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2008年3月29日 (土)

映画『フライボーイズ』

Photo1916年 第一次世界大戦時に自ら志願して、フランス軍の『ラファイエット戦闘機隊』に入隊したアメリカ人青年達の恋や友情を描く物語。実話を基にした戦争スカイ・アクション大作。監督は14歳で曲技飛行の免許を取得したパイロットという、職人技で作品を魅せるトニー・ビル

当時の古風な様相は世界規模の戦争が起こっているとはいえ、思っていたよりも随分とお気楽なムードに見えました。飛行機乗りといえば一種の憧れみたいなものがありますが、操縦方法をまったく知らない青年達が訓練により戦地へと赴く様をみていると飛行機に乗ったときの嬉しさ死を覚悟しなければならない残酷さが同居して複雑な心境になりました。

歩兵とはまるで違ったムード、“お気楽”というのはやはり『空』を飛んでいる爽快感があるからかな。戦闘機隊を指揮する司令官セノール(ジャン・レノ)がまたいい人っぽく、人情味のある人物で好印象でした。

複葉機が空を翔る姿はまるでペーパークラフトのようで「こんなものが空飛ぶんだ~」なんて今更ながらに思ったりも。しかも舞台は戦場ですから、戦闘時におけるアクロバット飛行なんか「凄いな~」と感心しました。後半にはしっかりとハイライトが用意されているので見応え十分。

主演に『スパイダーマン』シリーズで印象的だったジェームズ・フランコが、無鉄砲ながらも快活な活躍をするパイロット、ローリングスを演じる。実家の農場が差し押さえられたため、退去を余儀なくされるも入隊したという いわくつきの青年。

戦争という過酷な状況から一転して静かに、美しい情景で魅せるフランスPhoto_2の風景。そこには亡くなった兄夫婦の子供達と暮らしているルシエンヌ(ジェニファー・デッカー)の姿が。不時着事故で傷を負ったローリングスを看病し、やがてのアタックにより言葉が通じないながらもジェスチャーで思いを伝え合い、互いに惹かれる二人の恋模様も作品を彩ります。

素朴な印象を残す女優さんでしたけど、今後の活躍にも期待しましょう。

ローリングスらの先輩となるベテラン操縦士のキャシディ(マーティン・ヘンダーソン)の大活躍がまた凄かったです。謎の多い方だったのですが、例の“ハイライト”での空中戦が見もの。こういうレトロな飛行機モノは『宮崎アニメ』を思い出すな~。近代戦争の大量殺戮とは違い、一対一の騎士道精神なども狭間見れてちょっとホッとしました。

Photo_3ベテラン操縦士は言った。「新米パイロットたちの戦場における“寿命”は3~6週間」だと。そんな中でも共に友情を育む青年達の姿はホロリとさせられる感動があります。戦場パイロットという『死のゲーム』に志願した若者達。

彼らは何を思い、戦地に赴いたのか。生存した“彼ら”のその後も気になるところです。

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