CELINE DION/TAKING CHANCES・・・83点
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Taking Chances(紙ジャケット仕様) アーティスト:セリーヌ・ディオン |
デルタ・グッドレムのレビューでも書きましたが、あまり流行りモノは好きではない。それは世界のセリーヌとて、例外ではありません。
映画『タイタニック』のテーマ曲をはじめ、大ヒット曲多数、アルバムの総売り上げ枚数は2億枚という。凄すぎる・・
その歌唱力は当然のごとく素晴らしい!けど、そんなにいいか!?というのが正直な感想だった。あんまし曲はキャッチーじゃないからね・・。
今回彼女を取り上げたのは他でもない、HR/HMゆかりのアーティストが参加しているからである。なんと、元エヴァネッセンスのベン・ムーディがバラード⑦を、さらにはハートの名曲『アローン』が②に収録されていてこれもベンのプロデュース作になっている。
実はコレを目当てにアルバムを購入したといっても過言ではないのですが、もうひとつ気になるところではアルド・ノヴァの名も入っていてちょっと驚きだ。BON JOVIやリタ・フォードへの参加でも知られる彼はシンガーとしても活躍するマルチなギタリストだ。ファンキーでキャッチーな⑪でギターが聴ける。
ドラマティックな哀愁ナンバー⑭にも参加しています。いい曲だ。
ディジー・ミズ・リジーのティム・クリステンセンが⑬で楽曲提供しているのもハード・ロック・ファンには話題であろう。
ボーナス・トラックのソウルフルなロッカ・バラード⑰、ピアノの哀しい旋律で始まる愛メロ・バラード⑱もいい。
ほかにはNe-Yoなど、ダンス・ソウル・R&B界の人気アーティスト達が大挙参加。ライナーにて一曲一曲詳しく解説されている。
力強いバラード①、ほのかに美しい④、軽快な⑤、壮麗でアコースティカルな⑥。悲しく絶望的なピアノ曲⑨やおおらかで壮大な⑩、Ne-Yoがバッキングも務めるソウルフルな⑫なども注目の楽曲です。オリエンタルな③にはデルタ・グッドレムが参加。
セリーヌの歌唱同様、なんともバラエティに富む作品。ロック・ファンにも歩み寄りつつ、彼女の存在感を一際強くさせる内容の濃いアルバムである。
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