映画『デイジー』
“韓流ブーム”なんてものには興味もなかったが、映画『猟奇的な彼女』はすごく面白かったし、映画『私の頭の中の消しゴム』は素晴らしい作品でした。
その2大スター、チョン・ジヒョンとチョン・ウソン主演とあらば観ておかねばならぬ本作。かな~り遅れての鑑賞です。
オープニングから美しいオランダの田園風景と和やかなBGMの中、画家の卵であるへヨン役のジヒョンの姿が印象的。素朴だが自然体の彼女の姿はかつて無いほどに綺麗だ。
そこに二人の男が登場してからというもの、彼女の未来と物語はぶち壊されていった。
へヨンに“デイジーの花”を贈り続けている暗殺者パクウィ(ウソン)とインターポールの捜査官ジョンウ(イ・ソンジェ)。魔の三角関係の始まりである。
三人のそれぞれの視点で交差する出会いの瞬間を描いているのはいいと思いましたが、へヨンが銃撃戦に巻き込まれて声を失ってからというもの、すごく気の毒でいたたまれない。
平穏なラブ・ストーリーを暴力が踏み潰していくような作風はもっと整合感を保ってくれなければ、2時間通して観るにはかなり辛かったです。
ウソンは相変わらず男前ですが、短髪より長髪のほうが似合っている。なんかストーカーみたいな役割だったので微妙にズレてました。ラストの銃撃戦は良かったのにね~。
傑作『インファナル・アフェア』の監督アンドリュー・ラウ。恋愛劇は苦手とみた。
しかしながら、静かな“印象派の世界”は独特で可憐です。
デイジー 販売元:アミューズソフトエンタテインメント |
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