:2009/02/27
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赤軍‐PFLP 世界戦争宣言 [DVD] DVD 赤軍‐PFLP 世界戦争宣言 [DVD]

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2009年3月11日 (水)

HARMONY/CHAPTERⅡ:AFTERMATH・・・80点

チャプターII:アフターマス Music チャプターII:アフターマス

アーティスト:ハーモニー
販売元:キングレコード
発売日:2009/02/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

この作品は思っていたイメージとは違う・・というか、自分の肌に合わなかった。ダークでヘヴィなサウンド冷気漂うキーボードの音色と疾走感はなかなかのものですが、ヴォーカル・メロディの魅力が乏しくハーモニーらしき“ハーモニー”も聴けなかったな・・。

ハスキーなヴォーカルにネオ・クラシカル風味のギターはイングヴェイ・マルムスティーンを想起させてカッコいいのだが、やっぱり何度聴いても印象に残らないから、うーん、ちょっと残念。

スウェーデンのバンドにしてもさほど北欧メタル然とした魅力は感じられず、何も知らずに聴くとドイツのバンドかと思ってしまう。

シンフォな④、キャッチーな⑩や本作のハイライトになるであろう様式美炸裂の⑦はいい曲です。ジョニー・ウリーン(G)が活躍していた北欧メタルのNATIONとか、思い出します。キーボードの音色とか⑪もそう。

完成度はカナーリ高いので、買って損は無いと思いますが、無理してこれ買うならあれを・・なんてことになるかもしれない。頭3曲聴けば、好き嫌いは歴然となるはず。

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2009年3月 9日 (月)

VALENTINE/SOUL SALVATION・・・86点

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IconmusicSOUL SALVATION

 アーティスト:Valentine
 販売元:Firefest
 発売日:2009/01/26

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良くも悪くも活躍が地味な印象のあるヒューゴ。スティーブ・ペリーのそっくりさんであるが為か、どうしてもジャーニーの影を背負いがちだが、このVALENTINEの作品もそのサウンドの王道を行く。

VALENTINEといえばロビー・ヴァレンタインを先に思い出してしまうし、突然の復活劇にしても地味な感じのこの“VALENTINE”の2ndですが、じっくり聴くとこれがまた味があって良いんですわ。キーボード含む5人組バンドです。

やっぱり音も歌声もジャーニーちっくなんだけど、ジャーニーよりもある意味キャッチーな曲を聴かせてくれるから嬉しいです。

特に哀愁漂う②、ゆったりしたバラード⑦や中盤のアップナンバー⑥なんか素敵ですね。この突き抜けた感覚は爽快で気持ちがいい。

⑧も流麗にしてキャッチーだし、アルバム中一際ハードロックした⑨がまたハイライトとなり感動を運んでくれる。

最近聴いたRAMOS-HUGOも良いアルバムでしたが、これも負けず劣らずの良質なメロディック・ロック作です。

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2009年3月 8日 (日)

映画『イナフ』

Photo_4シンデレラ・ストーリーが一変するとき。悶絶必死の逆転サスペンス・スリラー、物語は衝撃のエンディングを迎える。 03年当初周りでも好評だった作品で、怒涛の展開は多くの女性の共感を呼んだかもしれない。

DV(ドメスティック・バイオレンス)をテーマに持ってきているように見えますが、そんなに真面目に問題提示をしているわけでもなく、主演のジェニファー・ロペスのタフな印象が炸裂した作品。

監督は『愛は霧のかなたに』(88)、『ボディ・バ ンク』(96)のマイケル・アプテッド。オリジナル脚本は『運命の逆転』(90)、『アンドリューNDR114』(99)のニコラス・カザン。

ある日親切な男性客ミッチ(ビリー・キャンベル)と出会ったウェイトレスのスリム(ジェニファー・ロペス)。親しい友人達にも祝福され結婚するが、建設会社を経営するミッチの裕福な生活も束の間、娘が5歳になった頃に夫の様子が変貌しはじめる

