映画『フラガール』
先日TVで放送されたのを観ました。二度目の鑑賞です。これは劇場で見逃した作品ですが、DVDが発売された当初に一度観て、その時記事をアップしようとしたのですが管理画面で記事が吹っ飛んでしまい、復活ならぬまま(そういう記事は何個かある)に現在に至りました。
昭和40年の炭鉱町が舞台ですが、最初の頃はさほど興味も無くスルーしてました。ですが、ユーザーレビューなどでもなかなか好評を博しており、結果映画は大ヒットを記録。それはそれは気になります。
閉鎖的な田舎町での家族の日常と、自由で開放的・自立した精神を対比させ、“生きる”という人間のパワーや情緒を『フラガール』達が魅せてくれた。
石油の台頭により閉山が噂される炭鉱。家族の為、生活する為に懸命に男達は働き、女は夫を支える。現実問題、状況は過酷なものだ。そこへリゾート施設「常磐ハワイアンセンター」建設という話が持ち上がり、新世界へ向けて人々が動き出す。フラダンス・ショーがメインとなる為、まったくの素人である炭鉱娘達がダンサーの指導の下に集結し、猛特訓を開始。
一見華奢な蒼井優がリーダー的な存在として輝いており、クライマックスのダンス・シーンがカッコ良かったな~。鳥肌が立つほどに。
ダンスを教える先生役の松雪泰子がまた強力なキャラクターを演じておられまして、笑かしてもらいました。最初、見た目は華やかな都会の女性なのだが、なんだか自堕落で、ダンスをするときはシャキッ!としてる。その後、町の人々とのふれあいにより「いい女」へと変わっていくところが素敵だ。
ある意味、蒼井優よりも松雪泰子の方が印象に残ってますね。やっぱり彼女が主役です。設定上、元プロダンサーの過去にいったい何があったのかと、気になったりもするし。
南海キャンディーズのしずちゃんも“大きく”魅せてくれていた。
肌を露出して舞台に上がろうとする娘を危惧し、猛反対する親や町の人々の気持ちも分かる。逆に自立してダンサーを目指す娘の気持ちも分かる。互いに歩み寄り、新しい世界が開拓された時、どういうマジックが起こるのか。ラスト、ステージで大活躍する姿に拍手喝采。あれは本当の涙なのかな。
いつの間にあんなに完璧に踊れるようになったのか、その過程、流れが途中で途切れた為に多少違和感を感じたクライマックスでしたが、蒼井優のソロなど凛々しく、何度観てもいいものはいいと再確認。
そう、鳥肌が立つほどに。
実話を基に描かれているというから、また感動も倍増の作品。鑑賞後もすがすがしいです。
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