映画『グエムル 漢江の怪物』
右の怪物の正体が知りたくて終了間際に観に行った『グエムル』。
この作品ではソウルの中心を流れる韓国の平和の象徴ともいえる漢江(ハンガン)に突如出現します。
この巨大生物は在韓米軍が所有する劇薬「ホルムアルデヒド」が漢江に流れ出た為に小魚が突然変異した物体みたいだ。カバ+イモリ+エイリアンのような造形のクリーチャーを手掛けたのは「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのWETA。気持ち悪いけど走る姿がぎこちなくてちょっと笑える。一匹だけなのでしょうか?
序盤からいきなり登場の怪物は河川敷でくつろいでいた人々を次々と食べはじめ、主要登場人物のパク一家の孫娘ヒョンソ(コ・アソン)が怪物に攫われてしまった事から物語は活況に入ります。
残された父のカンドゥ(ソ・ガンホ)含む4人の家族は政府に強制隔離されますが、死んだと思っていたヒョンソから携帯電話で連絡が入り、愛するヒョンソを助け出す為に武器を手に怪物に立ち向かいます。
なんとも庶民的なパク・ファミリーのドタバタ劇はお笑いのコントのようで、笑えない展開なのに笑かそうとしているので結構イライラします。特にカンドゥなんて、まったく情けない親父で物語の最後まで成長もすることなくボケたまま。故に感情移入などできるわけがないのです。
家族が焦点の為軍隊や警察の活躍は最小限に留めているようですが主要人物がダメダメなので辛いです。
弱き庶民がグエムル(社会という見えない怪物)と闘うという設定はいいと思うんですが、如何せん人物の演出はどうにかならなかったのかと いうのが私の感想です。
一筋縄ではいかないポン・ジュ ノ監督の良くも悪くも韓国産らしい映画でした。怪物のキャラは好きですけどね☆
グエムル-漢江の怪物- スタンダード・エディション 販売元:ハピネット・ピクチャーズ |
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コメント
こんばんは!
文化の違いでなじめないところは、無視!
ゴチャゴチャ考えないで、単なるモンスターパニックとして、見ることができたんですyo。
で、かなり良かったです、この映画。
TB入りませんでしたか?相性悪いかな?
投稿: 猫姫少佐現品限り | 2006年10月25日 (水) 03時48分
猫姫さん、TB送らせていただきました。届いたかな?
あまり考えないほうが楽しめる作品ですね。私なんぞはあのファミリーのコントにどうも馴染めなくて・・。
カバデリアンはまたDVDでじっくりと観てみたいです(笑)
投稿: たまさん(主) | 2006年10月25日 (水) 11時02分
こんにちは。
実はこれ、大好きな作品です。
なんというか、わたしの笑いのツボが世間とずれているのか、”ファミリーのコント”というふうには見えなかったんですよね。愛する人を救うためにほんとうに真剣にがんばって、それでも力が及ばなくて死んでいってしまう非力な一般人、という悲哀を感じて涙が止まりませんでした。
あと、あのモンスターの造形が大好きです!
投稿: 宵乃 | 2010年8月19日 (木) 11時58分
宵乃さんこんにちは。
なるほど~
悲哀に満ちていた作品だったのかもしれません。
ちょっと、忘れていた映画なので、また観ないといけません。
あの怪物の造形は凄かったですよ。
人間が闘うにちょうどよいくらいのサイズで
動きがなぜだか笑える。
カバデリアンです。
投稿: たまさん(主) | 2010年8月19日 (木) 14時05分