映画『バトル・ライダー MISSIONARY MAN』
内容がどうであれ、ついついレンタル屋で借りてしまうB級アクション群。「なんとかライダー」なんていう安っぽい邦題はいただけないのですが、本作の主演はドルフ・ラングレンであった。
そう、『ロッキー4』のドラゴ役が一番有名ですが、主演を務めた『レッド・スコルピオン』(88)や『パニッシャー』(89)あたり、好きで観てました。以降、あまりパッとせず、いい作品にめぐり合えていない気がしていたものですが今回は監督・脚本も務めている。
無骨ながら体格のいいハンサムな彼のイメージはそのままに、より渋みを増した顔つきが作風にマッチしている。
製作はアンドリュー・スティーブンス。最近では『ワイルド・タウン』シリーズがなかなかのアクション作だったので覚えております。
色調を落とした映画なのでちょっと違和感を持って観ていたのですが、内容は現代版西部劇といった趣向で分かりやすい内容。イーストウッドの『ペイルライダー』が元ネタでしょうか。
馬の代わりにバイク、いつも聖書を手放さない。戦友の死を機に暴力が支配する町にやってきた男はひとり戦いに挑む。
ちょっと思い出したバイクもののアクション映画の傑作はブライアン・ボズワース主演の『ストーン・コールド』(91)などがある。あれは潜入捜査官が暴走族を壊滅させる話でしたけど、マッチョな男がひとり立ち向かうところは似ているから、ふと脳裏によぎった。
んー、バンダムやセガールと同様に落ち着いた感のあるラングレンの作品群ですが、まぁまぁの出来ですかね。アクション映画が好きな人は観て損はないでしょう。
最後のほうなんて、ラングレンがターミネーターに見えましたからね。無骨だな~なんて思いつつ、彼は何も言わずに町を立ち去っていく。暇つぶし程度に観るのもいいでしょう。
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バトル・ライダー 販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント |
元ネタ映画
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ペイルライダー 販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ |
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