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2009年1月 2日 (金)

映画『P2』

P2_2地下駐車場2階、クリスマス・イブの夜に残業を終え、ひとり帰宅途中の女性が一晩中監禁される恐怖を描いたサスペンス・スリラー。これは監視カメラの必然性を皮肉ったかのごとき、孤独な警備員サイコ君の物語でもある。

新年早々何観てんの?って感じなのですが、何気に空いてた一本を借りて見てみました。

実話を基にしたものらしく、確かにありそうな事件ですが、パッケージ見ると最初警備員に女性が助けられる話・・かと思っていたらこの警備員自体が犯人という設定。

この男がまた今の日本にもいそうなキャラクターでして、孤独で友達がいないひきこもり警備員(ウェス・ベントリー)

グロな描写も出てきて『キレる』瞬間の恐怖演出が怖い映画ですが、精神的に主人公の女性(レイチェル・二コルズ)を追い詰めてはいるものの、彼女自体には暴力を振るわないという変わった優しい男でして、歪んだ愛情が悲劇的。

監禁されるとはいえ、舞台は広い駐車場とさらにエレベーター。ここをうまく利用して、逃げる・追う様をスリリングに描ききっています。

偏執狂なサイコ君の純愛ともいえる行動があまり怖くないのですが、そこが観やすいというか、痛い場面が意外と少なくて反撃に出る女性の活躍が痛快です。

白い薄着ひとつで闘うレイチェル・二コルズ、美しくも強い女性像を体現している。後半のカーチェイスも見もの。

P22脚本・製作をハイテンション」「ヒルズ・ハブ・アイズアレクサンドル・アジャが手掛けて いますが、思ったほどグロでダークな映画でもなく、冒頭のレイチェルの登場警備員室のデコレーション、脱出した後の地上における白銀の世界など、スタイリッシュな作品として印象に残る稀なスリラー作であったと思います。

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