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2007年6月29日 (金)

映画『トリスタンとイゾルデ』

Photo_192 『ロミオとジュリエット』の原典、1500年前にケルトの伝説として誕生した悲恋物語巨匠リドリー・スコットが製作総指揮で映画化。

話の内容はほとんど知らず、『ロミオ~』も興味無かったのですが、壮大なスケールで美男美女出演というあたり、面白そうなので今回観ました。

敵国であるアイルランド王娘イゾルデ(ソフィア・マイルズ)とすったもんだで結ばれる英国の騎士トリスタン(ジェイムズ・フランコ)の明快なラブ・ストーリー・・だと思いきや、後半戦ではお二人の苦悩も最高潮、トリスタンに微妙に感情移入している私は何者?状態で鑑賞しておりました。

勇壮な戦闘シーンが物語を躍動的にし、「おおおお~!!!」っと、拳を握り締めたくなるようなアクションにちょっぴり身震い。後半でハイライトになると思っていた武将との闘いは序章でしかなく、トリスタンの勝利に。しかしそれによって重傷を負ったトリスタンは敵地に漂着。うまい具合にそこにいたイゾルデの手厚い介抱によって回復、二人は惹かれあう。

トリスタンには幼い頃に命を助けられた養父、マーク王(ルーファス・シーウェル)がいます。彼はアイルランド王の政略で後にイゾルデと結婚することになる。これが残酷なもので、純粋なまでにイゾルデこっそり愛しているのにトリスタンは王への忠誠心もあり身を引っ込めるしかない。何とかして欲しいイゾルデも何ともならずに王と生活をするハメに。辛いですね、好きな女が他の男の手に。そんなトリスタンに、微妙に感情移入している私は何者!?

イゾルデももうちょっと違う行動を起こせなかったものか。マーク王には愛されていても、本当の気持ちはトリスタンにある。トリスタンは近くで見ているだけ。あかんでしょそれは。

やがて、二人の密会が発覚して国を滅ぼしかねない一大事に。

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悲恋モノというだけに、さすがにダークでシリアス。モジモジした感じが残っていまひとつスカッとしません。大陸の壮大な景色やヒロイックな激闘シーン、二人が最初に出会うシークエンスなどは好印象で良かったのですが・・。

出会い、ほんの少しのすれ違いで人生が大きく変わる。

こういう二人には結ばれてほしいものです。

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