大きな切っ掛けは ばれてしまったミッチの浮気電話。スリムへの態度を改めるものの浮気癖は直らず幼稚な暴力夫の本性が剥き出しになる。支配欲の塊のこの男、もはや彼女への愛は“妻を演じさせる”アクセサリーでしかないのか、、

家庭内暴力だけでなく、この旦那がタチが悪いのは汚職警官ともつるんでいるところ。権力を駆使し、ゴロツキを使ってまで彼女を追い詰める。

娘の身を案じ、法に頼ることもできずに夫からの逃亡生活を強いられるスリム。友人達や元カレ、生き別れた父親の助けを得て勇気付けられるが、なんにせよ娘さんが一番かわいそうだ。

彼と彼女の出会いの時点でその『愛』が策略であったことが伏線となり暴かれます。

Enough_3予測不可能なラスト、トレーニングに打ち込む彼女の悲壮な決断が、驚嘆のラストへ辿り 着く。想像を絶する暴力にはそれを上回る知恵を駆使した暴力で対抗するしかないのだろうか。あまりにも救われない複雑な心境はジェニロペの演技からも滲み出ていた。

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2009年3月 7日 (土)

映画『フェイクシティ ある男のルール STREET KINGS』

Photo_3男気一本勝負。 キアヌ・リーブスが一匹狼の刑事に扮したクライム・アクション。写真は重要な局面を物語るワンシーンですが、練られた脚本と激しいガンアクションが目立つ硬派な作品です。この間見た『地球が静止する日』とはまるで違うキアヌ出演作。

この映画の宣伝が気になり、久しぶりに映画『ハートブルー』を拝見したのですが、銃を持ったキアヌの勇姿は様になっているなーと。

しかし本作の彼は酒に入り浸れた年相応のやさぐれ感漂うアウトサイダーを演じる。法で裁けぬ悪人はためらわず射殺するラドロー刑事。バックには上司であるワンダー(フォレスト・ウィテカー)が付いており、“後片付け”も容易とみた。

ロス市警の腐敗振りが後半の場面転換から一気に暴露されていくのですが、正義感のあるラドロー刑事はそうやすやすと組織に依存することもなく、個人としての自覚の下に行動を開始する。

違法捜査をしている事を元相棒のワシントンが内部調査部に密告していると知ったラドローは証拠を突き止めるべく彼を尾行するが、酒屋であろうことか鉢合わせになった武装強盗2人組と対戦、目の前でワシントンは死亡し、疑惑は何故かラドローに向けられることになる

ワシントン殺害事件を担当するディスカント(クリス・エバンス)は不可解な事件の真相を追う為、ラドローに協力。

最初、細部までの人物相関が分かりにくいのでボーっとして見ていると置いてきぼりくらいそうになりましたが、後半の畳みかけはハラハラものでした。

Photo_4ワシントンの嫁さんやラドローの亡くなった元妻の謎、彼を支える現恋人の看護師グレイ ス(マルタ・イガレータ)などわずかな女性陣が作品に花を持たせ、特にサンドラ・ブロック似の看護師さんは狙ったような女優さんの配置で印象的です。

内部調査部の切れ者おやじビッグスを演じるヒュー・ローリーとか、“たまによく見る俳優さん”で味があって良い。クリス・エバンスは残念な最期を迎えますが、ファンタスティック・フォーの男前さんでした。フォレスト・ウィテカーはさすがの貫禄があり、どことなく怖い

『L.A.コンフィデンシャル』(97)、『ブラック・ダリア』(06)の原作者ジェイムズ・エルロイが脚本を担当しているのも話題の映画、疑惑に疑惑を重ねた描写もリアルに感じられ、鋭い。

Photo_5ここに端正な顔立ちのカッコいいキアヌが活躍するものだから、ややその世界観からは主人公が浮いて見えているというのもあります。クリス・エバンスとのイケメン・コンビ誕生から俄然話に引き込まれるものの、一匹狼の活躍は一筋縄では収まらない。個人の信念は対立していたビッグスおやじをも唸らせるのでした。

