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2006年11月 4日 (土)

映画『16ブロック』

161 ブルース・ウィリスリチャード・ドナー監督と組んだアクション映画の本作。久々の「ダイ・ハード男」の活躍を見てみたく、劇場に向かいました。

ウィリスといえば、やはり「ダイ・ハード」の警部補のイメージが強烈。以前『WTC』の記事でジョン・マクローリン巡査部長をどういうわけか“ジョン・マクレーン”と勘違いを起こしていた私ですが、それも潜在意識のどこかで彼が“生きていた”からなのかもしれません。来年公開予定の『ダイ・ハード4』も楽しみです。

この作品、不運な刑事という役回りがマクレーンと似ています。

164 刑事ジャック(ウィリス)が、2時間後に開かれる法廷で証言台に立つ予定の囚人エディ(モス・デフ)16ブロック(約1.6km)先の裁判所まで護送する任務。15分で終わるはずの仕事が汚職警官の襲撃でどえらいことに!!

酒に依存し、腹も出ている覇気のないジャックの人物背景を把握できないまま話が進行していく。軽快に喋り捲る「微妙な人物像」エディとの会話も噛み合わずに物語が162進展していくので、最初は各キャラに感情移入できず戸惑いました。

しかしこれらはラストに集約される伏線であった!
ウィリスの悲壮感漂う演技はここにあったのかと。

派手な銃撃戦と転がる死体だけのアクション映画になるだろうと思っていましたが、そうではなかった。いい意味で意外な結末を迎えたので、満足度は前半戦と比べて格段に上がり165ました。

ジャックとエディの噛み合わない友情は最後まで続いてしまったのでもう少し掘り下げて見せて欲しかったかと思いますが、ハッピー・エンドには好感がもてます。

あと、バスのシークエンスも良かったですね。

16ブロック DVD 16ブロック

販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2007/02/02
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» 16ブロック [ケントのたそがれ劇場]
★★★☆  シブイ!実に渋い映画だ。『シン・シティー』でもそうだったが、最近のブルース・ウィルスは、もの悲しい刑事役が多いね。そしてそれがとても板に付いていて、自然体で無理がない。  この作品は、ある黒人を抹殺しようとする刑事達と、その黒人を守りながら、仲... [続きを読む]

受信: 2006年11月 5日 (日) 14時52分

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