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2007年9月18日 (火)

映画『サンキュー・スモーキング』

Photo_3 この人差し指を突き出し、相手を脅し服従させるような仕草からさっそくいい印象は持てなかった。しかしこれが映画の宣伝になっていて、しかも題名が“サンキュー・スモーキング”。タバコを吸わない身としては公開当初からどーも観る気が進まない映画でしたが、気になって今回DVDで観ました。

監督は、傑作『ゴーストバスターズ』(84)を手掛けたアイヴァン・ライトマンの息子であるジェイソン・ライトマンコミカル且つシニカルな作風が父親譲り!?重いテーマで切り込むのかと構えていましたが、意外と面白かったです。

タバコ・メーカーの凄腕宣伝マン、二ック・ネイラー(アーロン・エッカート)が主人公として大活躍してました。嫌煙家を煙に巻く巧みなディベート力は観ていてすがすがしくユーモアもあり、の独特な風貌も一役買っています。これが意外というか、情報操作ここにあり!てな具合に魅了されるのが不思議だ。

タバコなど無くなってもいいと思う私にも逆に憎めないキャラでして、嘘は言っていないのですね。タバコの箱にドクロ・マークを付けようと提案するフィニスター上院議員(ウィリアム・H・メイシー)が悪者に見えてくる程に。イメージ戦略として映画でスターにカッコ良くタバコを吸わせることを思い付いたり、その仕事っぷりはたいしたもんだと。

いや、こういうおしゃべりな男は要注意だと、実際に思うことはありますが。息子ニック(キャメロン・ブライト)からは神のような存在にまでなっている父親なのだが、妻とは別居生活、浮いていて、抜けているところがあり、美人新聞記者へザー(ケイティ・ホームズ)に情報を洩らしてしまうなどの失態も。

“死の商人”といわれるアルコール業界、銃製造業界のお二人との週イチ定例会における愚痴の言い合いは可笑しかったです。

この作品が面白いのはそれぞれのキャラがユニークで分かりやすいところかな。結局みんなカネの為に働いているのだが、登場人物の前向き志向にはある意味感心させられる。フィニスター上院議員にはもっと頑張って欲しかったけどね~。

まぁ、これを観たとてタバコはこれからも吸いませんよ。タバコをテーマにした映画なら『インサイダー』のほうが断然見応えあります。

今回のはタバコ業界がシビアに悪いという話ではなくて、情報に流されずに、何にしても自分で考え、自分で決めることが大切というメッセージが重要なのでしょう。上の宣伝写真から悪い印象だった二ックが、疑問は残るものの、息子思いの父親で救われた映画でした。

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受信: 2007年9月18日 (火) 10時12分

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受信: 2007年9月22日 (土) 07時38分

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