« 面白い! | トップページ | DAUGHTRY/DAUGHTRY ・・・85点 »

2007年2月 5日 (月)

映画『ディパーテッド』

全編、緊迫感漲る人物像と二転三転するストーリー展開に釘付けでした。

香港映画『インファナル・アフェア』のリメイクですが、スコセッシ流の大胆なアレンジに病める大国アメリカの姿を見た。もはや別物と捉えたい。

Deka_1 マフィアに潜入した、マサチューセッツ州警察の男ビリー(レオナルド・ディカプリオ)同州警察に潜入し、SIU(特別捜査課)として頭角を現すマフィアに育てられた男コリン(マット・デイモン)

マフィアボスコステロにはジャック・ニコルソンが圧倒的な存在感で。ポ○ノ劇場での○×シーンとか、ネズミ顔芸までご披露されて、イっちゃっておられますが、彼の正体を知ったあたりから、寒気がしだしました。って、ただ単に風邪気味だったんですけども。

ビリー
に潜入捜査を命じるクイーナン警部(マーティン・シーン)と毒舌ディグナム巡査部長(マーク・ウォールバーグ)、SIU主任エラービー警部(アレック・ボールドウィン)の登場も目を見張るものがあった。なんとも豪華な顔ぶれで、どの登場人物もしっかり印象に残っています。ディグナム巡査部長も結構イっちゃっておられました。やっぱり寒気がします。
 
39_small_1 そんな男社会に華を添えるのは精神科医マドリン(ビーラ・ファミーガ)だ。コリンとビリー双方と関係を持ってしまうが、自立した女性ゆえにドロドロしたものはなく、登場した当初より徐々に綺麗にみえてくる。マドリンがいるからこそ寒気がする作風にあったか味が出るというもんだ。あの写真はビリーの子供かな。

ディカプリオはこれまであまり好きな俳優ではなかったが、凄みのある演技でビリーというMato_1 役柄を難なくこなしていた。マット・デイモンは淡白な役柄で、コステロとの関係が大雑把だったのが気になる。天下の騙し合いの最中、平然と携帯で喋っているのにも違和感あり。この映画、通信手段で携帯電話がやたらと登場する。

終盤は驚きの展開が待ち構えていました。
これでもか!まだやるか!!てな具合に凄い展開になります。ここで寒気は吹っ飛びました。コステロが大雑把に見えたのは正体を明かさないというプロットがあったからだ
Fbi_2と確信。そりゃコリンもビックリです。

「ここはネズミ国家だ」

中国との取引でのマイクロプロセッサの行方は!?

「愛国者法、こいつはいいや!」

Maku 監督はこの物語を「モラルのグラウンド・ゼロを映し出している」と言っています。信じるべきものがなくなってしまった、悲しく絶望的な世界。
『The Departed=死者達』は語る。
さて、毒舌ディグナムを主役にした続編の企画もあるようですが、これはぜひとも完成させて欲しいもんだと期待します。

|

« 面白い! | トップページ | DAUGHTRY/DAUGHTRY ・・・85点 »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

とらば・こめんとどうもでーーす。
実は、この種のジャンル・・・見てもすぐ内容忘れがち。
「インファナル~」も、だいぶ忘れてます。
特に、香港は闇社会=暗闇・・・みたいなイメージの映像だったのに対して、
こちらは、マフィア=寒々しい・・・みたいなイメージ。
ボストンだったから??なんて、違いを感じてました。
たまさんも、ボストンに行く松坂投手も風邪にはご注意・・・ですね。

投稿: ひらりん | 2007年2月 8日 (木) 23時53分

ひらりんさん、こちらこそコメ&TBどうもです♪

「インファナル~」は見た当時はすごく面白かったと思ったはずですが、今思い返せば結構忘れてます。ⅡとⅢを見てないのも災いしてますね。

オリジナルに思い入れがない分、アメリカ版はこれはこれで良かったです。って、また忘れちゃうのかな(苦笑)

寒いマフィアでしたが、見た後は鼻水もとまり、風邪も治りました。ボストンのおかげです。きっと、松坂投手も大丈夫だと思います。

投稿: たまさん(主) | 2007年2月 9日 (金) 20時07分

お久しぶりです。映画見ましたが、鑑賞後は虚無というかなんというか、何も残らなさに呆然としてしまった私です。また同じの見たら勝手にTBしますね。

投稿: へたれチャリダー | 2007年2月11日 (日) 13時43分

チャリダーさん、お久しぶりです。

洋画にも突入されましたね。確かに虚無感のある展開の作品でした。タイトルがタイトルですしね・・。残ったのは毒舌男でした。

ごちゃついてたけど、作中から見え隠れしたバックグラウンドがでかいので、そこはやはり、考えさせられるのです・・。

ということで詳しくはまた次回、そちらにもおじゃまします。


投稿: たまさん(主) | 2007年2月12日 (月) 05時07分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/143088/5221833

この記事へのトラックバック一覧です: 映画『ディパーテッド』:

» 「ディパーテッド」レビュー [映画レビュー トラックバックセンター]
「ディパーテッド」についてのレビューをトラックバックで募集しています。 *出演:レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン、マーク・ウォールバーグ、他 *監督:マーティン・スコセッシ 感想・評価・批評 等、レビューを含む記事・ブログからの..... [続きを読む]

受信: 2007年2月 6日 (火) 13時35分

» ★「ディパーテッド」 [ひらりん的映画ブログ]
香港映画「インファナル・アフェアー」のハリウッドリメイク版。 警察とマフィアのそれぞれが、敵にスパイを送りあう・・って話。 主演はレオナルド・ディカプリオ。 共演は、まっと・でいもん・・・いや、マット・デイモン、ジャック・ニコルソンほか。 [続きを読む]

受信: 2007年2月 8日 (木) 01時41分

» ハリウッド映画 [へたれチャリダーの〓ほぼ〓チャリ以外の話]
『ディパーテッド(THE DEPARTED)』を観ました。  ※何故ディパーティッドでないのだ? 私は普段、洋画はほとんど見ません。 今回は劇場にて予告編を観たのと、数えるほどしかいない 私の好きな外国人アクター(マット・デイモン)が出演しているという 点、同時刻にやってた『それでもぼくは・・・』も見たいけど でかいスクリーンでみるならやっぱ警察&ギャングものか!?という 理由で選択しました。 ストーリーは、 ギャングの犯罪組織への極秘潜入捜査を命じられた警察官ビリー(..... [続きを読む]

受信: 2007年2月11日 (日) 13時36分

« 面白い! | トップページ | DAUGHTRY/DAUGHTRY ・・・85点 »