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2008年7月20日 (日)

映画『私の頭の中の消しゴム』

Photo_2純愛モノとか、病気を扱ったりとか、ひたすら泣かせにだけ掛かってくる映画はどうも嘘っぽくていただけない。しかしこの作品は韓国産の映画にして非の打ち所が無いというか、ハートを揺さぶる儚く美しい感動作であったと思う。

記事を書くに、久しぶりに再度拝見。一度目に観た時よりかは冷静になってみてみた。

Amazon.co.jpより解説〈日本のテレビドラマ「Pure Soul~君が僕を忘れても」を基にした韓国映画で、演技派のチョン・ウソンとソン・イェジンが共演。社長令嬢のスジンが、偶然出会った大工のチョルスへの想いを高めていく。父の反対にもめげず、チョルスと結婚したスジンだが、彼女は若年性のアルツハイマーだと宣告される。前半のロマンチックな物語が、中盤から一変。アルツハイマーとなってからの切実な生活まで描く後半は、あまりにも悲劇的だ。〉

そう、前半はいいが、後半はあまりにも悲劇的。そして感動的なラストへ収束する様はエンディング・テーマとともに涙腺がゆるむ。彼・彼女達はいったい何処へ向かうのだろう。もしかして・・。

主演のソン・イェジンが清楚で可愛いのですね。最初はやたらと濃いメイクでしたが、家族との食卓ショットに変わるととたんに可愛くなっている。心境の変化を表しているのだろう。

お相手のチョン・ウソンも無骨ながら体格のいい男を好演していて彼の存在感あってこその映画ではないかと思います。よく福山雅治に似ていると聞くのですが、あまり似ておりません。魅力が全然違いますね。

「肉体的な死より精神的な死が先に訪れる恐怖」のリアルさはあまり感じられませんが、愛するものを失う喪失感が強調されていて、そういう作風だからこそ多くの観客が共感したのかもしれない。

スジンがアルツハイマーの診断を受け、チョルスが担当医に問う。

「僕の目を見ながら 昔の男の名前を呼び “愛してる”と言った」

「本当に愛してたのは?」

っていうところ、切実でした。たとえそれが記憶に残っていることだけだとしても。

やりすぎ感があった部分では、スジンの元駆け落ち相手がチョルスと対面したとき、チョルスが彼を殴りまくるのですね。もはや半殺し。死んでしまったらどうするんだこの男は!と、自分勝手な行動に驚き。愛するものを何が何でも守り抜く様相を示すには重要なシーンでもあるが、自分さえ良ければ家族や彼女の未来(すくなくとも)、ぶち壊していいわけではない。物語が変わるだろうね。

あと、檻の中のチョルスの母親は何故にあんなに顔が傷だらけだったのか。
非の打ち所が無いといいつつ、ちょっと突っ込んでしまいました。

主人公二人に子供がいればまた状況も違っていただろう。かなり話が変わるでしょうね。

Photo_5韓国映画には珍しいほどに抑制が効いた、洗練された映像センスを魅せてくれる作品ですが、監督がアメリカの映画学科で学んでいるというのがまたポイントだ。そろそろ監督の新作も観てみたい、そしてソン・イェジンの復活も願います。
主演二人の名演に拍手。にほんブログ村 映画ブログへ

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受信: 2008年7月22日 (火) 05時42分

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