映画『ジャンパー』
ドラえもんの「どこでもドア~」がいらなくなりましたね。世界中をビュンビュン飛び回れる瞬間移動の特殊能力を身に着けてしまった青年(ヘイデン・クリステンセン)の自由な生活。いいな~。しかし、一旦ハメを外すと必ず報いが来る。
謎の武装した組織に追跡され、壮絶なバトルへとなだれ込むブロックバスター大作。
今ある退屈な、もしくは悲惨な日常から脱け出して自由を謳歌したい。そんな願望がこの作品で炸裂しているような気がした。
いいですね、瞬時にエジプトやらローマやら行けるわけです。自分なら何処に行くでしょう。う~ん、フィンランド・・スウェーデン・・ノルウェー・・寒いとこばっかだな。カナダあたりがちょうどいいかも・・。あ、気候がね。 ・・さらに言えば他の惑星とか・・ 危ないな。あ、イメージできるところしか行けないワケだから、地球外は無理か。
こんな能力を身に着けてしまったら誰にも言えませんね。孤独が待っています。けど劇中では仲間が出てきました。他にもたくさん“ジャンパー”はいるようです。
建物の一室ごと吹き飛んで、彼女と青年が溺れるシーンがあったのですが、あそこで一瞬「あれっ?」と思いました。
彼女(レイチェル・ビルソン)もジャンパーだったのか?
遺伝により“自身の体そのものが瞬間移動できる物体”というより、ある時の脳内のイメージにより“ワームホールを利用”して瞬間移動が出来るのだとすれば、人類皆テレポート能力を潜在的に有している事になるのかも。話は広がりますね。
車に乗りながら飛び回るシーンとか、凄かったです。しかも場所は東京でした。道路規制の厳しい日本国内でカーチェイスは無理だろう・・と思った矢先、飛ぶ飛ぶ(笑)CGでOK!って感じです。
ジャンパーの青年を追う男はNSAと名乗り、今度はCIAでさらには国税局?・・騙されたよ、サミュエル・L・ジャクソン。政府の男じゃないんですね。ホントにNSAやCIAが出てきたら、もっと違う話に発展していくよな。最後まで謎の組織の男でした。
全体的に予告編で見て期待していた通り、スピーディーで斬新な映像が素晴らしく大変面白い作品でした。あの「宇宙へ行くシーン」がずっと気になっていたのですが、本編では出てきませんでしたね。どうやらそれは続編の為に取ってあるようです。大友克洋の漫画『AKIRA』を思い出したりも。
自由もほどほどにしないと社会から逸脱しますのでくれぐれも気をつけましょう。ど・ドラえも~ん!!
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コメント
こんばんは。
確かにこんな能力があったら、どこでもドアの価値がなくなりますよね(笑)。
俺はギャングスター以来、一本も映画を見てませんよ(笑)。
でもこの映画記事をきっかけに、また何かやりたいと思ってます。
今年はジュース・クルーの映画もやるし、音楽関連の物でもやろうかな(笑)。
また遊びに来ます。
投稿: ホーマー | 2008年3月 3日 (月) 00時57分
>ジュース・クルーの映画
伝説のクルーJUICE CREW(ジュース・クルー)の伝記映画
(YAHOO!ニュース)
NYのヒップホップ集団ですね。
聴いたことは無いのですが、映画なら見てみようと思います。
今は『ゴッドファーザー』のシリーズをDVDで復習中です(笑)
良い記事が書けるといいのですが・・
ホーマーさんの映画記事、またお待ちしてますよ。ではでは
投稿: たまさん(主) | 2008年3月 3日 (月) 22時02分
たまさん、こんにちは!
単純にアクションを魅せてくれる作品で楽しかったです。
キャラクターが共感できないとか、背景が描かれていないとか、いろいろとありますが、魅せるアクションに徹したということでは、潔い作品だったと思いました。
投稿: はらやん | 2008年3月15日 (土) 08時10分
はらやんさん、こんにちは。
人間のテレポート能力なんて現実に『ありえないもの』ですから、単純にその斬新な映像、魅せるアクションを楽しんで観てました。
なんとなく80年代のB級にあったような、馬鹿っぽいキャラ設定とか、憎めなかったです。
投稿: たまさん(主) | 2008年3月16日 (日) 23時42分