映画『16ブロック』
ブルース・ウィリスがリチャード・ドナー監督と組んだアクション映画の本作。久々の「ダイ・ハード男」の活躍を見てみたく、劇場に向かいました。
ウィリスといえば、やはり「ダイ・ハード」の警部補のイメージが強烈。以前『WTC』の記事でジョン・マクローリン巡査部長をどういうわけか“ジョン・マクレーン”と勘違いを起こしていた私ですが、それも潜在意識のどこかで彼が“生きていた”からなのかもしれません。来年公開予定の『ダイ・ハード4』も楽しみです。
この作品、不運な刑事という役回りがマクレーンと似ています。
刑事ジャック(ウィリス)が、2時間後に開かれる法廷で証言台に立つ予定の囚人エディ(モス・デフ)を16ブロック(約1.6km)先の裁判所まで護送する任務。15分で終わるはずの仕事が汚職警官の襲撃でどえらいことに!!
酒に依存し、腹も出ている覇気のないジャックの人物背景を把握できないまま話が進行していく。軽快に喋り捲る「微妙な人物像」のエディとの会話も噛み合わずに物語が進展していくので、最初は各キャラに感情移入できず戸惑いました。
しかしこれらはラストに集約される伏線であった!
ウィリスの悲壮感漂う演技はここにあったのかと。
派手な銃撃戦と転がる死体だけのアクション映画になるだろうと思っていましたが、そうではなかった。いい意味で意外な結末を迎えたので、満足度は前半戦と比べて格段に上がりました。
ジャックとエディの噛み合わない友情は最後まで続いてしまったのでもう少し掘り下げて見せて欲しかったかと思いますが、ハッピー・エンドには好感がもてます。
あと、バスのシークエンスも良かったですね。
![]() |
![]() |
16ブロック 販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント |
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 12年ぶりの真実(2024.07.22)
- 映画『ガタカ』(2012.02.20)
- ご無沙汰です(2011.11.22)
- 寝る前にチャック(2011.09.20)
- 映画『世界侵略:ロサンゼルス決戦 BATTLE LOS ANGELS』(2011.09.19)
コメント