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2009年3月 2日 (月)

映画『ウォー・ゲーム』

Photo昔の映画で面白そうなものは無いかな~と探しつつ、前から気になっていたこの映画『WARGAMES』。83年に公開された作品で、コンピュータを扱っている為に今と比べてチープさは隠せないですが、スリリングで軽快なタッチの良作でした。

学校のコンピュータに侵入してガール・フレンドの成績表を書き換えることくらい朝飯前の高校生が、偶然とある軍事コンピュータにアクセス、ソ連側に付き、米国へミサイル攻撃を仕掛ける“遊び”だと思うのもつかの間、これは実はNORAD(北米防空司令部)の人工知能コンピュータであり、只のゲームが現実のものになろうとする

かわいいヒロインとの掛け合いも楽しいお気楽な少年が、緊張感ピリピリな軍部へ連れ去られ、現実を目の当たりにするところが可笑しくもあり、やんわりした80年代ムービーの代表作ともいえるような娯楽作でした。

しかし当時はこの映画の影響力って凄かったんじゃないかなーと想像します。まだインターネット、携帯電話なんて無い時代ですが、こんな簡単に国防のコンピュータに侵入できるとしたら・・、あり得ない・・。

冷戦時代とはいえ、結構主人公とか、のほほんとしているのですね。小難しい情報なんか得ることも無いあの、のほほんとした空気感。なんか、あの時代へ戻りたい気もしますな~。そんな、青春ストーリーとしても楽しめる映画です。

主人公の少年はどっかで見た事ある顔だなーと思っていたら、映画『GODZILLA ゴジラ』(98)にも出ていたマシュー・ブロデリックでした。若いのなんの。

第3次世界大戦の危機が迫る!!ってところでは、冒頭からミサイル攻撃の軍事演習が展開され、さっそくハラハラさせられるシーンが出てきます。演習だとは知らされていない現場の人物2名のうち1名は「本当に発射させていいのだろうか」とためらい、発射キーを回して任務を遂行する事ができませんでした。

人間が実行できないのならコンピュータが。コンピュータの暴走としてはまるでターミネーターの世界だ。

Wargames人工知能のコンピュータが戦争ゴッコしている最中、軍部では本物のミサイル攻撃だと錯覚し、場内は混乱します。違う違う、それは只のシミュレーション!!コンピュータ開発者のおっさんも登場し、なかなかスリリングなシークエンスでラストへ向けて収束します。

なんでもレオナルド・ディカプリオがリメイク版を映画化しようとしているニュースもあり、期待する。あの博士が家で流していたスクリーン『恐竜100万年』は『ジュラシック・パーク』になるのかもしれない。

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TM NETWORK25周年トリビュート盤、発売!!

Welovetm

Music WE LOVE TM NETWORK

アーティスト:オムニバス
販売元:AsianDynasty Records
発売日:2009/04/22
Amazon.co.jpで詳細を確認する


クラブ系音楽レーベルのアジアンダイナスティ・レコーズから『TM NETWORKの音楽の素晴らしさを伝えたい』と称して、ハウス・エレクトロサウンドでトリビュートしたCDアルバム「WE LOVE TM NETWORK」が発売されます。これは驚きとともにに感動再来。

“音楽に罪は無い”。小室さんの一連の騒動もなんのその、25周年記念と供に届けられる最高のプレゼントです。

昨年出ていた公認トリビュート盤『I LOVE TM NETWORK』も買わなきゃならんなーと。

I LOVE TM NETWORK Music I LOVE TM NETWORK

アーティスト:KEI KOHARA+LIFE,KEI KOHARA,LIFE
販売元:AsianDynasty Records
発売日:2008/06/04
Amazon.co.jpで詳細を確認する

あ、これですね。今年入ってから知りました。
いつの間にこんなCDがリリースされていたんだ!?と意外でした。

じっくり吟味したいと思います。FANKSのみんな、買いましょうね!!

WE LOVE TM NETWORK-My Space

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